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Lossless Scaling でゲームを快適に

2025年02月06日 | デスクトップパソコン
先月末 Nvidia からGeforce RTX5090 と RTX5080 が発売されました。
レビューサイトの情報では RTX5090 は RTX4090 から順当に性能向上が図られたのですが瞬間最大電力は600超えと扱いが難しく RTX5080 にいたっては RTX4080 Super と比べパフォーマンスは微増で全世代の RTX4090 に全く追いつけていないという残念な結果が報告されました。

スペック表とパフォーマンスを比較してみると CUDAコアが増えただけの性能向上で新アーキテクチャの恩恵は皆無といっても差し支えなさそうです。

また今月末に RTX5070Ti と RTX5070 が販売されますが発売日の前日までレビューが解禁されないということはそういうこと(お察し)なのでしょう。
RTX5070Ti を買う気満々で RTX4070TiSuper に手を出さなかったのですが安いうち(13万円以下)に買っておけばよかったとかなり後悔しています。

私の予測では製品ごとの性能は以下のようになると考えています。

RTX5090 >> RTX4090 >> RTX5080 > RTX5070Ti ≒ RTX4080Super > RTX4070TiSuper > RTX5070 ≒ RTX4070Ti > RTX4070Super

NVIDIAの戦略で旧世代の RTX4070 以上の製品は既に生産終了しており出回っている製品は在庫のみなので価格が高騰しています。RTX5000シリーズが残念な感じなので少しでも安く購入できる RTX4000シリーズを購入したくなる気持ちは分かります。

では RTX5000 シリーズを買う意味はないのかと聞かれると新製品に付加価値をつけて差別化を図っているので一概にそうとは言えません。ゲーム用途だけに絞ってみても DLSS4(マルチ フレーム生成と強化されたスーパー解像度 )でのパフォーマンスアップは魅力です。

ただ RTX3000 シリーズ以降のグラボを持っている方は DLSS4 のためだけに高価な RTX5000シリーズを購入するのは少し待った方がよいかも知れません。
今回の主題である Lossless Scaling を使えば、グラボを選ばずアップスケーリングとマルチフレーム生成が可能となります。しかも800円で…



Lossless Scaling は2018年12月28日にリリースされ現在でも頻繁に更新を続けています。昨年までのマルチフレーム生成 LSFG 2.3 では残像やチラツキが気になってあまり使っていませんでした…が今年に入って LSFG 3.0 にバージョンアップされ神アプリに進化しました。

マルチフレーム生成 x2 と x3 の残像感やチラつきが大幅に改善され殆ど気にならなくなりました。これによりゲーミングノートPC(RTX3050 laptop)で AAAタイトルのゲームを高リフレッシュレートで遊べるようになりました。

レスポンス(入力遅延)もFPSゲーマーでなければ気付かないレベルだと思います。
私はノートPCでゲームを遊ぶ場合、無線のゲームパッドを使っているのでそちらの方が入力遅延の方が気になりました。

この Lossless Scaling は Steam で購入可能です。
フリーソフトではありません。現在 800円で販売されています。

https://store.steampowered.com/app/993090/Lossless_Scaling/

以降では簡単な Lossless Scaling の使い方と注意点を記します。


Lossless Scalスクロール使い方


・Lossless Scalingを起動



・フレーム生成を LSFG 3.0 に変更

・挿入するフレーム数をモード X2 ~ X4 で指定(DLSS4相当)
数値を大きくするほどフレームレートが上がりますが残像やちらつきが多くなります。

・画面右側を FPS表示と 使用するGPU が表示されるまでスクロールします。



・FPS表示をオン
ドライバレベルでフレーム生成していないので AfterBurne 等のツールでは正確なフレームレートが表示されません。ここをオンにすることでフレーム生成後の値が画面左上に表示されます。

・PC に 搭載されている GPU を指定します。
CPUにグラフィックス描画機能がある場合フレーム生成にCPU内蔵グラフィックを指定できますが非力な内蔵グラフィックを指定すると逆にフレームレートが落ちカクカクになります。

・スケーリングモードを指定
LS1 を指定することにより GTX1080 や GTX1660 など Tensorコア を内蔵していないGPUでもアップスケーリング(CUDAコアによる演算でDLSS相当を実現)が可能です。ついでにシャープネスもかけられます。

RTX2000以降のGPUを搭載している場合は基本オフで…
ゲーム側でDLSSをオンにした方がCUDAが使われずフレームレートが伸びます。ゲームがDLSSに対応していない場合は NIS を指定して強制的にアップスケーリングさせることも可能です。

・仮想フルスクリーンモードでゲームを起動
Lossless Scaling 唯一の欠点ですがフルスクリーンモードでは使えません。
仮想フルスクリーンモードが指定できない場合ウィンドウモードで使用することになります。

・Lossless Scalingをアクティブにして画面右上の「スケールを開始」タンをクリック
カウントダウンが始まるので5秒以内に起動しているゲームをクリックします。※ゲームをアクティブに状態にする

これで DLSS4 相当の恩恵を受けられます。
使用しているGPUにより設定の最適解は異なるので今回ご紹介した値を色々と変更して試してみてください。ゲーム実行中いつでもスケールを解除、再設定可能です。ゲームを再起動する必要はないので気軽に効果を確認できます。



Lossless Scaling の優れている点は DLSS に対応していないゲームやGPUでも超高解像度とマルチフレーム生成が使用でき大幅なパフォーマンス向上が見込まれます。

ただし良いことばかりではなく欠点も存在します。
本来 DLSS は Tensorコアを用い実現しているので、その演算をCUDAコアに任せることによりGPUの基本性能が低下します。ただし超高解像度やマルチフレーム生成の恩恵の方が勝るためゲームのパフォーマンスが向上します。

・60fps → 40fps(Lossless Scalingの実行によるロスでfpsが低下)→ 80fps(LSFG3.0 x2)→
 120fps(LSFG3.0 x3)

イメージとしてはこんな感じです。
GPUが貧弱だと Lossless Scalingによるロスの方が勝ってしまいあまり効果が期待できません。

Lossless Scaling は RTX2000 や RTX3000シリーズを使っていて現状でゲームパフォーマンスに不満のある方には是非試してみていただきたいアプリです。
このアプリのおかげで暫くはRTX3080で我慢できそうです。グラボの高騰はしばらく続きそうなので買い替えは RTX5070Tiが 15万円を切った時かなと考えています。しばらくは今の環境でゲームを楽しみたいと思います。
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低スペマシンでChromeブラウザのパフォーマンスアップを図る

2025年01月22日 | デスクトップパソコン
遅くなりましたが新年あけましておめでとうございます。
今年も当ブログをよろしくお願いいたします。

本当はもっと早くブログをアップしようと思っていたのですが…
流行のインフルエンザA型にかかり昨日まで寝込んでいました。

その間、低スペックのChromeBookでネットをチェックしていたのですが…
スクショを多く含む重いHP(楽天やPCWatchなど)では読み込みが遅くページを完全に読み込むまではスクロールがガタついてストレスを感じていました。

そこでChromeの試験的な機能を試したところ思いのほかパフォーマンスが上がりストレスが軽減されたのでこの情報をシェアします。

ただしあくまで試験的な機能なので万人にお勧めはしません。スペックの高いPCでは無理にこの機能を有効にする必要はありません。試す場合は自己責任でお願いします。


Chromeの「Search flags」ページにジャンプ


まずはChromeを起動しアドレスバーに「chrome://flags」と入力し「Enter」キーを押下します。するとChromeの「Search flags」ページにジャンプします。


 3つの機能を「Enabled」に設定変更


以下の3つの機能を「Default」から「Enabled」に変更します。



 Chromeを再起動


設定後 Chromeを一旦終了し再度起動します。



これだけです。

これだけでスクロールのガタツキは軽減され(完全には解消されない)レスポンスもよくなります。

この機能は WindowsPCだけではなく ChromeBookや Androidタブレットでも同様の効果が得られます。ただし何度も言うように試験的な機能なので Chromeに不具合が出た場合は元の「Default」に戻してください。

今のところ手持ちのデバイスで異常は確認されず快適さが上がったので暫くこのまま使い続けたいと思います。Chomeの動作が遅くイラっとしている方はこの機能を試す価値はあると思います。
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Windows起動後に画面が暗転する事象について

2024年12月24日 | デスクトップパソコン
今年最後にブログになります。
来年も当ブログをよろしくお願いいたします。

今回の記事は表題にもある通りWindows11起動後に画面が暗転する事象についての解決策の一つをご紹介します。

Windows11 24H2にアップデートした頃からメインPCを起動後 Windowsのロック画面で2~3秒ほど画面がブラックアウトした後、正常な表示に戻りログイン後また1度だけ同じ現象が起こるようになりました。

その後 Windows11は安定するのですがゲーム中ごく稀に画面が暗転する事がありました。Windows起動後はめったに起きないのですがゲーム中に起こるのは大問題です。現象としてはグラボの信号が一瞬途絶えモニタがグラボを見失っているように見受けられました。

Winodws11 24H2は不具合が多いと聞いていたので、これもその一つなんだろうなと思い解決策をググって色々な対処法を試してみたのですが解決せず…

丁度その頃 Nvidiaから GeForce Experienceの後継である NVIDIAアプリが公開されアップグレードしたことを思い出しそれが悪かったのかなぁと調べてみると…



同時期に公開されたグラボのドライバーに画面が暗転する不具合の報告が見受けられたので早速最新のドライバー(566.36)にアップデートしてみたのですが問題は解決しませんでした orz

新しいものがダメなら古いものだ!と NVIDIAアプリはそのままにドライバーだけNVIDIAアプリが公開される前のバージョン(566.03)をクリーンインストールしてみました。



結果画面が暗転することはなくなりました。

このドライバーは以下のサイトからダウンロード可能です。


グラボのドライバーは新しいものほど Windowsやゲームの最適化が図られパフォーマンスアップが見込まれるのですが不具合に合うこともしばしば…最近 Geforceのドライバーでは結構な頻度で不具合に遭遇します。

NVIDIAのドライバーもAMDのグラボのドライバーの事(昔は酷かった)は言えなくなってきていると思います。後1ケ月ほどで新GPUが発表されますが非常に高価になることが予想されるのでこれを機にコスパが良ければ AMDの Radeonに乗り換えるのもありかなと考えるようになりました。

最近は AMDの Ryzenも非常に安定していて IntelCPUの方が問題が多いので
CPUは IntelのCoreシリーズ、グラボは NVIDIAの Geforce RTXシリーズが鉄板という神話は崩れかかってきているのかも知れません。

来年は価格、発熱、消費電力をしっかり見極めコスパの良いグラボを購入したいと思います。
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Outlook(New) と @Niftyについて考える

2024年11月18日 | デスクトップパソコン
今回は先月公開されたOutlook(New)に乗り換えた経緯をお話しします。



今まで PCではMS-Officeに付属していた Outlook2019を使用していました。



特に不満はなかったのですが 10月のWindows11アップデート以降
メールを開きメール内の画像をクリックしてリンク先のHPを見たのち OutLookに戻りキーボードのPageUp・PageDownや矢印キーでメールをスクロールしようとするとOutlookが無反応になり操作できなくなりました。タスクの終了ボタン(✕)も反応しません。



ただ完全なフリーズとは違い他のアプリをアクティブにしたり、デスクトップ内をクリックし一度 Outlookから離れると復帰します。

色々調べたのですが Outlookが完全にフリーズしたり落ちる事例は見つかるものの自分のような不具合の事例と対処方法は見つかりませんでした。おま環(お前の環境のせい)なのかもしれません。

仕方ないので一旦MS-Officeをアンインストール後



マイクロソフトのサイトからMS-Officeをダウンロードし再インストールしました。



でも直りませんでした (´;ω;`)ブワッ

その時に気づいたのですが今までのOutlookはOutlook(classic)になり、ストアアプリとして Outlook(new)が追加されていました。

Office2019は来年(2025年)の10月でサポートが切れるので、この機会に Outlook(new)に乗り換えることにしました。



私の使用しているプロパイダーは @niftyでメールサーバーはPOPになります。IMAP機能は有料プランなので昔ながらのPOPを使用しています。

早速 Outlook(new)のセッティングを始めたのですが…



サーバーに繋がりません orz



すべての設定項目を見直したのですが誤りはなく、Gmailや Hotmailは問題なく繋がります。
色々と調べたところ @niftyのお知らせページに Outlook(new)で認証が通らない事象が発生しているとの記載を見つけました。
2024年11月13日付のお知らせですが、まだ復旧のお知らせはありません。



今後の対策や状況などを @niftyにメールか電話で問い合わせをしようと思ったのですが、お知らせページの下に以下の記載が…



問い合わせは有料って…IMAP機能の件もそうですがプロパイダー契約をして毎月安くはない使用料を支払っているのに、このサポート体制はいかがなものかと思いました。@niftyいつからこんなにサービスが悪くなったのだろう…

色々と考えた結果…
@niftyが Outlook(new)に対応するまでの間以下の方法で対処することにしました。

@niftyのメールをサブアカウントの Gmailに自動転送し Outlook(new)でGmailを閲覧できるようにする。ちょっとモニョリますが暫くの間はこれで運用したいと思います。

まずは@niftyメールのオプションでメール転送機能を有効にし転送先にGmailを設定します。



次にOutlook(new)で Gmailのアカウントを設定…
問題なくメールが受信されることを確認しました。



早速使ってみた感想ですが、OutlookのWEBアプリ版といった感じで Office Online との親和性が良いなと感じました。このあたりは Googleの Gmailとドキュメントおよびスプレッドシート関係性に近いのかもしれません。



操作感は今まで Outlookを使ってきた方であれば、すぐ慣れると思います。
UIが一新されたので最初は戸惑うと思いますが…

また軽くなっているのも好印象で @niftyにつながらない点を除けば不満はありません。

2025年末の Windows大型アップデートで標準のメールとカレンダーが削除される予定なので、それらを使用している方は早めに Outlook(new)に移行した方が良いかもしれません。
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ASUS ROG Strix 有線メカニカルキーボードのレビュー

2024年10月19日 | デスクトップパソコン
半年ほど前にキーボードをASUS製のテンキーレス有線メカニカル(赤軸)キーボード
「ROG Strix Scope NX TKL Moonlight White有線メカニカルRGBゲーミングキーボード」(長いので以降 ROGキーボードと呼称)に買い替えました。
 
 
長年 FILCO の有線無線切り替え式のフルサイズメカニカル(青軸)日本語キーボードを使ってきたのですが、古くなりへたってきた(印刷文字が消えかかりキーがテカってきた)ので買い替えることにしました。

買い替えるのあたり以下のスペックを満たしていることを条件としました。

1.テンキーレス 
2.キースイッチは赤軸もしくは茶軸 
3.キーキャップは2色成形
4.バックライト搭載
5.日本語配列

その内容を順を追ってみていきます。


テンキーレス


今までずっとフルサイズのキーボードを使用してきたのですが…
ExcelやレトロPCのエミュレーターでくらいでしかテンキーは使わないのに机の場所をとるため今回はテンキーレスモデルに決めました。


赤軸もしくは茶軸


青軸のクリック感は抜群に素晴らしいのですが、キー押すのが重くカチッという音が大きいため赤軸か茶軸のどちらかにしようと考えツクモで試し打ちをした結果、赤軸モデルを選びました。銀軸は軽すぎて誤爆するので無しです。


キーキャップは2色成形


これは単純にキーキャップの文字が消えにくいためです。
FILCOも2色成形のキーキャップをパーツとして別売しているのですが、5,980円と中途半端に高く、それならキーボード毎買い替えようとなりました。


フルカラーのバックライトを搭載 


バックライトに関してはゲーミングデバイスとしてカラフルに光らせたいわけではなく室内が暗い状態でもキーを認識しやすくするためです。
2台所有しているノートPCの1台はバックライトを搭載しておらず暗い部屋での作業が困難だったので、この機能も必須としました。


日本語配列


今まで日本語配列のキーボードしか使ってこなかったので英語配列には抵抗があります。キーにかな表記は要らない…むしろ無い方がすっきしますが ROGキーボードにかな無しモデルがなかったので、そこは妥協です。



今回購入したROGキーボードには ブラックとホワイトの2色のモデルが用意されています。
私は見た目がかっこいいという理由でホワイトのモデルを選びました。2000年以前のPCはクリーム色が主体だったのに今や殆どのPCパーツは黒色が主体に…白系の色は黄ばむのが難点ですが、かっこいいのは白系のパーツだと思っています。

ここからは ROGキーボードの開封、外観の確認、バックライトの設定、打ち心地、良かった点と気になった点をまとめて記します。


ROG Strix Scope NX TKL Moonlight White の開封




箱からしてかっこいい。パッケージの写真はなぜか英語配列…
右下の赤いシールに日本語配列と書かれているので、わざわざ日本語配列の写真を使わないのはコスト削減だと考えられます。ホームページにも小さく「日本で発売されるモデルは日本語配列になります」と書かれているだけです。

中箱はシックで良い意味で価格相応といった感じ



キーボード本体は薄いメッシュシートに中に入っていました



内容物はキーボード本体とUSBケーブル(USB 2.0 TYPE A to TYPE C)
USBケーブルはメッシュで質感は高め



裏側はこんな感じ
赤枠のUSB TYPE Cポートは本体の内側に奥まっていてケーブルを左右に逃がすことができる構造になっているためケーブルが根元から折れる心配はなさそうです…よく考えられていますね。


バックライトの設定


PCに接続して電源を入れるとバックライトが白く発光します。


このバックライトはツール( Armoury Crate )で制御可能です。


ライティングの基本エフェクトは10種類+詳細設定(Aura Syne)の計11種類用意されています。各エフェクト毎に色や明るさの調整も可能です。Armoury Crate のダウンロードは以下のアドレスをご参照してください。


試しに基本エフェクトのレインボーを選択してみると



こんな感じに光りが左から右へ流れます。



デモンストレーション用途には良いですが実用的ではないですね(汗
そのほかにも色々なパターンで光らせることができ Armoury Crateのバージョンが上がるたびに基本エフェクトが増えています。

実使用でどのように光らせるか考えたのですが…
常時点灯が最も見やすく、そのベースの色は白 緑 水色が良さそうです。
赤や黄色は目に優しくなく青は暗いのでグレーのキーの文字が見にくく感じます。

このキーボード、基本のキーは白色で特殊キーはグレーになっています。
白色のキーは暗い色が合っていて青や緑を暗く光らせるのが最も見やすく、グレーのキーは明るい色があっていて暗い色やライティングを消すと見えづらくなります。グレーのキーは消灯するとホント見えないです。

そういった経緯から、バックライトを常時点灯しキー毎に色を割り当てるのが一番良いと感じました。そこで使用するツールは Aura Creator …ASUS製品のあらゆるパーツのライティングを制御できるアプリです。ダウンロードサイトは以下のアドレスをご参照ください。


同じ色で光らせたいキーを選択し光り方と色を設定し「レイヤーに設定」ボタンで登録します。これを繰り返し任意のキーを好きなライティングにカスタマイズ可能です。

グレーのキーを緑で指定して

 

メインのキーは光らせない



その他 ファンクションキーは青で ESCとWinキーは白といった感じで登録してみました。
いい感じです。



ここで一つ問題が…
利用可能なデバイスにROGキーボードの日本語配列が見当たりません。

試しにAura Creatorで全ての文字を緑色で指定して適用してみると…



赤枠で囲った文字が光りません。
日本語配列に比べ英語配列の方がキーが少ないので Aura Creator ではこの4つのキーを光らせることができなさそうです。

色々と調べてみたのですが解決方法が見つからなかったので、ASUSのサポートに現状を記したメールを送りました。朝方にメールを送信したのですが、その日の内に返信がきたのにはビックリです。さすが天下の ASUS 仕事が早い!

返信の内容は、Aura Creator に ROGキーボードの日本語レイアウトを追加する予定は無いとのこと…対応の検討もして貰えないのは残念です。


ROG Strix Scope NX TKL Moonlight White の打ち心地


はっきり言って最高です。キーは重くもなく軽くもなく丁度良い感じです。
青軸だと打っている途中で疲れてくるので…
また左下の Ctrl キーが長くショートカットの操作で誤爆することがなくなりました。
左下にFnキーは要りません。ファンクションキーのF5からF12まではFnキーと併用になっていますが、Fn+Ins でファンクションキーをロックできるの問題なしです。

打鍵音は他社製品と比べると大き目です。
ベースがしっかりとしたアルミ製の板で打鍵音が響くためだと考えられます。気になる方は「メカニカル静音リング」を別途購入した方が良いかも知れません。


まとめ


これは良い買い物でした。最後に良かった点と残念に感じた点をまとめます。

良かった点

・打鍵感がいい
・キーは2色形成で高耐久
・テンキーが無いので場所を取らない
・ベースプレートがアルミ板でヘアライン加工されていてかっこいい
・付属のUSBケーブルがしっかりしている
・安心のASUS製品のサポート

残念に感じた点

・バックライト消灯時グレーのキーの文字がほとんど見えない
・キー個別のバックライトが日本語配列に対応していない
・キーの打撃音が大きく強く叩くと青軸と変わらない

 
今日と明日(2024年10月19・20日)は Amazaonプライム感謝祭で 15%オフの 14,636 円(税込み)で購入可能です。通常でも1.6万円ほどで買えるので非常にコスパが良くお勧めの一品です!!
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ZOTAC GAMING GeForce RTX 3080 Trinity を冷やす Ver 2.0

2024年08月20日 | デスクトップパソコン
4月のブログ でグラボ(ZOTAC GAMING GeForce RTX3080)のサーマルパッドを交換し、その効果を記事にしたのですが、PCが設置されている部屋のエアコンの調子が悪く使えないため(室温31℃)グラボの温度も急上昇!Power Limit をかけないとホットスポットの温度が100℃を超えるようになりました。

前回測定したのは肌寒い4月の上旬…
しかも天気が悪く室温は15℃を少し上回る程度だったので今回との温度差は+15℃ それに応じてPCパーツの温度も上がるため何らかの熱対策が必要となりました。

また CPUもRyzen9 3900x から Ryzen9 5950x にアップグレードしたことにより消費電力が上がっているため気温以上にグラボの温度も上昇しているのだと考えられます。アツアツです。

CPUのようにグラボも電圧を下げて対処したいのですが、MSI AfterBurner では電圧を上げることはできても下げることができません。そこで考え付いたのが PowerLimit を下げ動作クロックを上げる方法です。

そうすることで PowerLimitで性能低下する分を補おうという考えです。
ただ色々と設定をいじって試したところ グラボのクロックは +100MHz以上を設定しても 高付加時は100MHz以上に上がらないということが分かりました。

今回は FFIX 黄金のレガシー ベンチマークを用いワットパフォーマンスがよく ホットスポットが 95℃を超えない設定を模索しました。


 PowerLimit 100% GPUファンスピード 100%




GPUの温度は80℃、ホットスポットは100℃超え
ファンは爆音(3,146 RPM)で常用は難しいと感じました。
消費電力は驚異の 323.93w を記録…恐ろしい


 PowerLimit 90% GPUファンスピード 90%




GPUの温度は77℃、ホットスポットは100℃弱
ファンの風切り音はやはり煩く(3,110 RPM)で常用は厳しいと感じました。
消費電力は 298.41w とフルパワーよりはマシな感じ
スコアは若干下がりましたが誤差レベルで電力は 35w下がりました。


 PowerLimit 80% GPUファンスピード 83%




GPUの温度は75℃、ホットスポットは97℃
ファンは煩いと感じるレベル(2,457 RPM)ですがギリ常用できそう
消費電力は 271.58w とかなり消費電力が下がってきました。
スコアが 10,700を切りましたが極端な性能低下は起こっていません


 PowerLimit 70% GPUファンスピード Auto(70%以上)
 GPU +100Mz VRAM +200MHz




GPUの温度は70℃、ホットスポットは 95℃以下
ファンの音は気にはなります(2,235 RPM)が常用可能だと感じました。
消費電力は 240.80w フルパワーから 85w近く下がりました。
スコアはPowerLimit 80%と誤差レベル


 PowerLimit 70% GPUファンスピード Auto(70%以上)




GPUの温度は71℃、ホットスポットは95℃以下
ファンの音は気にはなります(2,235 RPM)が常用可能だと感じました。
消費電力は233.63w PowerLimit 70%でオーバークロックした時より7w下がりましたが…
それ以上にベンチマークのスコアが低下しました。


 PowerLimit 65% GPUファンスピード Auto(70%以下)
 GPU +100Mz VRAM +200MHz




GPUの温度は 72℃、ホットスポットは 90℃以上
ファンの音はあまり気にならず(1,734 RPM)常用可能だと感じました。
GPU温度が少し高めなのは AUTO設定でファンのスピードが抑えられたためです。
消費電力は227.18w PowerLimit 70%の時より6w下がりましたが…
その分ベンチマークのスコアが低下しました。


 まとめ


ここまでの内容をグラフにまとめてみました。
PowerLimit 65%+ と 70%+ はオーバークロックした状態(GPU +100MHz:VRAM +200MHz)で計測しています。またベンチマークはスコアの差が小さいので、10,000ポイント以上の値をグラフ化しています。



消費電力は フルパワーから PowerLimit 70%+ まで順当に下がり 70%以下になると電力低下が鈍化します。

ベンチマーク中 GPUの動作クロックを見ていたのですが、電力低下と共にクロックも低下していることが見て取れました。フルパワーでは1,815MHz以上 だったクロックが PowerLimit 65%+ では 1,560HMzまで落ちました。

ただ不思議なのは FFIXベンチマークのスコアの差は 1%程度しかありません。
今 遊んでいる PSO2ngs では PowerLimit 65%+ に設定するとフルパワー時より 10fps以上フレームレートが落ち込みます。ゲームによっては今回の FFIXベンチより大きな差が出ることが予測されます。

今回の検証で一番ワットパフォーマンスが良かったのは PowerLimit 70%+ と言えそうです。



上図のように AfterBurner で PowerLimit 70%+ を設定しゲーム(PSO2ngs)をプレイしてみましたが、4K解像度でも高いパフォーマンスを維持しつつ電力を 85w削減してファンの音も静かになる。まさにいい所取りができました。

これから夏も終わり涼しくなっていくので…
その時が来たら容赦なく RTX3080 をフルパワーで使いたい倒しますw

年末から来年の年始に駆け RTX5080 が発売されるとのことですが高いだろうな…
余裕で20万円超えてきそう。その時に見切り品で RTX4080 Super や RTX4070Ti Superが安く売り出されたら買うことにしよう。
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東方弾幕シューティング

2024年07月23日 | デスクトップパソコン
先週、ハードオフ尾西店で面白いものを見付けたので買ってきました。
 
 
・東方風神録 2007年 WindowsXP/2000 対応 550円(税込み)
・東方地霊殿 2008年 WindowsXP/2000 対応 550円(税込み)
・東方星蓮船 2009年 WindowsXP/2000 対応 550円(税込み)
・東方神霊廟 2011年 Windows7/Vista/XP 対応 550円(税込み)
 
合計 2,200円(税込み)

WindowsXP 時代のアプリなので、WIndows11で動作するかは怪しいですが安かったので最悪、仮想環境上のWIndowsXPで動かせばいいかなと思い購入しました。東方同人弾幕シューティングゲームは毎年出ているので多数ある内の4本ですが1本550円で買えればありかな



動作に関しては結果からいうと全てのアプリのインストール自体は問題なかったのですが、最も新しい東方神霊廟以外実行時にエラーを吐いて動きませんでした。

エラーの内容は th1x.dat にアクセスする権限がないとの事…
 ※ xは製品のバージョンで今回購入したものは古い順に  10~13でした。

XP時代のアプリはインストーラーすらが立ち上がらないものがあるのでまだマシな方です。取り合えず、アプリの上で右クリックしてプロパティーを選択
互換性タブをクリックした後、互換モードを「Windows XP(Servics pack3)」選択して適用…



全てのゲームに同様の設定を施し念のため Windows11 を再起動
そしてゲームを実行…ん??(´・ω・) 何事も動作しました。拍子抜けです。

Direct X9 も併せてインストールすることになるため、ゲームパッドも Xinput で正しく認識し問題なく使えることを確認しました。


 東方風神録






 東方地霊殿






 東方星蓮船







 東方神霊廟








解像度は 640x480dpi で PC-9821相当と荒いにも関わらず見せ方が秀逸で非常に美しく見えます。シナリオや音楽のテンポもよく楽しく遊ぶことができました。またシリーズを追う毎にキャラも増え霊夢と魔理沙もブラッシュアップされ可愛くなっていますw

今回購入した作品は steamで販売されていて、現在のPCでも問題なく動作するようになっています。ただ 1,500円を超えるため少し割高感があります。
キャンペーンで安くなることはないのかなぁ…

弾幕シューティングは苦手なのに、買い揃えたくなってきました。
その前にシューティングゲームの腕を上げておきたいと思います。
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Socket AM4 最強CPU Ryzen9 5950x を購入(後編)

2024年06月15日 | デスクトップパソコン
後編では Ryzen9 5950x が使い物になるようになったので…
UEFI(以下 BIOSと呼称)でCPUの電圧やメモリ速度など各種設定を詰めて、ベンチをとったり実ゲームで体感できたことを書いていきます。

まずはCMOSクリアしてBIOSの初期値を確認



CPUの電圧…たっか! 1.472v って
ハズレCPUでもBIOSを安定起動させるためなのか…
それにしても電圧盛り過ぎです。

BIOSを初期化すると何故か無効化される SVM を enable に変更し再起動したところ電圧周りは触っていないのにCPUの電圧が 1.42v に下がりました。交換したCPUに最適化されたのでしょうか…謎です。それでも、まだ高い。


 BIOSの設定 ※CPUとメモリ周り


CPUは長持ちさせたいので Vcore は1.4vを切りたい、でも高クロックで動作させたい。DRAMは劣化しづらいので寿命を気にせずできるだけ高周波数で動かしたい…というわけで BIOSを以下のように設定しました。

・CPU:Vcoreを -0.0625 オフセットし PBO2(自動オーバークロック )を有効化
・メモリ:DDR4-2400(CL 17-17-18-40 1T 1.20v)16GBx2枚のメモリを
   3200MHz(CL 18-20-20-42 1T 1.30v)へオーバークロック



この設定で Windows11が正常に起動し各種ベンチマークが完走することを確認しました。

CPUの電圧はこれ以上オフセット値をマイナスにすると動作はするのですがベンチマークのスコアが下がります。電圧低下と共に高負荷時の動作クロック下がるのでマザーボードが自動調整しているようです。

手動で1コアずつ限界を探りながら倍率を設定すれば最適化できるのですが面倒なのでそこまではやりません。DRAMは 3200MHz CL値 18-20-20-42 1T でド安定、CPUを交換してから落ちていないので、このままの設定で問題なさそうです。





Ryzen9 5950x に換装後いくつかベンチマークを試しましたが…型落ちCPUのため沢山ののレビューが上がっているので、ここでは軽く紹介するだけに留めします。このブログでは Ryzen9 3900x(以下 3900xと記述) から Ryzen9 5950x(以下 5950xと記述)に乗り換えたことで、どのような恩恵に預かれたかにフォーカスを絞ってレビューします。

AM5 に乗り換えず AM4 のままで良かったのか、やはり最新の AM5 に乗り換えた方がよかったのか、そこがキモだと感じています。


 Hyper Pi シングルスレッドのみ測定


・Ryzen9 3900x DDR4-2933



・Ryzen9 5950x DDR4-3200



凄くレトロなベンチマークでシングルスレッドの純粋な計算能力を測るために使用しています。このテストでは円周率100万桁の計算を何秒で終わらせることができるかを測定しています。

測定結果は 9.380秒 → 7.887秒 に 1.49秒(8.4%)の速度向上が確認できました。この時のCPUクロックは 3900x は 4.5GHz、5950x は 5GHz だったので、ほぼ動作クロックの差であること分かります。


 CINEBENCH R15


・Ryzen9 3900x DDR4-2933



・Ryzen9 5950x DDR4-3200



シネベンチのバージョンが古いのは、以前測定した結果をそのままつかっているためです。

・シングルスレッドは 206cb → 259cb に 53ポイント(20%)の向上
・マルチスレッドは 3184cb → 4558cb に 1374ポイント(43%)の向上

マルチスレッドが大きく伸びているように見えますが、そもそも 3900x (12コア)と 5950x(16コア)ではコア数が違うので大きな差が出て当然です。注目すべきはシングルスレッドで 1世代新しくなったことにより20%の速度向上を果たしているところです。メモリの転送速度も上げられたので、それも功をそうしていると思われます。

シネベンチ実行中のCPUのクロックはマルチスレッドで…
3900x は 4.125GHz、5950x は 4.525GHz だったので 400MHz(9%)速くなっています。CPUのクロック以上にスコアが伸びていることから、しっかりとIPCが向上していることが分かります。
 


ただし消費電力も166w としっかり上がっています。
電圧を下げてこの値なので、デフォルト値の電圧では更に高くなると考えられます。とはいえ、高負荷が続いてもCPUは 80℃は超えない(280mmの簡易水冷)ので安心して使うことができます。

インテルの最新世代 Corei9 14900K だと 消費電力は250wを超え 360mmの簡易水冷以上でないと常用するのは難しいようなので、それと比べると非常に扱い易いCPUだと言えます。

続いてゲームのベンチマークと今遊んでいるタイトル PSO2ngs についてみていきます。測定は4K解像度の最高品質で測定しています。


 FINAL FANTASY IV 漆黒のヴィランズ


・Ryzen9 3900x DDR4-2933



・Ryzen9 5950x DDR4-3200



測定結果は 14,004 → 14,559 (4%)の速度向上が確認できました。
4K解像度だとグラボの性能がボトルネックになるので、4%も向上すれば十分です。


 FINAL FANTASY XV BENCHMARK


・Ryzen9 3900x DDR4-2933



・Ryzen9 5950x DDR4-3200



測定結果は 7,802 → 7,795 ほぼ誤差です。
スコアは伸びませんでしたが 3900xではベンチ実行中にカクつくことがあった(特に最初のドライブ中)のですが 5950xでは全くそのようなことはなくヌルヌル動いていました。
スコアが伸びなかったのは重い FFIVベンチではグラボ(RTX3080)の性能がボトルネックになりCPUの性能に左右されなかったと考えられます。


 Forza Horizon 4 


・Ryzen9 3900x DDR4-2933



・Ryzen9 5950x DDR4-3200



測定結果は 116 FPS → 130 FPS(12%)の速度向上が確認できました。
このタイトルでは結構な差が出ました。
軽めのゲームになるほどスコアの伸びが顕著になるようです。


 Phantasy Star Online 2 ngs ver.2


このゲームが本命です。

キャラクリ以外、適切なベンチマークがないので実際に遊んでみた感想を述べます。


全体的に10 FPS~30FPS ほどフレームレートが向上しました。
混み合っているシティやPSEバースト時、ギリギリ60FPSを切らなかったのが常に75FPS以上をキープし平時は100~130 FPS以上出るようになりました。

オンラインゲームはネットの回線速度が追い付かないと一瞬カクつくことがあり、それは PSO2ngsでも同じです。カクついたなと感じてもFPSを確認するとしっかり100 FPS以上出ていたりします。



このゲームCPUをしっかり使っています。常に8コアを使用しているのは素晴らしい。しかしCPU全体としては22%しか使っておらず余裕です。ちなみにタスクマネージャーのコアの速度はあてになりません。実際には使用されているコアのクロックは 3.6~5.1GHzで変動しています。


 総括


今回のCPUバージョンアップは…大変なこともありましたが結果大満足です。

3900x はシングルスレッドの弱さからゲームではどうしても、モタツクことがありそれに不満を感じていました。今回 5950xに載せ替えたことでそれらの不満を解消できました。ベンチマークでは最新世代のCPU(7950x)に太刀打ちできませんが今これ以上高性能なCPUにしてもパワーを持て余すだけで勿体ないように感じます。

そもそも 5950xは16コア32スレッドもあり最高クロックは5.0GHzと十分に速く、その割に消費電力は抑えられているのでワットパフォーマンスは非常に優れています。熱的にも扱い易く価格もこなれている(じゃんぱらなら5.7万円 )ので今買うのもアリだと思います。

ソケットAM5はAM4の製品と比べると、マザーボード、DDR5メモリはまだまだ高価です。これからCPUにもAI機能(NPU)が盛り込まれていくことを考えると今はソケットAM4で乗り切り、AI機能が一般的に広く使われるようになってきたら最新のハードウェアに買い替えるのが得策だと考えています。
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Socket AM4 最強CPU Ryzen9 5950x を購入(中編)

2024年05月31日 | デスクトップパソコン
前回に引き続き Ryzen9 5950x の導入をお話になります。

マザーボードのBIOSは Ryzen9 59xx シリーズに対応しているバージョンだったので CPUを Ryzen9 3900x から Ryzen9 5950 に乗せ換えるだけで簡単だと思っていたのですが…

まずは、CPU換装後マザーボードのCMOSクリアして起動

簡易水冷なので CPUファンを使用していないため警告音がなりますが BIOSは無事起動しました。CPUファンモニターを無視にして再起動

Windows11の起動に移りますが、まさかのフリーズ  (;´・ω・) エッ
何度やっても起動時のクルクルから先に進めません。マジかー

BIOSで固まることはなかったので、ハードの設定を見直し動作確認しました。初期値で動作しないのは明らかにおかしいのですが…



試した内容は以下の通りです。

1.BIOS を最新の状態にアップデートし、CMOS クリア
  ・Windows11起動時にフリーズ
2.DRAMの周波数やCL値、電圧の設定を手動で定格に設定
  ・Windows11起動時にフリーズもしくは起動後暫くするとフリーズ
3.PBOの無効
  ・Windows11起動時にフリーズもしくは起動後暫くするとフリーズ
4.Vcoreの電圧のオフセット値を +0.05 に設定
  ・Windows11起動後、暫くするとフリーズ
5.Windows11の電源オプションの変更からPCI Express のリンク状態の電源管理をオフ
  ・Windows11起動後、暫くするとフリーズ
6.Vcoreの電圧を手動で 1.35v に固定
  ・Windows11起動、その後も落ちなかった。
  ※この段階では長時間動作させた訳ではないので何ともいえない



アイドル状態や軽い負荷で動作クロックと電圧が下がっている時にフリーズするので電圧を固定すれば動作しました。CPUの電圧制御がおかしいか、はずれCPUで低電圧だと不安定になるのか、これ以上試しても無駄だと思い購入した、じゃんぱら大須店にメールで問い合わせしました。メールの返信まで何日か掛かるだろうとと思っていたのですが、なんとその日に返信がありました。

その内容は、まずは購入したCPUの動作確認するので直接店舗に物を届けるか着払いで郵送してくださいとのことでした。まぁ店側での確認は当たり前ですよね。

問題があれば他店舗から同じCPUを取り寄せ交換してもらえるとのことでした。ただしCPUの取り寄せには2日かかると記されていました。
幸い?仕事の都合上3日後に店舗に出向くことが可能だったので、その旨のメールを送り3日後の朝一に、じゃんぱら大須店まで行ってきました。

担当者にその場て確認してもらったところ店側が用意している環境では問題なく動作していると説明を受けたので、マザーボードのメーカー名とWindows動作時にVcoreに何ボルトかかっているのか尋ねたところ検証に使用しているマザーボードはASUS製で Vcoreには1.4vかかっていると言われました。

自分の環境も同じASUS製のマザーボードで Vcoreを1.35vに固定すれば動作したので再度、動作が不安定になる状況を説明したところ取り寄せてもらったCPUに交換していただけました。



じゃんぱら大須店とても丁寧な接客で好印象でした。



メインのデスクトップPCがいつまでも使えないのは問題なので帰宅してすぐ動作を行いました。
交換してもらったCPUでも不具合が直らなければ自分の環境が悪いんだろうなぁと不安に思っていたところ…

BIOSが初期設定のままでも Windows11は正常に起動しフリーズすることはなくなりました。それどころか今まで 2933MHzまでしか動作しなかった DRAMが 3200MHzでも問題なく安定動作することが分かりました。

調子にのってDRAMの設定を 3600MHzにして再起動したところマザーボードの警告音(Beep音)がなりBIOS画面までたどり着けなくなりました。速攻で CMOSをクリアを行いBIOSの設定を元に戻し無事 Windows11が起動することを確認しました。

やはり前のCPUはハズレ個体だったようです。CPU交換後、動作は非常に安定しておりフリーズすることはなくなりました。しかしここで問題発生!



何度もWindowsをフリーズさせ、BIOSを更新しCPUを載せ替えたことで Windows11proのライセンス認証が切れました。(;´・ω・) マジ⁉
マイクロソフトに電話をしたところ機械音声で散々たらい回しにされ、ようやく担当者に電話がつながったと思ったら…

Windows7・Windows8から無料で Windows11にアップデートして使っていた場合、昨年の10月から一度ライセンス認証が切れると Windows7・Windows8のライセンスキーでは Windows11は認証されなくなったと言われました。

えっ…初耳です。担当者にどうにもしようがないと言われたので Windows11を買い直すことになりました。今まで使ってきた Windows11は pro版… Homeでも困るような使い方はしていないのでグレードを落としてもよかったですが、そうすると Windows11 Homeを再インストールする必要があり、それは避けたかったので、結局 Windows11proのライセンスを購入しました。

Window11proの正規品は 2.5万円もする…
背に腹はかえられません。CPUと合わせると 9万円、高い授業料になりました。



紆余曲折はありましたが、これでようやくメインのデスクトップPCを使えるようになりました。
次回 Ryzen9 3900x から Ryzen9 5950x に交換してその効果や使い心地はどうなったかを語りたいと思います。
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Socket AM4 最強CPU Ryzen9 5950x を購入(前編)

2024年05月28日 | デスクトップパソコン
最近ゲーム(PSO2ngs)を4K解像度で遊んでいる時、最低フレームレートが 70fpsを切ることが散見されたのでシステムを見直し何がボトルネックになっているのかを調べました。

オブジェクトが少なく移動していないときは 150fps以上でていてGPU使用率は100%に張り付いています。オブジェクトや人が多い町や PSEバースト時に70fpsを切る場面が多く、その時 GPU使用率が少し落ちてCPU使用率が高くなっていたのでボトルネックはCPUだと考えました。

CPU使用率が高くなったといっても、コア数モリモリ(12コア / 24スレッド)の Ryzen9 3900x では ゲーム実行時、CPU使用率は50%も行きません。
タスクマネージャで確認したところ、12スレッドが使用され Precision Boost Overdrive(PBO) が働き動作周波数は 4.15Ghz まで引き上げられていました。



CPUを最新のRyzen9 7900x(Zen4)に変えようとすると、ソケットが変わりメモリの規格も変わるため、マザーボードとメモリの交換も必要になります。
また Ryzen9 7xxxシリーズは Intelの最新世代のCPUとガチバトルしているので PBOが働く際、動作クロックは5Ghzを軽く超え消費電力は、最大 230wにもなります。

もちろんアツアツなので、360mmの簡易水冷が必要となり、現在の280mm簡易水冷では冷却不足になることが想像できます。私が使用しているケースは 360mmのラジエーターは入らないので、ケースと簡易水冷も買い替えになりコスパ悪すぎです。

ryzen9 7900x にする場合、CPU 7万、メモリ(32GBx2) 2万、マザー  2.5万、360mm簡易水冷 1.5万、ケース 1.5万…トータル 14.5万円
Ryzen9 7950x にする場合、さらに 1.5万ほど余分にかかり 16万円の出費になる計算です。

(´ε`;) ウーン…無理



という訳で CPUはコスパと性能を天分にかけ、Ryzen9 5950xを購入することにしました。これなら他に買い替えるパーツはありません。今回はじゃんぱら大須店で 箱付きの中古品を 6.5万円で購入しました。今確認したら5.8万円にに値下げされてました orz

まぁ 発売当初(3年半前)は 10万円だったので…(ry 

今のCPUは昔と違い無理なオーバークロックやハイエンドなグラボと違いマイニングやAIでシバキ倒されている可能性が低いので中古で十分と判断しました。ツクモやパソコン工房、ドスパラなどの実店舗を回ってみたのですが、カタログ落ちしたのか新品は売っていなかったというのもあります。



Ryzen9 5950xの箱は…中身はスカスカでチープです。 
Ryzen9 3900xの箱はリテールクーラーが入っているので大きく重いです。



CPUを取り換えた環境は以下のようになりました。

Case : CORSAIR Carbide 500R (20cmFANx1機+14cmFANx2機+12cmFANx2機)
MB : ASUS PRIME X570-PRO/CSM UEFI ver.5103
CPU : Ryzen9 5950X(16コア/32スレッド 3.4GHz - 4.9GHz )
Cooler:簡易水冷(CORSAIR H110i:280mm×140mmラジエーター)
MEM : 32GB(DDR4-3200 SDRAM 16GBx2枚・CL 18-20-20-42-1T 1.30v)
GPU : Geforce RTX 3080 10GB(ZOTAC GAMING GeForce RTX 3080 Trinity)
SSD1: 1TB (NVMe Gen3:SK hynix SHGP31-1000GM)
SSD2: 1TB (SATA3:SanDisk SDSSDH3-1T00-G25)
HDD1 : 2TB(SATA3:WD20EZRX)
HDD2 : 3TB(SATA3:WD30EZRX)
HDD3 : 8TB(SATA3:ST8000DM004)
DVD : Blu-ray Drive(LG HL-DT-ST BD BH16NS48 SATA)
電源 : 800W定格(ENERMAX 80PlusGOLD ATX)
etc   : CardReader(3.5inchベイ内臓)
OS  :Windows11 Professional(64Bit版)

浮いたお金で DDR4-3600 32GBx2枚を買い足そうか考え中です。



今回はここまで…続きは次回のブログで導入時の苦労話をしたいと思います。
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