CBRで風になる~♪

趣味のバイクやPCの事を主体に書いて行きます♪
月に1度以上ブログの更新を目指しています!

21.5インチFHD液晶 LCD-MF224EDB のレビュー

2021年10月02日 | レトロパソコン
今までメインのデスクトップPCのサブディスプレイとして、またレトロPCのディスプレイとして活躍してきた、22インチ液晶(I-O DATA LCD-AD221XB)の前面スイッチが機能しなくなり使い物にならなくなりました。この症状はこのモデルの持病の様で、他にも同一の現象が合われた方がいるようです。

この液晶、解像度が 1680x1050dpi と画面比率が16:10でレトロPCの画面比率と同じだったので重宝していました。同じ製品をヤクオフで落札しようかと考えたのですが、10年以上前の製品で持病を抱えているのであれば今は正常の動作していても、いずれは同様の故障にあう可能性は高そうです。

21~24インチFHD液晶も安くなった(1万円代で購入可能)ので買い替えることにしたのですが…レトロPCの解像度 640x400dpi(水平走査周波数 24.8kHz)に正式対応する現行モデルの液晶は少なく、ほぼ I-O DATA 一択です。高解像度の液晶ではアナログ端子はなく、DisplayPortやHDMI端子しかないモデルも増えてきています。


色々と考えググった結果、壊れた液晶の代替品に選んだのは、IPS FHD 21.5インチ液晶の LCD-MF224EDB にしました。しかし、このモデルは型落ち製品のため、新品はベゼルが白色のモデル(Amazonで14,800円)しかありませんでした。黒色のモデルが欲しかったので状態の良い中古品を11,800円(税込み)で購入しました。今(2021年10月1日現在)は新品が復活しているようですが、16,747円(税込み)と少しお高めです。
  
 
Amazonのレビューを参考に中古品を購入したのですが、レビュー通り未使用の様な状態の良い商品が届きました。元箱に直接配送伝票が貼られ送られた来たので、箱はボロボロでしたが(汗)

実はこのモデルの後継機種(EX-LDH221DB)が出ているのですが、最初からドット抜けあったり、使っているとドット抜けが増えるというレビューが多数あったので、あえて型落ち品を選ぶことにしました。

 
外観は全く変わらないので、液晶が安価なパネルに変わった?のかも知れません。LCD-MF224EDBのレビューではドット抜けの話は全く出ていなかったので…


このシンプルなデザインは自分好みです。ただしメニュー操作をするボタン類がベゼルの右下にあるため手探りで操作を行わなくではならず使い辛く感じました。ベゼルレスモデルではないので、ボタン類は前に付いていて欲しかったところです。

またメニュー操作も煩雑で映像入力端子の切り替えも、「メニューボタン」→「入力切替ボタン」→「入力を切り変え先」を選び、確定するといった感じで非常に面倒です。


さらにHDMI端子だけが左側にあるという謎仕様です。スピーカーは要らないので下に配置して欲しかった。安価なHDMIケーブルは太いので端子に無理が掛かる上、前から見ると右側からケーブルが生えているのが丸見えで非常に見栄えが悪いです。私は細いHDMIケーブルと標準の太さのHDMIの間に中継アダプターをかませケーブルが見えないよう工夫しました。


台座は標準的な大きさで、前側にスマホなどが置ける溝があります。
このモデルは上下の調整機構がないので、VESA規格(100 x 100 mm)の汎用スタンドを買おうか検討中です。


PC-9821ap2の画面出力を試してみました。良い感じに表示されましたが、画面設定を自動調整にしておくと、PC-88版のYs2のオープニングの様な表示領域が可変するソフトの場合、次の画面に映るたびに自動調整が入り表示がズレます。手動で設定して置けばズレなくなるようです。

但し、VGA切替器などで接続機器を切り替える場合(私の環境の場合、PC-8801mkIIFRPC-9821Ap2PC-9821Cx)機器を切り替えるたびに自動調整が入り、やはり画面表示がズレてしまいます。いろいろ試しましたが、接続されている機器の入力周波数で設定を管理しているらしく如何しようもありませんでした。全機種  水平周波数24.8kHz に設定しているのですが、小数点以下の値で微妙に垂直、水平周波数に差異があるようです。

PC-9821シリーズなら 水平周波数31kHz に対応しているので、それで良くね?と思われた方は鋭い…ですが、そのモードではなぜか 640x480dpi(31kHz)ではなく 700x400dpi(32kHz)と訳の分からない解像度で認識され自動調整が入るので表示領域を上手く調整できませんでした。よく遊んでいるレトロPCは PC-9821Ap2なので、その機種の表示設定(水平周波数24.8kHz)で固定し、機器を切り替えた時は都度手動で設定することにしました。地味に面倒です。

とはいえ、壊れたディスプレイはTN液晶、今回購入した製品はIPS液晶なので画面の綺麗さは一目瞭然です。またサイズが少し小さくなったので、画面の粗さが緩和され見やすくなりました。

あとはメインディスプレイとして、27インチ 4K 144Hz対応のゲーミングモニターが欲しいのですが…種類があまり選べず 10万円以上とお高いので暫くはお和付けですね。
コメント

PC-9821Do+化 計画

2021年02月19日 | レトロパソコン
久しぶりにレトロPCの話題を取り上げていきたいと思います。
NECは1989年にPC-98シリーズとPC88シリーズの両ソフトが動作するハイブリッドモデルとして PC-98Doを発売しました。

しかしPC-9801としてはVM2(V30 16Bit/10MHz)相当の性能で、当時の最新鋭機であったPC-9801RA(80386DX 32Bit/16MHz)と比べ、かなり見劣りするものでした。PC-8801としてはMH(Z80C 8Bit/8MHz)相当でサウンドボード2を搭載しておらず、88シリーズ用の拡張バスも搭載していなかったため拡張性に乏しく中途半端感が否めない機種となってしまいました。

翌年、若干CPU性能の底上げをはかり(V33 16Bit/16MHz)、サウンドボード2を搭載したPC-98Do+を発表したのですが、完全に時代遅れな機種となってしまい PC-98、PC-88、双方のユーザーから敬遠され、あまり普及しませんでした。

しかし現在オークションでは PC-98Doシリーズの完動品は高額で取引され、安価なものはコンデションが悪いものしか見当たりません。そこで現在所有しているPC-9821Ap2(A-Mate)上で動作するPC-88のエミュレーターを使って高性能な PC-98Do+ を実現しようと考えました。名付けて 「PC-9821Do+ 作成プロジェクト」とします(笑)

PC-9821Do+化に向けて、必要なもの、下準備の手順、エミュレーターの実行方法を各カテゴリーに分けてご紹介します。

 必要とするハードウェアとソフトウェア

・PC-98用 PC-8801mkIISR エミュレーター
 エミュレーターは ぶるー牧場 様のサイトからダウンロードさせていただきました。



・PC-8801mk II SR以降のモデル
 ※5インチ2HD 搭載のモデルが望ましい

・PC-9801 or PC-9821(CPU i486DX 25MHz以上/66MHz以上を推奨)
 5インチ内蔵または外付けFDD ※2DDが読み込めるドライブが望ましい
 内臓もしくは外付けHDD ※MS-DOS Ver5.00以上のインストールが必須
 86互換音源(YM2608チップ搭載)が必要
 ※この条件を最初から満たしているのは…PC-9821 A-Mate だけじゃ!?

・遊びたいPC-88のゲームディスク
 ※イメージ化した .D88 ファイルも使用可能


 下準備の手順

1.Windows10+PC-9801で操作
 ・ダウンロードした、88EMU100.LZH ファイルを解凍し FDへコピー
 ・コピーしたファイルを PC-9801のHDDの任意のフォルダへコピー
  MKDIR A:\PC88EMU
  XCOPY f:\*.* A:\PC88EMU\*.* f はFDDのドライブ番号
  ※私の場合、A:ドライブの直下に PC88EMU フォルダーを作成してコピーしました

2.PC-9801+PC-8801で操作
 ・ダウンロードしたファイルに入っている getrom.exe を使用し PC-8801 のロムを取得
 ※Windows版のPC88エミュで良く使われている N88.ROM とは異なり PC88.ROM が必要です
  詳しくは解凍したファイルに添付されている README.DOC を参照ください

3.PC-9801で操作
 ・取得したPC-88のロムを エミュレーターと同じフォルダーにコピー
  COPY f:\PC88.ROM A:\PC88EMU\*.* f はドライブ番号
 ・動作させたい FDを用意
 ※.D88 イメージファイルを使用する場合、.D88ファイルをPC-98のHDDへコピー

これで準備は整いました。
今回は .D88イメージファイルから、PC-88エミュレーターを起動してみます。


 PC-88エミュレーターの実行方法

1.PC-9821Ap2 のHDDにインストールされている MS-DOS 6.20 を起動
2.エミュレーターをコピーしたディレクトリまで移動。以下のコマンドを実行
  CD A:\PC88EMU
3.エミュレーターの起動
  P88SR.EXE -w 2 -4 YS2.D88
  ※-w はウエイトを入れ速さを調節
   -4 は 4MHz モードで起動。8MHz モードで起動する場合は省略
   YS2.D88 は実行したいイメージファイルを指定。省略すると ROM BASIC が起動


実行時のイメージ


 

 

 

 


エミュレーター実行中に【vF1】~【vF5】キーで設定変更が可能

【vF1】ウエイト値の変更など、設定の呼び出し
【vF4】DISKの入れ替え
【vF5】DOSに戻る。またはリブート
 ※その他の細かな設定は、添付の P88SR.DOC を参照ください


FDイメージの交換【vF4】

 

 

 


イース I を実行後 インターレス機能を変更【vF1】


変更前




変更後



やはり、実機(今回の場合 PC-98ですが)でレトロゲームを楽しみむのは良いですね。これで PC-9821Do+ プロジェクトは終了です (・∀・)ニヤニヤ

今回なぜここまでして、PC-98でPC-88のゲームをしようと思ったのかというと…PC-9801VMなど PC-98シリーズ初期のゲーム(PC-88からのベタ移植ゲーム Ys・Ys2・Sorcerian etc…)はCPUが i386以上のモデルでは正常に動作しないので、それらのゲームをPC-9821で遊びたかったからに他なりません。

その他にも次のような利点があったからです。

所有している PC-88が PC-8801mkII FRなので…
1.サウンドボード2対応のゲームを86音源(YM2608チップ搭載)で聞きたかった
2.動作が重い、ほぼ 8MHz用のゲームをレトロPCで遊びたかった
3.水平周波数 24.8Hzに対応していない液晶ディスプレイで遊べるようにしておきたかった
※多くの液晶は D-sub15ピンを搭載していても水平周波数 31.5Hz以上にしか対応していません

但しデメリットもあります。古いエミュレーターなので、何かあっても改善されることはないでしょう。何かしらの不具合に合うかもしれません。過去ログを見ると実際動作しないゲームもあるようなので、全ては自己責任になります。

わざわざPC-98を使わなくても、Windows用のPC-88やPC-98のエミュがあるじゃないか!とお叱りを受けるかも知れませんが、レトロゲームはレトロPCでプレイしたいのです。サンプリングされたFM音源ではなく、本物の86音源(YM2608チップ搭載)でゲームがしたいのです。本当はディスクイメージではなくFDDの機械音を聴きながらニヤニヤしたいのです!!

私の要求するような、ニッチな需要もあると思いたいです。
一つでも私の意見に賛同できるところがあれば、あなたのPC-98でPC-88のソフトを遊べるようにしませんか?このブログが参考になれば幸いです。
コメント (8)

PC-9821Ap2 不具合再発

2020年10月08日 | レトロパソコン
以前  PC-9821Ap2 完全復活 という記事を上げたのですが…
4ヶ月程前にカレンダーの異常が再発しました orz



早速、分解して2次電池を見てみたところ若干コイン電池が膨らんでいました。元々、充電池であるところにコイン電池を使ったことに無理があったようです。一応、新しいコイン電池に交換してみたのですが、改善せず、自分で対処できる範囲を超たので、PC-98を専門に扱っている 第三研究所 様に相談することにしました。

第三研究所様とメールのやり取りで以下の様なご指摘を受けました。

・カレンダーの異常はマザーボードが洗浄されていないことで、断線やハンダ割れが起きている可能性がある
・PC-98の二次電池は充電式なので、充電禁止の電池で使用を継続すると、電池が膨張変形し発火、爆発する可能性がある


・・・何となく察していたのですが、やはり充電電池代わりコイン電池を使うのは危険なのですね。電池が膨らんでいたので破裂しないで良かったです。

PC-9821Ap2 は名機だと思っているので、これを機に 第三研究所 技術部 に修理をよび延命処理をお願いすることにしました。第三研究所 技術部では修理代金に上限を設定しているため安心してお任せすることができました。

診断の結果を受け、以下の処理(修理、延命処置)をしていただきました。

・ マザーボードを洗浄し全ての電解コンデンサの取り付け直し
 ※電解コンデンサに適切ではないものが使われていたため
・ カレンダ時計 ICを再ハンダ
・ カレンダ時計用バックアップ電池を正規の新品に交換
・ マザーボードとサブボードに防湿防錆コーティング
・サウンド関連部分に音響用電解コンデンサを使用
・XRU4066BFチップの除去、DACの YM3016の電源部にバイパスコンデンサを追加
 ※ FM音源の高音質化もお願いしました


少し驚いたのは、ヤクオフでコンデンサー交換のメンテナンス品を購入したはずでしたが、コンデンサに適切ではないものが使用されていた事です。これについては自分では確認のしようがないので、第三研究所 技術部 に修理をお願いして本当に良かったです。

ジャンク品はもとより、ヤクオフのメンテナンス品は注意が必要ですね。ハードの不具合は回路図や元の状態が分からないと何かあった場合、修理ができないので…

修理依頼以外の動作チェック(CPU、各メモリ、テキスト表示、グラフィック機能 、サウンド機能、音量調節、ビープ音出力、音声入出力、アナログ RGB出力、カレンダ時計機能、汎用拡張バス、ローカルバス、FDD I/F、HDD I/F、キーボード I/F、バスマウス I/F、シリアルポート、プリンタポート、メモリスイッチの設定)もして頂いたので少し時間がかかりましたが、完璧な状態になって戻ってきました。

それ以来、カレンダーが狂う事もなく快適使えています。



やはり何でもその道の専門家に見て頂くのが一番ですね。今現在、遊んでいるレトロPCは全て博識のある方がメンテナンスを行った品(PC-8801mkII FR・PC-9821Cx・PC-9821Ap2)なので、これでストレスなくレトロPCライフを堪能できそうです。





この場を借りて 第三研究所様に御礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。
コメント

PC-98ディスクイメージファイルをFDDに書き戻す方法

2020年08月01日 | レトロパソコン
いよいよ8月に入り夏本番という感じですね。
今回のブログはレトロPC(PC-98)ネタで行きたいと思います。

主題にもあるように、ネットからダウンロードしたPC-98用のフリーソフトを実機で遊べるように3.5inchFDに書き戻す方法をご紹介します。

用意するハードは、WindowsPC3モード対応のFDD(USB接続)、PC-98実機(3.5inchFDD+HDD搭載)、2HDの3.5inchFD となります。PC-98のHDDにはMOS-DOSがインストールされていることを前提に話を進めます。

※WindowsPCに接続するFDDは必ず3モード(1.44MB 1.2MB 740KB)対応品をご用意ください。

また準備するソフトは以下の3つです。

・イメージファイル変換アプリ「vfic.exe」 ※WindowsPC用
・ディスクイメージファイルをフロッピーに書き戻すアプリ「MAHALITO.exe」 ※PC-98用
・ゲームのイメージファイル ※ネットから拾ってきたフリーソフト


まずは下準備を箇条書きで記します。


1.FDをPC-98でフォーマット ※フォーマットは必ずPC-98上で行ってください
 PC-98にFDを挿入後を次のコマンドを実行
 format [FDDのドライブ名]:



2.フォーマットしたFDをWindowsPCに接続している3mode対応のFDDに挿入

3.ディスクイメージファイルをフロッピーに書き戻すアプリ「MAHALITO.exe」を用意
 下のアドレスから「mhlt214.lzh」を任意のフォルダーにダウンロード
 ・https://www.vector.co.jp/soft/dos/util/se000604.html
 解凍した後、フォルダー内の全てのファイルを用意した FDにコピー

4.フロッピーに書き戻すアプリをPC-98に転送
 FDをPC-98に入れ替え、以下のコマンドを実行
 copy [FDDのドライブ名]:\*.* A:\*.*
 正常にファイルが転送されていることを確認するため以下のコマンドを実行
 dir A:\ /w ※「MAHALITO.EXE」「MAHALITO.MUL」「MAHALITO.DOC」が見つかればOK!

5.ディスクイメージ変換ツール「Virtual Floppy Image Converter」をWindowsPCにインストール
 下のアドレスから「mhlt214.lzh」を任意のフォルダーにダウンロードし解凍
 ・https://www.vector.co.jp/soft/win95/util/se151106.html


準備は整ったのでフリーソフトをFDに書き戻します。手順は以下に箇条書きで記します。


1.ネットからPC-98用のフリーソフトダウンロード
 今回はシューティングゲーム「ReFIGHT」をダウンロードして試してみます。
 以下のアドレスから「refight.lzh」をダウンロード
 ・https://www.vector.co.jp/soft/dl/dos/game/se081162.html
 圧縮されているファイルを任意のフォルダーに解凍

2.入手したフリーソフトをMAHALITO形式に変換
 下準備の 5.で用意したディスクイメージ変換ツール「vfic.exe」を実行
 出力フォルダを指定し、出力形式は「MAHALITO形式を」指定
 1.でダウンロードしたフリーソフトを「ここにDrag & Drop すると変換を開始します」へドラッグ



 出力フォルダ内に「ReFIGHT.2HD」と「ReFIGHT.DAT」ができていればOK!

3.MAHALITO形式に変換されたFDイメージをPC-98に転送
 用意した「ReFIGHT.2HD」と「ReFIGHT.DAT」をFDにコピー 
 ※下準備の 4.で使用したFDを使う場合、予め全てのファイルを削除しておきます

4.FDをPC-98に入れ替え、以下のコマンドを実行
 copy [FDDのドライブ名]:\*.* A:\*.*
 正常にファイルが転送されていることを確認するため以下のコマンドを実行
 dir A:\ /w ※「ReFIGHT.2HD」と「ReFIGHT.DAT」が見つかればOK!

5.MAHALITO形式のイメージファイルをFDに書き戻すため、以下のコマンドを実行
 mahalito E -2hd -v ReFIGHT.DAT [FDDのドライブ名]:



6.要らなくなったファイルの削除するため以下のコマンドを実行
 del A:\ReFIGHT.*


これで完了です。お疲れ様でした。




後は実際に正常動作するのかFDDから起動して試してみてくださいね。
コメント (7)

レトロPCの購入にあたって(PC-98版)

2020年07月05日 | レトロパソコン
昨今レトロゲームがブームになっており、ニンテンドークラシック(ファミコンミニ・スーファミミニ)や RG350などのゲームエミュレータが人気を博しています。私はレトロゲーム機には興味はありませんが、レトロPCが大好物です。中でもNECのPC-88・PC-98シリーズは好きすぎてコレクションしています。

このブログにお越しいただいている方の中にもレトロPCが気になる方も多々いと思います。Windows上で動作するエミュレーターで十分という方が殆どだと思いますが、あのFDDのガッコンガッコンという動作音がたまらない、やっぱり実機が奏でるFM音源が一番、とにかくメカメカしい実機が欲しいという方に向け、レトロPCを購入するにあたり注意事項をご説明したいと思います。

今回は第一弾として、オークションで比較的手に入りやすい PC-98シリーズを取り上げていきます。



オークションで購入する場合

・メンテ済み、もしくはFDDの起動確認が取れているものにする
※私が所持している、PC-9821Ap2やPC-9821CXは共にメンテ済みです。
・「ジャンク品」「通電確認済み」や「素人なのでよく分かりません」と書かれたPCは避けましょう
※PC-9801シリーズや PC-9821MateAシリーズは製造から25年以上たっているのでコンデンサーやの2次電池の液漏れにより基盤が腐食しており動作しないものが多々あります。
FDDやCD-ROMは壊れやすいので長期間使用していないものは、動作不良品が多い印象です。
・自力で修理できる方(コンデンサーの交換など)でも基盤が腐食している場合は大変です。
2台以上同じ機種を買いニコイチやサンコイチする必要があります。
結果、予想以上に手間もお金もかかります。

PC-98シリーズを販売している業者から購入する場合

・Googleから「PC-98 販売」で検索すると複数の業者が見つかります。
PC-98シリーズは未だに工場で現役稼働していることも多いため、メンテ済みの製品が売買されています。ただし企業向けのため高額である場合が多いので、しっかりと動作保証をしてくれるショップを選びましょう。

PC-98シリーズには5インチFDD搭載モデルと3.5インチFDD搭載モデルがありますが、メディアの入手性を考えると3.5インチFDD搭載モデルを選んだ方が無難です。ではPC-98を購入するにあたりどの機種を選んだら良いか、ランキング形式(個人的見解)でご紹介します。異論は…認めます。

Windows3.1登場以前のDOSゲームを楽しみたい場合

1.PC-9801DA/U2
CPUに80386(20MHz)を搭載。DOSで使用する際まずまずの処理能力を備えています。V30は搭載していませんが、V30互換モードが用意されているのでPC-9801VM以降の古いゲームも楽しめます。ただしV30特有の命令を使用している一部のゲームは正常に動作しません。モノラルですがFM音源(PC-9801-26K相当)を搭載しているので、追加投資なしでゲームミュージックを楽しめます。

2.PC-9821(初代)MULTi
CPUにi386SX(20MHz)を搭載。少し非力ですがDOSで使用する限り問問題ないレベルの処理能力を備えています。V30(8MHz)相当の処理速度で動作させることができるためPC-9801VM以降の古いゲームも楽しめます。ただしV30特有の命令を使用している一部のゲームは正常に動作しません。サウンドはステレオFM音源(PC-9801-86相当)を搭載しているので、追加投資なしでゲームミュージックを堪能できます。また等速ですがCD-ROMを搭載しているので、WindowsPCとデータのやりとりがしやすいメリットがあります。

3.PC-9821Ap/Ap2
CPUにi486DX2(66MHz)を搭載。DOSで使用する際、快適な処理能力を備えています。V30(8MHz)相当の処理速度で動作させることができるためPC-9801VM以降の古いゲームも楽しめます。ただし一部のゲーム(YsやYs2など)は正常に動作しません(セリフの画面でバグります)。
AP2の場合、CPUをPentiumODP(Socket 3 )に換装することで少し速度は上がりますが古いソフトも正常動作する場合が多くなります。APの場合、ソケット(Socket 2)がPentiumODPに対応してしないので物理的に刺さりません。サウンドはステレオFM音源(PC-9801-86相当)を搭載しているので、追加投資なしでゲームミュージックを堪能できます。

4.PC-9821Ce2/Cs2
CPUにi486SX(25/33MHz)を搭載。DOSで使用する際、ある程度快適な処理能力を備えています。V30(8MHz)相当の処理速度で動作させることができるためPC-9801VM以降の古いゲームも楽しめます。ただし一部のゲーム(YsやYs2など)は正常に動作しません(セリフの画面でバグります)。サウンドはステレオFM音源(PC-9801-86相当)を搭載しているので、追加投資なしでゲームミュージックを堪能できます。また倍速ですがCD-ROMを搭載しているので、WindowsPCとデータのやりとりがしやすいメリットがあります。

5.PC-9801ES
CPUにi386SX(16MHz)を搭載。非力ですがDOSで使用する限り問題ないレベルの処理能力を備えています。V30も併せて搭載しているのでPC-9801初期の古いゲームも楽しめます。FM音源非搭載なのでゲームを楽しむ際には別途PC-9801-86などのFM音源拡張ボードが必要となります。

番外)PC-9801UV11 ※コンパクトでカッコいいから(笑)
CPUにV30を搭載。V30を8MHzと10Mhzで切り替えられるのでPC-9801初期の古いゲームを楽しめます。かなり非力なので既にi486SX以降の機種をお持ちの方のセカンド機として良い選択肢だと思います。サウンドはモノラルFM音源(PC-9801-26K相当)を搭載しているので、追加投資なしでゲームミュージックを楽しめます。

Windows3.1登場以降のDOSゲームを楽しみたい場合

1.PC-9821Ap/Ap2
CPUにi486DX2(66MHz)を搭載。DOSで使用する際、快適な処理能力を備えています。さすがにPentium搭載機を前提に作られたソフト(骨塵など)はコマ落ちしますが、PC-9801VM以降のゲームからWindows95時代のゲームまでオールラウンドにこなせる名機だと思います。サウンドはステレオFM音源(PC-9801-86相当)を搭載しているので、追加投資なしでゲームミュージックを堪能できます。

2.PC-9801BX4
CPUにi486DX2(66MHz)を搭載。DOSで使用する際、快適な処理能力を備えています。CPUの速度を落とすLowモードは備えていますが、i486SX(16MHz相当)までしか落とせません。V30時代のソフトは速過ぎてゲームになりません。またFM音源非搭載なのでゲームを楽しむ際には別途PC-9801-86などのFM音源拡張ボードが必要となります。

3.PC-9821Ap3
CPUにi486DX4(100Mhz)を搭載。DOSで使用する際、快適な処理能力を備えています。CPUの速度を落とすLowモードは備えていますが、i486SX(16MHz相当)までしか落とせません。V30時代のソフトは速過ぎてゲームになりません。サウンドはステレオFM音源(PC-9801-86相当)を搭載しているので、追加投資なしでゲームミュージックを堪能できます。

4.PC-9821Cx
CPUにi486SX(33Mhz)を搭載。DOSで使用する際、ある程度快適な処理能力を備えています。CPUの速度を落とすLowモードは備えていますが、i486SX(16MHz相当)までしか落とせません。V30時代のソフトは速過ぎてゲームになりません。サウンドはステレオFM音源(PC-9801-86相当)を搭載しています。ただしPC-9801-86とは完全互換ではない(属にいうCanbe音源)ため、一部のソフトはパッチをあてるなどの措置を行わないと正常に音が出ない場合があります。また倍速ですがCD-ROMを搭載しているので、WindowsPCとデータのやりとりがしやすいメリットがあります。

5.PC-9821Cx3/Cx13
CPUにPentium100/133を搭載。DOSで使用する際、かなり快適な処理能力を備えています。CPUの速度を落とすLowモードは備えていますが、i486SX(16MHz相当)までしか落とせません。V30時代のソフトは速過ぎてゲームになりません。サウンドはステレオFM音源(PC-9801-86相当)+拡張FM音源機能(FM音源最大20音)を搭載しています。また4連装のCD-ROMを搭載しているので、WindowsPCとデータのやりとりがしやすいメリットがあります。

キーボード

接続端子はDOS/V機のPS2キーボードと互換性はない miniDIN8Pin となっています。オークションでは状態によりますが2千円から購入可能です。PS2やUSBに変換するアダプターも出ていますが、1万円ほどしますのでコスパは悪いです。

PC-98用のキーボードは大きく分けて以下の3種類があります。
VFキー無し」 「VFキーあり」「WinキーVFキーあり
右に行くほど新しく入手性が良いです。私が所持しているキーボードは「WinキーVFキーあり」です。ゲームを目的にするのであれば、どれを購入しても問題ありません。

モニター

PC-9801シリーズの解像度は 640x400 で水平周波数24.8Hzに対応しているモニターでなければ表示させることができません。15インチのブラウン管モニターであれば安価に買えますが場所を取る上に処分する際には粗大ゴミとして出せず不用品回収の事業者に依頼することになりお金がかかります。

PC-9821シリーズでは水平周波数31.5Hzに対応しているので、D-Sub15Pin端子があるモニターであれば表示可能です。ただし、PC-98のモニタ出力コネクタ形状はD-SUB15Pim(2列)となりますので、D-SUB15Pin(3列)への変換アダプターが必要となります。

 
液晶モニターでも水平周波数24.8Hzに対応しているモニタはあります。ただし、17インチ・19インチのSXGA(1280x1024)スクエアモニターの場合、縦横比を固定したり調整できず常にフルスクリーン状態になるモデルが多いため表示が縦長になります。

I-O DATA製の液晶モニターの場合 D-Sub15Pin端子があるものは、いまだに水平周波数24.8Hzに対応していて縦横比の固定や調整できるモデルが多いのでPC-98シリーズの救世主です。詳しくはi以下の I-O DATA のホームページから液晶モニターの仕様をご確認ください。


最後に

1980年代後半から90年代後半にかけ、PC-98用に向け様々なゲームが販売されました。後期はギャルゲーが殆どでしたが…それらを懐かしく楽しむため実機を購入して楽しむのは至福の一時だと思います。

ゲームに関しては著作権フリーのものが、WEB上にアップされていますし、駿河屋さんなどで購入可能です。これを機会に皆さんもレトロPC所有者の仲間になってみませんか?
コメント

PC-8801 シューティング 同人ソフト

2020年06月12日 | レトロパソコン
PC-98にはシューティング同人ソフトの代表格として「東方」がありますが、PC-88用の同人ソフトはギャルゲーばかりでシューティングソフトがある事を知りませんでした。

先日ふとネットサーフィンしていると、PC-88用とは思えない動きをする同人ソフトをYouTubeで見つけ、早速そのサイトを覗いていました。リンクフリーになっているので、そのサイトのリンクを貼っておきます。そこからゲームをダウンロードすることが可能です。 


タイトルはPC-98用になっていますが元はPC-88版の様で、それをPC-98に移植したという事らしいです。PC-8801シリーズは8bit機でスプライトやPCGも無く、ハードウェアスクロールもないので、シューティングゲームは苦手なはずですが、ここで紹介されているシューティングゲームはハードの限界を超えています。テグザー並みに素晴らしい!


・ReFIGHT




・FINAL CRISYS






動作も素晴らしいですが、FM音源のサウンドも非常に美しいです。

ReFIGHTはPC-98に移植されています。PC-88とPC-98どちらのハードでもゲームを楽しめます。ゲームイメージはPC-88はD88形式。PC-98はFDI形式で公開されているので、実機を持っていない方でもエミュレーターで楽しめます。ちなみにシェアソフト(フリーソフト寄付歓迎)となっています。

FINAL SRISYSはPC-88版のみです。PC-98への移植が待ち遠しい!
こちらのゲームの方が重く、PC-8801FH以降に搭載されたCPUクロックを8MHzへ切り替えることにより動作が軽快になります。

実機で遊ぶ際は、PC-88版、PC-98版ともにフロッピーディスクに書き戻す必要があります。PC-88で書き戻す方法は、以前の記事「PC-8801mkII FR 実機の購入」の最後の方を参照ください。

PC-98で書き戻す方法は、下のブログを参考にしました。

エミュで遊ぶのも良いですが、やはり実機で遊ぶ方が断然楽しいです!
そうなると、8MHzおよにサウンドボード2に対応した、PC-8801FAが欲しくなります。今はヤクオフで高値で取引きされているので買えませんが (〃゜д゜;A アセアセ…
コメント

PC-9821Ap2 完全復活

2020年03月29日 | レトロパソコン
世間ではコロナウィルスで大変な事になっていますね。
今日は名古屋の大須巡りをしようと思っていたのですが、さすがにやめる事にしました。

お彼岸の3連休は暇を持て余していたので、カレンダーが正常に動作しないPC-9821Ap2(以下 Ap2 と呼びます)の中の状態を確認することにしました。今回は直すことを前提にしていなかったので、分解中の写真は撮っていません。写真を撮りながら作業をすると時間が掛かるので…



カレンダーの異常とは電源投入後、数分間は凄い勢いで日付と時刻がランダムに変わり設定できないというものでした。以前ヤクオフでPC-8801mkII FRを譲って頂いた、はにはに様に修理をお願いしたところ、2次電池のGND周りが怪しいのでコイン電池に交換してマイナス線を近くのGNDに落とすことで修理完了となるはずだったのですが…結局直らなかったので放置していました。

まぁ暇だし、基盤の状態を確認しやれるだけやってみようと思ったわけです。
はにはに様には基盤が腐りかけている(痛んでいる)のが原因では?言われたのですが、全バラしてマザーボードを見渡してみたのですが、本体とマザーボードを固定する部分の銅板が若干酸化してる程度で、そこまで酷い状態には見えませんでした。

よくよく基盤の回路を見渡してみると、この銅板にGNDを落としている部分が散見されたので、本体の固定金具と接触する側の銅板を プラモ用の2000番の研ぎ出しクロスで軽く磨いて錆を落とした後、組み立て直しました。その際に、3.5intFDDを落としシャッターを破壊したのは内緒です (〃゜д゜;A アセアセ…

そしてコイン電池のマイナス極を接続されていた場所より少し離れた固定金具の銅板に接続しました。2次電池のGNDが原因ならこれで直るかな?と淡い期待を抱き電源をいれたところ…
見事に復活しました。ほんとうに嬉しい限りです。分解して良かったぁ♪



そして1週間コンセントを抜いたり指したりして動作確認したのですが…
嘘のように以前の現象は出なくなりました。

PC-9821Ap2 の完全復活です。
このAp2はコンデンサーも交換された代物のため暫くは問題なく活躍してくれるでしょう。これでV30時代の古いゲーム(Ys や Ys2 、テグザー)なども遊ぶことができるようになりました。

これにより、ジャンク(コンデンサーなどの交換がされていない未整備品)で購入し、いつ壊れるか分からない PC-9821Ap は部品取りとなりました。シャッターを壊したFDDも Ap から移植しています。

Ap2 は手持ちの98の中でFM音源の音が他機種より良いので嬉しい限りです。PC-9821Cxは86互換音源のためか、低音が弱く音が軽い感じに聞こえます。これから 98用のレトロゲームは Ap2 で遊んでいきたいと思います。
コメント (4)

pc-9821ap2 の使用を断念

2019年07月30日 | レトロパソコン
暑くなり夏っていう感じになりましたね。ご無沙汰していますV君です。

表題の通り、以下の事情でPC-9821ap2を常用することを諦めました。

カレンダーの日時を保持できず起動後 約5分間設定すらできない。
※ランダムに日付が変わり時刻は 00:00:00 からカウントされない

ただし時間がカウントされだすと日時の設定ができ、電源OFF後も少しの間維持します。
2次電池周りが怪しいと考え、電池を新品に変えたり、ボタン電池化しても状況変わりませんでした (´;ω;`) ブワッ

これではタイマーを参照しているソフト(Windows2000 etc)は使えません。
しかしヤクオフでノンクレームで購入した修理品(複数の個体から動作するパーツを寄せ集めコンデンサーを交換した代物)なので文句は言えません。


外装の状態は良いのにね…

このカレンダーが正常に動作しなくなる現象は PC-98xxシリーズではよくある事のようですが明確な解決策は見つかりませんでした。

自分が思うにはカレンダーチップが壊れているか、その周辺の回路が劣化して正常に動作していないように思うのですが…さすがにそれを直す知識も腕もありません。

結局、今のところ動作に問題のないPC-9821Apを使うことになりました。
Ys や Ys2 などのレトロゲームは PC-8801mkII FR で遊ぶことにします。
PC-9821Ap2 は PC-9821Ap の部品取り(FDD・HDD・電源etc)にしたいと思います。
コメント (2)

PC-9821Ap2の購入

2019年05月06日 | レトロパソコン
ゴールデンウィークも今日が最終日ですね。
私はずっと仕事をしていましたが (〃゜д゜;A アセアセ…

今日は仕事が遅番なので、先月ヤクオフで落札した PC-9821Ap2(以下Ap2) のお話をしていきます。
以前 PC-9821Ap(以下Ap)も同じくヤクオフで購入したのですが以下の理由で不満が溜まってきました。

1.メモリは14.6GBまでしか認識しない
2.HDDは540MB以上だと起動しない
3.FDDおよびHDDがヘタってきている。最近 特にHDDの挙動が怪しい
4.V30/8MHz 相当のLOWモードがあるものの、古いゲーム Ys や YsII の画面がバグる
 5.整備品ではないので、いつ壊れるか分からない

1と2は DOS のゲームで使う分には問題ないのですが、問題は3~5です。
4に関してはネットをググったところ、どうも PC-9801初期のゲームは i486(CPU)では正常に動作しない場合があるようで PODP を装着すれば正常に動作するとの事でした。

そこで昨年 PODP(Pentium 83MHz ODP)をヤクオフで購入したのですが … ソケットの形状が違い装着することができませんでした。Ap に搭載されているCPU i486DX は Socket2 で PODP は Socket3 …ピンの電気信号に互換性はあるようですが Socket3 は電源強化のため外周に1列余分にピンがあり Socket3 のCPUは Socket2 のソケットには物理的に刺さりません。その逆(Socket2 のCPUを Socket3 のソケットに搭載)は可能のようです。

PODP の外周のピンを切ってしまい強引に搭載するか下駄はかせれば動くようですが…
ヤクオフでも下駄を見つける事ができず、PODP のピンを切ってしまい搭載した結果動かないといった状況になるのは最悪です。
また、持っている Ap はコンデンサーなどの部品が交換されていないので、コンデンサーの液漏れなどで、いつ壊れてもおかしくありません。

自分でコンデンサーを交換するのは座敷が高く、本体を壊してしまいそうなので、Apの後継である整備済みの Ap2 を探していたところ、ヤクオフで良さそうなものが出てきたのでポチりました。置き場所があまりないので、プリンターの下敷きになっています(汗)


この Ap2 は状態も良く(黄ばみが少ない)、FDD もメンテされており、HDDの代わりに 540MB の Flash Memory に交換されていたため、3と5の問題も同時に解決されるので即決めでした。

届いた Ap2 のCPUを PODP に交換して MS-DOS5.0A と MS-DOS6.2 をインストールし無事に動作することを確認しました。PODP のピンを切らなくて本当に良かったです。

そして LOW モードでゲームの動作確認を…



問題なく動作しました。ヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪

続いて PDOP の本領を発揮するゲームの一つ、英雄伝説IIIをインストールし、これも問題なく動作することを確認しました。


いやー良かった良かった。
さらにメモリを搭載し、Windows95 or 98 をインストールする手もあるのですが…
PC-9801シリーズのゲームが動けば満足なので、当面その予定はありません。押し出された Ap については Ap2 の部品取りとして余生を暮らして貰う事にしたいと思います。

これで後、欲しいレトロPCは MSX2 と MZ-2500 かなぁ 後、PC-8801FAも…
今回の件で金欠になったので、暫くは自重しないといけませんね。もうすぐ、バイクの税金もやってくる時期ですし…

レトロPCのゲームはエミュレーターを使えば動かせるのですが…
実機で動かす方がFDDの動作音や機械音(FM音源も含む)などが楽しめ、昔過ごした時間に浸れます。
まぁそれだけおっさんになったってことですね。
コメント

Android版 PC-9801エミュレータ

2018年10月01日 | レトロパソコン
先週は、風邪をこじらせ気管支肺炎になってしまいました。
4日間、熱(38℃以上)があり、咳き込んでいたのに無理に仕事をした結果です orz
お陰?で4日間お休みをいただき、ゆっくりとした日々を過ごすことができました。

さて、今回はAndroid版のPC-9801エミュレータ(以降 PC98エミュ)のお話です。別の機会にWindows版のPC98エミのお話をしたいと考えています。

まぁ まともに動くAndroid版のPC98エミュはNeko Project II(以降 NP2)しかないのですが…他のエミュの殆どは開発を中止もしくは中断しているので、事実上Android版のPC98エミュはNeko Project II一択です。しかしGUIや操作性に癖がありXM8(PC-8801販のエミュレータ)のように快適に使うのは難しいです。

では早速Android端末にNP2をインストール手順を記述していきます。

1.まずは、NP2 Android Lollipopから必要なファイルをダウンロード

 ・np2 android lollipop1114.zip


2。これを解凍し「np2_lollipop_0813_landscape.apk」USBメモリに保存

3.「Font.rom」 もしくは「 Font.bmp 」を手に入れ USBメモリに保存
  Font.bmpならWindows版のNP2(np2.exe)を起動させ
   フォルダの中に「font.tmp」というファイルを「font.bmp」にリネームして取得可能

4.Android端末の「設定」-「セキュリィー」から「提供元不明アプリ」を「ON」にしておく

5.USBメモリ内の「np2_lollipop_0813_landscape.apk」を
  ESファイルエクスプローラー」などでAndroid端末の任意のフォルダににコピー

6.「np2_lollipop_0813_landscape.apk」を実行してインストール

7.ローカルフォルダに「ap2_landscape」フォルダを作成

8.「Font.rom」 もしくは「 Font.bmp」とゲームのイメージファイルを
  「np2_landscape」フォルダにコピー

9.作成された「NP2 android_Iを実行

10.エミュレータの「NP2のメニュー」ー「設定」から画面の大きさを最適化
  「Width」は横、「Height」は縦のピクセルを表します。
  本体の解像度の 95%から90%位にしておくと丁度いい大きさになります。
  2560x1440dpi なら 2432x1368dpi といった感じです。


11.ゲームアプリによりエミュの速度を最適化
  「東方の体験版」なら「NP2メニュー」-「Emulate」ー「Configre…」から
  CPUの速度をMAXにして「Architectere」を「EPSON」に変更


12.FDDもしくはHDDの設定で実行したいゲームアプリを選択してリセット





お疲れさまでした。以上でPC-9801のアプリをAndroidで遊べます。

ただし、かなり重いので最新のスマホもしくはタブレットでないと快適に動作しません。
MediaPad M3 でも東方の体験版だとコマ落ちしたり、音楽にノイズが入ります。
まぁエミュの開発がゆっくりなので仕方ないですね。

また、フルサイズの物理キーボードを接続しないとシューティングゲームなどは厳しいです。
私の設定が甘いのか、ゲームパッドが使えないのは地味に辛いです。

最近発表されている Android端末はミドルスペックの製品ばかりなのでハイエンドのタブレットが欲しくてたまりません。個人的には「HUAWEI」や「SONY」を応援しています。
コメント (4)