ときどき
3連休は良いお天気でしたね。バイクは洗車して綺麗にしたのですが、それで力を使い果たし
峠やツーリングに行くのを断念しました。しかし、この3日間のお休みで以前から気になっていた
メインPCのメンテナンス(冷却機構の強化)に取り掛かる事にし、その材料集めにツクモに行き
ミドルタワーケース(CORSAIR Carbide 500R)と簡易水冷を(CORSAIR H110)購入してきました。
取り合えず全てバラして、新調したケースで仮組みした後、起動確認をしてみました。
以前のケースは他で使い回すため、撤去するパーツを含めケースの掃除をしながら組み立てて
いたら、下の状態にするまで6時間も掛かってしまい、かなり疲れました orz
今回購入した簡易水冷(H110)は280mm x 140mm の大型ラジエーターを備え、140mm x 2機の
ファンで冷やすため、かなりの冷却性能に期待できます。ただし一応対応しているとはいえ
ミドルタワーに組み込むのには、配線の取り回しを考えなくてはならず、かなり手間取りました。
140mm x 2機のファンの下にラジエーターがあります。かなりキツキツで全く余裕がありません!
実はこのケース(CORSAIR Carbide 500R)、3年前に発表された結構古いモデルです。
では何故このケースを選んだかというと大型のラジエーターが装備でき(このサイズの簡易水冷
に対応したモデルは意外と少ないです)フロントに USB3.0の口を2つ搭載している事と、標準で
サイドに20cmファンを搭載し、今まで使っていたケースと大きさは殆ど変わらないという素敵な
仕様だったからです。
ただ、一つ気に入らない点は、今どき殆ど使われないIEEE1394の口をフロントに搭載している
ところです。今、使用しているマザーにはIEEE1394の内部コネクタが無いため実質使えません。
起動中はフロントとサイドファンの白色LEDを点灯させる事ができます。
また、そのファンの速度を3段階でコントロールする事が可能ですが…これは要らないかも…
起動確認が済んだので内部の配線を見直し、ついでにリアのファンが 12cm だったので 14cm の
排気ファンに交換して置きました。なるべく裏配線を心掛けたので、かなりスッキリしました♪
ハイエンド志向な方々は Haswell-E(Corei7-5960X:8core製品)へシフトしているみたいですが
CPU:12万円,マザー:6万円,メモリ:4.5万円と、とても手の出せる代物では無いので、2世代前
の代物になってしまいましたが、今後も暫く、Sandy Bridge-Eを酷使して行きたいと思います。
今回の仕様変更でメインPCのスペックは以下の通りになりました。
Case : CORSAIR Carbide 500R (20cmFANx1機+14cmFANx2機+12cmFANx2機)
CM690 II Plus rev1.0(14cmFANx3機+12cmFANx2機) ※更新前システム
MB : ASUS P9X79 rev1.0 UEFI 4106
CPU : Corei7-3930K@oc仕様(6core 4.5GHz~2core 4.75GHz・HT・TB有効・vcore 1.31v)
Cooler:CPU簡易水冷ステム(CORSAIR H110:280mm×140mmラジエーター:140mmFANx2機)
KUHLER H2O-920-E:120mm×120mmラジエーター:120mmFANx2機 ※更新前システム
MEM : 16GB(DDR3-2000 SDRAM 4GBx4枚・CL11-11-11-27-1T 1.58v)
VGA : GALAXY GeforceGTX770oc(VRAM 4.0GB)
SSD : 512GB (CRUCIAL CT512MX100SSD1)
HDD : 5TB (3TB:WD30EZRX + 2TB:WD20EZRX)
DVD : Blu-rayXL Drive(PIONEER BDR-208JBK SATA)
PCI : 地デジチューナー(BUFFALO DT-H33/PCI)
PCIex: USB3.0-PCIE-P2H2(玄人志向製 USB3.0 内外部増設カード)
電源 : 800W定格(ENERMAX 80PlusGOLD ATX)
液晶 : 27inch(DELL U2711 2560x1440dpi S-IPS)
OS :Windows8.1 Professional Update (64Bit版)
でケース+簡易水冷変更後の結果ですが、室温28℃で一番高いコア温度は以下の通りになりました。
・アイドル時:46℃→42℃(4℃低下)
・OCCT実行フルロード時:86℃→76℃(10℃低下)
またファンの風切り音も前のシステムより、かなり静になり大満足です。
以前使用していた簡易水冷(H2O-920-E)は、アイドル時こそ、そこそこ静かだったのですが…
負荷が掛かるとすぐ煩くなり、OCCT実行時は爆音でダイソンの掃除機の様な音がしていました。
H110に交換後、アイドル時の音量は差ほど変わらなかったのですが、OCCT実行時には、扇風機の
中レベルwwまで音量が減りました。これなら夜中にエンコードしても大丈夫そうです。
冷却に余裕ができたので、電圧を盛り更なるオーバークロックを目指せそうですが…
今のところフルロード時4.5GHz、最大ブースト時に4.75GHzで常用できれば十分過ぎるので、暫くは
このまま運用して行きたいと思っています。その方が静でCPUの寿命も延びますし…ね!
今回の作業は完成するまで10時間と、考えていたより、かなり時間が掛かってしまいましたが…
十分満足の行く結果が得られました。後は時間がある時に、なるべく静音を目指してファンの回転数
をコントロール(アイドル時45℃・フルロード時80℃以下で収まるよう調整)する予定です。
追記:2014.9.19
その後、手探りでマザーから140mmファン2機の回転制御の設定を煮詰めてみました。
まずは、追加購入した PWM 4pin 二股の延長ケーブルを使用し、マザーのCPU給電コネクタ1系統
からファンを制御をしてみました。H110に付属しているファンは、1,000rpm以上で風切音が気になり
始め1,200rpmから煩くなり、1,350rpmを超えると扇風機の中レベルの音量に達します。
この試験運転時に気付いたのですが 140mmファンを横並びに2機搭載しているためか、同じ回転数で
回していると共振が起こり、特に低回転時に「うぉんうぉん」とうなる様な不快な音が耳につきました。
また、アイドル時は回転をかなり絞っても、 高回転で回してもCPU温度に差がない事が分かりました。
低負荷時はラジエーターが大きいため、緩やかな風を当てて置くだけで十分冷却できるようです。
以上の結果から、次の2つの対処方法を施しました。
1.共振音はかなり不快なため、2機のファンの回転数を個別に設定
・ファン制御を2系統に分けました。
マザーのCPUファン制御コネクタからではなく、ケースファン制御の給電コネクタから個別にファン
をコントロールする事にしました。
・回転数をずらす際に、後ろ側のファンの方が遠く動作音が気にならないため、 若干高回転寄りに
振り、前側のファンの回転数を緩やかに上昇するように設定しました。
2.CPUが45℃を超えるまで、ファンの回転数を変えず低回転で回るように設定
・低負荷時にファンの回転数がコロコロと変わるとファンの風切音がかえって気になるため通常操作
(ネット・メール・動画・音楽鑑賞・オフィス作業etc…これらの操作では通常CPU温度は40℃以下)
ではファンの回転数が変わらないように固定しました。
オーバークロックを前提とするなら、マザーから電力供給するのではなく、ファンコンを使い、電源から
直接電力を供給しろよと言われそうなのですが、余分にお金が掛かる+自動制御の方が面倒臭くない
という理由からマザーから給電を行い、専用ツールでファン制御を行っています。
ファン制御の詳細設定は下図の通りです。FAN4 が前側、FAN3 が後ろ側のファンになります。
涼しくなってきたので、前回と室温は違います(25℃)が、この設定で一番高いCPUのコア温度は…
アイドル時:40℃・OCCT実行フルロード時:78℃と許容範囲内です。また、フルロード時でも後ろ側の
ファンの回転数は1,250rpm程と扇風機の弱~中レベルの音量なので十分実用的です。
後、気になるのは高負荷時にCPUソケット裏側のリテンション部が結構、熱を持つので、その放熱の
ために、マザーの裏側に小型のヒートシンクを張り小型のファン(余剰部品)を増設予定です。
追記:2014.9.23
庶民の味方「amazon」で購入した小型のヒートシンクが届いたので、早速マザーの裏側冷却にトライ
してみました。余剰部品の小型ファン共々強力な熱伝導両面テープで固定しています。
小型ファンがはみ出していますが、しっかり固定されているので落ちる心配はなさそうです。
裏配線が上の写真のようになりました。小型ファンは高回転で回るので甲高い音がしますが…
ケースのふたをしてしまえば音量はかなり減るので、今のところ特に気にはなりません。
ヒートシンク+小型ファン装着後、OCCT実行時にCPUソケット温度はCPU温度を2~4℃下回るように
なり、高負荷時からアイドル状態に戻った時の温度低下速度が、かなり早くなりました。
今回購入したミドルタワーのケースも、メッシュ構造なので冷却重視の代物ですが、ある程度静かな
状態で常用させる事ができそうです。あまり大き過ぎず、ハイパワーなのによく冷えて、そこそこ静か
という理想的な(ワットパフォーマンスは土返しですが)、メインPCが出来上がりました。
Sandy Bridge-E の環境に移行して丸2年が経過しましたが、後2年は現役で居られそうです♪
3連休は良いお天気でしたね。バイクは洗車して綺麗にしたのですが、それで力を使い果たし
峠やツーリングに行くのを断念しました。しかし、この3日間のお休みで以前から気になっていた
メインPCのメンテナンス(冷却機構の強化)に取り掛かる事にし、その材料集めにツクモに行き
ミドルタワーケース(CORSAIR Carbide 500R)と簡易水冷を(CORSAIR H110)購入してきました。
取り合えず全てバラして、新調したケースで仮組みした後、起動確認をしてみました。
以前のケースは他で使い回すため、撤去するパーツを含めケースの掃除をしながら組み立てて
いたら、下の状態にするまで6時間も掛かってしまい、かなり疲れました orz
今回購入した簡易水冷(H110)は280mm x 140mm の大型ラジエーターを備え、140mm x 2機の
ファンで冷やすため、かなりの冷却性能に期待できます。ただし一応対応しているとはいえ
ミドルタワーに組み込むのには、配線の取り回しを考えなくてはならず、かなり手間取りました。
140mm x 2機のファンの下にラジエーターがあります。かなりキツキツで全く余裕がありません!
実はこのケース(CORSAIR Carbide 500R)、3年前に発表された結構古いモデルです。
では何故このケースを選んだかというと大型のラジエーターが装備でき(このサイズの簡易水冷
に対応したモデルは意外と少ないです)フロントに USB3.0の口を2つ搭載している事と、標準で
サイドに20cmファンを搭載し、今まで使っていたケースと大きさは殆ど変わらないという素敵な
仕様だったからです。
ただ、一つ気に入らない点は、今どき殆ど使われないIEEE1394の口をフロントに搭載している
ところです。今、使用しているマザーにはIEEE1394の内部コネクタが無いため実質使えません。
起動中はフロントとサイドファンの白色LEDを点灯させる事ができます。
また、そのファンの速度を3段階でコントロールする事が可能ですが…これは要らないかも…
起動確認が済んだので内部の配線を見直し、ついでにリアのファンが 12cm だったので 14cm の
排気ファンに交換して置きました。なるべく裏配線を心掛けたので、かなりスッキリしました♪
ハイエンド志向な方々は Haswell-E(Corei7-5960X:8core製品)へシフトしているみたいですが
CPU:12万円,マザー:6万円,メモリ:4.5万円と、とても手の出せる代物では無いので、2世代前
の代物になってしまいましたが、今後も暫く、Sandy Bridge-Eを酷使して行きたいと思います。
今回の仕様変更でメインPCのスペックは以下の通りになりました。
Case : CORSAIR Carbide 500R (20cmFANx1機+14cmFANx2機+12cmFANx2機)
CM690 II Plus rev1.0(14cmFANx3機+12cmFANx2機) ※更新前システム
MB : ASUS P9X79 rev1.0 UEFI 4106
CPU : Corei7-3930K@oc仕様(6core 4.5GHz~2core 4.75GHz・HT・TB有効・vcore 1.31v)
Cooler:CPU簡易水冷ステム(CORSAIR H110:280mm×140mmラジエーター:140mmFANx2機)
KUHLER H2O-920-E:120mm×120mmラジエーター:120mmFANx2機 ※更新前システム
MEM : 16GB(DDR3-2000 SDRAM 4GBx4枚・CL11-11-11-27-1T 1.58v)
VGA : GALAXY GeforceGTX770oc(VRAM 4.0GB)
SSD : 512GB (CRUCIAL CT512MX100SSD1)
HDD : 5TB (3TB:WD30EZRX + 2TB:WD20EZRX)
DVD : Blu-rayXL Drive(PIONEER BDR-208JBK SATA)
PCI : 地デジチューナー(BUFFALO DT-H33/PCI)
PCIex: USB3.0-PCIE-P2H2(玄人志向製 USB3.0 内外部増設カード)
電源 : 800W定格(ENERMAX 80PlusGOLD ATX)
液晶 : 27inch(DELL U2711 2560x1440dpi S-IPS)
OS :Windows8.1 Professional Update (64Bit版)
でケース+簡易水冷変更後の結果ですが、室温28℃で一番高いコア温度は以下の通りになりました。
・アイドル時:46℃→42℃(4℃低下)
・OCCT実行フルロード時:86℃→76℃(10℃低下)
またファンの風切り音も前のシステムより、かなり静になり大満足です。
以前使用していた簡易水冷(H2O-920-E)は、アイドル時こそ、そこそこ静かだったのですが…
負荷が掛かるとすぐ煩くなり、OCCT実行時は爆音でダイソンの掃除機の様な音がしていました。
H110に交換後、アイドル時の音量は差ほど変わらなかったのですが、OCCT実行時には、扇風機の
中レベルwwまで音量が減りました。これなら夜中にエンコードしても大丈夫そうです。
冷却に余裕ができたので、電圧を盛り更なるオーバークロックを目指せそうですが…
今のところフルロード時4.5GHz、最大ブースト時に4.75GHzで常用できれば十分過ぎるので、暫くは
このまま運用して行きたいと思っています。その方が静でCPUの寿命も延びますし…ね!
今回の作業は完成するまで10時間と、考えていたより、かなり時間が掛かってしまいましたが…
十分満足の行く結果が得られました。後は時間がある時に、なるべく静音を目指してファンの回転数
をコントロール(アイドル時45℃・フルロード時80℃以下で収まるよう調整)する予定です。
追記:2014.9.19
その後、手探りでマザーから140mmファン2機の回転制御の設定を煮詰めてみました。
まずは、追加購入した PWM 4pin 二股の延長ケーブルを使用し、マザーのCPU給電コネクタ1系統
からファンを制御をしてみました。H110に付属しているファンは、1,000rpm以上で風切音が気になり
始め1,200rpmから煩くなり、1,350rpmを超えると扇風機の中レベルの音量に達します。
この試験運転時に気付いたのですが 140mmファンを横並びに2機搭載しているためか、同じ回転数で
回していると共振が起こり、特に低回転時に「うぉんうぉん」とうなる様な不快な音が耳につきました。
また、アイドル時は回転をかなり絞っても、 高回転で回してもCPU温度に差がない事が分かりました。
低負荷時はラジエーターが大きいため、緩やかな風を当てて置くだけで十分冷却できるようです。
以上の結果から、次の2つの対処方法を施しました。
1.共振音はかなり不快なため、2機のファンの回転数を個別に設定
・ファン制御を2系統に分けました。
マザーのCPUファン制御コネクタからではなく、ケースファン制御の給電コネクタから個別にファン
をコントロールする事にしました。
・回転数をずらす際に、後ろ側のファンの方が遠く動作音が気にならないため、 若干高回転寄りに
振り、前側のファンの回転数を緩やかに上昇するように設定しました。
2.CPUが45℃を超えるまで、ファンの回転数を変えず低回転で回るように設定
・低負荷時にファンの回転数がコロコロと変わるとファンの風切音がかえって気になるため通常操作
(ネット・メール・動画・音楽鑑賞・オフィス作業etc…これらの操作では通常CPU温度は40℃以下)
ではファンの回転数が変わらないように固定しました。
オーバークロックを前提とするなら、マザーから電力供給するのではなく、ファンコンを使い、電源から
直接電力を供給しろよと言われそうなのですが、余分にお金が掛かる+自動制御の方が面倒臭くない
という理由からマザーから給電を行い、専用ツールでファン制御を行っています。
ファン制御の詳細設定は下図の通りです。FAN4 が前側、FAN3 が後ろ側のファンになります。
涼しくなってきたので、前回と室温は違います(25℃)が、この設定で一番高いCPUのコア温度は…
アイドル時:40℃・OCCT実行フルロード時:78℃と許容範囲内です。また、フルロード時でも後ろ側の
ファンの回転数は1,250rpm程と扇風機の弱~中レベルの音量なので十分実用的です。
後、気になるのは高負荷時にCPUソケット裏側のリテンション部が結構、熱を持つので、その放熱の
ために、マザーの裏側に小型のヒートシンクを張り小型のファン(余剰部品)を増設予定です。
追記:2014.9.23
庶民の味方「amazon」で購入した小型のヒートシンクが届いたので、早速マザーの裏側冷却にトライ
してみました。余剰部品の小型ファン共々強力な熱伝導両面テープで固定しています。
小型ファンがはみ出していますが、しっかり固定されているので落ちる心配はなさそうです。
裏配線が上の写真のようになりました。小型ファンは高回転で回るので甲高い音がしますが…
ケースのふたをしてしまえば音量はかなり減るので、今のところ特に気にはなりません。
ヒートシンク+小型ファン装着後、OCCT実行時にCPUソケット温度はCPU温度を2~4℃下回るように
なり、高負荷時からアイドル状態に戻った時の温度低下速度が、かなり早くなりました。
今回購入したミドルタワーのケースも、メッシュ構造なので冷却重視の代物ですが、ある程度静かな
状態で常用させる事ができそうです。あまり大き過ぎず、ハイパワーなのによく冷えて、そこそこ静か
という理想的な(ワットパフォーマンスは土返しですが)、メインPCが出来上がりました。
Sandy Bridge-E の環境に移行して丸2年が経過しましたが、後2年は現役で居られそうです♪