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Headwolf FPad3 の レビュー(後編)

2023年09月27日 | Androidタブレット
Headwolf FPad3 が届いて1週間…
日常用途やエミュレーターなどを使い大体の性能が見えてきました。

今回はいままで使用していた、HUAWEI MediaPad M3 32GB と比較してのレビューします。8インチタブレットのご購入を考えていらっしゃる方の参考になれば何よりです。



まずは基礎体力検査として、定番のAntutuベンチを回してみました。



MediaPad M3 Android7.0

 

6年以上の前の機種とはいえ、16,9892点と現行のエントリーモデルより高いスコアを記録しました。当時のハイエンド寄りのスペックは伊達ではありませんでした。

FPad3 Android13

 

こちらは最新のOSを採用したミドルに近いエントリーモデル。
16,999円とは思えないスコア、26,148を叩き出し MediaPad M3 と比べ1.5倍以上のスコアを記録しました。時代の流れを感じます。



次に一番よく使う Chormeブラウザで重めなサイト PC Watchを閲覧し、YouTubeで高解像度(1920x1080dpi)な動画を視聴してみました。



PC Watch の閲覧ですが、両機種ともにスクロールで引っ掛かり、指に追いてこない場面が散見されました。ただし FPad3の方が指の追従性がよく、MediaPad M3 はストレスを感じるレベルの引っ掛かりだったので、かなり改善されました。また、Yahooのサイトは情報量が多いのに引っ掛かることなくスクロールするので、一般用途で不満に思う場面は少ないと思います。

FPad3でのYouTube視聴はとても快適で満足しています。画面の最大化や縮小表示の切り替えも殆ど待たされずサクサク動作します。
MediaPad M3も YouTube視聴はそこそこ快適なのですが、OSが古いせいか時々映像がガクガクになり酷いとアプリが落ちます。YouTubeを再起動しなければならない事が増えてきました。最悪OSを再起動しないと直らないこともありました。

仕事で使用している 4年前の10.5インチ i Pad proでは PC Wacth サイトの閲覧も非常に快適で、指に吸い付くような操作感は絶賛に値します。大きく重いのでゴロ寝で使うのは厳しいですが…



次にゲームでの使用感ですが…
Androidタブレットではエミュレーターを使いレトロなゲームしかしないので、動作が重めのPSP エミュ(PPSSPP )と PC98のエミュ(NP2)を使い操作感を比べてみました。



まずPPSSPPですが、MediaPad M3ではレンダリング解像度を実機と同じ1倍にしても時折コマ落ちが発生しサウンドのノイズがのることがありました。

FPad3ではレンダリング解像度を2倍に上げても問題なく遊べました。
ただし、FPad3でもバックエンドが Vulkanであることが前提で、OpenGLだと派手にコマ落ちします。素直に新しいAPIを使えということですね。



レンダリング解像度を 1倍と2倍の時とで画像を比べると…

x1倍


x2倍


x1倍


x2倍


x2の方が圧倒的に解像度が上です。
画像を拡大して周りの建物を見ると違いが良くわかります。
さすがにx3倍では快適に動作せずコマ落ちが発生しました。



次に NP2ですが、動作が少しマシになった…程度です。



旧東方のシューティングゲームが限界(それでもサウンドのテンポがおかしくなる)で、骨塵などはコマ落ちが酷く快適とは程遠いものでした。アドベンチャーゲームや、シミュレーションゲームならいけると思います。

これは NP2 が古く(NP2kai でも変わらないと思う) OSに最適化がされていないからと考えられます。SOCが多少速くなっても意味なさそうです。



最後に FPad3に乗り換えて、良かった点、悪かった点をまとめたいと思います。

まずはSOCの性能を持っているモバイル端末で比較

10.5inch i Pad pro(Apple A10X)>>> FTab3(Unisoc T616 )> IdeaPad(MediaTek Helio P60T)>  MediaPad M3(Huawei Kirin 950

Antutuベンチマークや Geekbench を指標に、多くのSOCを性能を比較しているサイトがあったので、SOCの性能が気になる方は、そちらをご覧ください。



良かった点
・コスパ最高
 6年以上前に購入した MediaPad M3 の半額で 1.5倍の性能
 しかも最新のOS(Android13)で eMMCを128GBも搭載している
・8.4インチ高解像度液晶(1920x1200dpi)を搭載 
 ※MediaPad M3の解像度(2560x1600dpi)には劣るが十分綺麗
・3.5mmのイヤフォンジャックがついている
・2TBまでのmicroSDXCに対応
・最初から光沢液晶保護フイルムが貼ってある
・ステレオスピーカー搭載
・無線(GPS、4G LTE・Wifi 2.4 / 5GHz・Bluetooth 5.0)に対応 
・リアカメラにフラッシュがある
・Widevine L1をサポート ※Amazon Prime などを高解像度で視聴可能
・バッテリー持ちが良い(5500mAh)※連続して8時間近く使えそう

残念に感じた点
・内臓スピーカーの音質 ※低音が全く出ておらず安いラジオのような音がする
・液晶保護フィルムの映り込みが激しく指紋が目立つ
・デザインはパット見、四角い板で表面の液晶角(ベゼル部分)を押すとペコペコする
 造りは MediaPad M3よりチープだが全体が金属でできている分 、Fireタブレットよりはマシ
・指紋認証が無い ※中途半端な顔認証は要らない
・メインメモリが 4GBしかない ※倍の8GB欲しかった
・USB Type-C端子が USB2.0接続で高速充電に対応していない



今回は保護用のカバーなどは購入していません。
カバーの値段も馬鹿にならないので、壊れたら買い替えればいいかなと…
コスパが素晴らしく一般用途では十分な性能なので、メインタブレットとしてガシガシと使っていきたいと思います。

 
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Headwolf FPad3 の レビュー(前編)

2023年09月20日 | Androidタブレット
ずっと愛用していた8インチ Androidタブレット(HUAWEI MediaPad M3 32GB)ですが、購入してから7年が経過し流石にヘタってきました。



電池持ちは悪くなり、ブラウザの閲覧だけでも満充電から6時間持たないようになりました。また充電用のmicroUSB Bのコネクタがヘタってきて接触が悪く充電されないこともしばしば…

OSはAndroid 7.0と骨董品で、ホーム画面のスクロールはカクつくし、ブラウザでのアクセスはワンテンポ遅れ、スクロールもカクつくようになりました。
メモリ不足な感じですが、このモデルはRAM 4GBと当時としては大容量だったので、アプリのメモリ使用量が増し、OSが古いためメモリ管理が上手く行えていないと考えられます。

買い替えるにも片手で持てる8インチタブレットって、性能が低いエントリーモデル(Lenovo、NEC)もしくはお高い i Pad mini しか選択肢がありませんでした。そう今までは…

しかし、ここ数ヶ月で安価でそこそこ動作するミドルレンジの8インチタブレットが多く発売されました。今までは、Ali expressでないと購入できなかったのですが Amazonでも取り扱うようになってきたので、これを機に買い替えることにしました。

今回はその中でも特にコスパに優れた、Headwolf製の FPad3を購入しました。

 
現在クーポンを適用すると16,999円とかなりリーズナブルです。
 
新しく購入したタブレットのスペックは以下の通りです。

・Headwolf FPad3
 SOC:Unisoc T616(A75@2.0GHz x2コア + A55@1.8GHz x6コア)
 MEM:4GB+仮想メモリ4GB
 eMMC:128GB
 液晶: 8.4inch(1920x1200dpi IPS・マルチタッチ)
 無線:4G LTE・Wifi 2.4 / 5GHz・Bluetooth 5.0
 センサー:GPS・BDS
 カメラ:フロントカメラ(顔認証対応)リア13MPのスタック式カメラ
 その他:microSDXC・USB Type-C・ジャイロセンサー・ステレオスピーカー
 バッテリー:5500mAh
 OS:Android 13・Google Widevine L1対応
 重量:317g

今まで使用してきたタブレットの仕様は以下の通りです。

・HUAWEI MediaPad M3 32GB Wifiモデル
 SOC : Huawei Kirin 950(A72@2.3GHz x4コア + A53@1.8GHz x4コア)
 MEM : 4GB
 eMMC: 32GB
 液晶: 8.4inch(2560x1600dpi IPS・マルチタッチ)
 無線:Wifi 2.4 / 5GHz・Bluetooth: Bluetooth 4.1
 センサー:GPS・加速度・ジャイロ・照度・電子コンパス・ホール・指紋認証
 その他:microSDXC・MicroUSB-B・ステレオスピーカー
 バッテリー:5100mAh
 OS:Android7.0
 重量:310g


FPad3は MediaPad M3に比べ液晶の解像度とセンサー類が劣っていますが、他は優れています。おおきさは MediaPad M3 方が長いのですが重量は、7gほどFPad3の方が重くなっています。



液晶については横に並べて見比べると確かに MediaPad M3 の方がくっきりして見えますが、FPad3もFullHD以上なので十分高解像度で綺麗に見えます。発色は両方ともに良いですが、画面を真っ白にして見比べると、FPad3はほんの少し赤みががっており、MediaPad M3は緑がかって見えます。設定で補正すれば問題ないでしょう。

FPad3は、まだ使い込んでいないので、今回のレビューは開封して初期設定を済ませたところまでにしたいと思います。

まずはパッケージから



まぁ普通です。パッケージを開けてみると…



中は、Fpad3本体と取り扱い説明書、USB Type-CとACアダプタ、SIMを取り出すピンが付属しています。どうやらFpad3のUSB Type-CはUSB2.0にしか対応しておらず、充電器も 5V/2Aなので急速充電には対応してなさそうです。 

本体が入っている袋は如何にも中国製という感じで残念です。すぐに捨てるから問題ないのですが…ペリペリのビニールに入っていて欲しかった。
 
 

前面には初めから液晶保護フィルムが貼ってありました。
液晶保護フィルムの保護フィルムを剥がすとこんな感じ…テカテカです。

 

すごく綺麗に貼ってあるのでありがたいのですが、この光沢フィルム指紋の跡がとても目立ちます。非光沢フィルムに張り替えたい…

 

質感は上部(電波対策)以外は金属(アルミ?)でできていて、塗装もツルツルではなく肌触りのよいサラサラとした感じで好印象です。

 

裏側はこんな感じ…
リアカメラが結構出っ張っています。使わないであろうフラッシュもついています。

 

下部には左右にスピーカーが配置されているのが分かります。
ただこれって縦持ちした時はステレオになりますが、横置きした時は右から音が聞こえてくることになるので、このスピーカーは動画視聴に向いていませんね。

最後にセットアップが終わった後の写真がこちら

 

何かとても潔い感じで、無駄なプリンストールアプリ入っていません。

 

全てのアプリを表示しても、この少なさ…

何か変だと思ったら、電話アプリがあるw
私はメインのスマホ以外、SIMを持っていないので使いませんが、SIMがあればデータ通信だけでなく電話もできるのだろうか?少し気になります。

上でも告知しましたが、次回 FPad3 を実際使い込んでそのレビューをしたいと思います。以上Headwolf FPad3 レビュー(前編)でした。
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