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Windows10 Technical Preview を試す

2015年03月24日 | デスクトップパソコン
晴れ

先週末、Windows10の発表が7月に繰り上げられ、最新の Technical Preview(tp)Build 10041 が公開されました。Windows10 の発表は10月以降と噂され、tpの間は頻繁に機能追加や仕様変更されるとのお話だったので検証を見送っていました。マイクロソフトのOSの発表は遅れる事はあっても早まる事など無いと思っていたので不意を突かれましたw

仕事柄、新OSの事を知っておかないと色々と都合が悪いので、まずは仮想環境(VM)で試す事にしました。直ぐに使えるVMはVirtualBoxとVMWarePlayerなのですが、機能が多いという理由でVirtualBoxを選び試してみました。Windows10tpのイメージファイルは以下のアドレスで配布されているので、早速ダウンロードしインストール作業を行いました。

http://windows.microsoft.com/ja-jp/windows/preview-iso

メインPCのVMへのインストール作業は30分強で終了しましたが、非力なノートPC(Celeron1005m)にインストールした際には2時間以上掛かったので時間にゆとりがある時に行いましょう (〃゜д゜;A アセアセ・・・
その後、パッチを当て最新ビルド10041へ更新しました。この最新ビルドはイメージファイルで配布されておらず、WindowsUpdateで更新を行う事になります。メモリが2GB以上搭載されていないと更新に失敗するので注意が必要です。下のスナップショットは更新中の画面です。

 

新たなビルドではアイコンなど、フラットデザインの多くが見直され統一感が増しました。
ただし「コンピュータ」や「ゴミ箱」のアイコンが落書きに見えるのは私だけでしょうかw

 
 ※クリックすると大きなイメージで確認できます。

今回、初めてWindows10に触れたので、モダンUIは何処に行ったのだろうと色々触って探して見たところ、スタートメニューの右上の矢印をクリックすると、スタートメニュー自体が全画面表示となり、モダンUIに切り替わるのを確認しました。なるほど、こう来たか…と感心しました。またモダンUIのアプリもウィンドウ表示に対応したのは好印象です。

 

「設定」画面もスッキリしました。しかしフラットデザインよりリッチデザインの方が私好みです。

 

その他の目玉機能、仮想デスクトップ機能ですが、多画面構成できるのはありがたいのですが非常に使い辛いです。画面数は少ないですが、Ubuntu(Linux)の方が使い易いです。これは改良の余地アリです。

 
 ※クリックすると大きなイメージで確認できます。

今回、Windows10 tpに初めて触れましたが、操作感は概ね良好です。流行りなのかも知れませんが、フラットデザインは好き嫌いが分かれますね。特に「こみ箱」のデザインが…これは作り直して欲しいです。

最後に、今回はVMにVirtualBoxを選びましたが、ホストPCのスペックによってはグラフィックドライバが上手く動作しません。また、GUIの画面書き換えが少し重いので、VirtualBoxのドライバの成熟度が上がるまではVMWareで動作させた方が良さそうです。実際、この後VMWareにインストールして見ましたが、安定感はVMWareの方が上の様です。

 
 ※VMWare使用時のスナップショットです。クリックすると大きなイメージで確認できます。

Windows10はWindows7以降のOSからのバージョンアップは無料の様なので、正式版がリリースされたら即、メインPCにインストールしたいと思います。問題が無ければ、その他のPCにも順次 Windows10を展開して行きます。後で困らないように今の間にしっかりバックアップを取って置きたいと思います。

追記:2015.3.26
Windows10 Technical Preview Build 10041(Build 10041)のisoファイルが公開されました。
これにより Windows10tp インストール後に最新ビルドへアップデートする作業が無くなり、大幅に作業時間を短縮できるようになりました。以下のアドレスから Build 10041をダウンロードできるので、良ければ試してみてください。

http://windows.microsoft.com/en-us/windows/preview-iso-update-1503

追記:2015.3.31
Windows 10 Technical Preview Build 10049(Build 10049)が公開されました。
Build 10041 を使用しているユーザーはWindowsUpdateの更新の受け取りを「高速」に設定することで、最新のビルドにアップデートする事が可能です。今回のアップデートも非常に時間が掛かります。VMwareなどの仮想環境で使用しているのであれば 2時間以上は覚悟して置きましょう。

今回のBuild 10049で、新エンジンを搭載するWebブラウザ「Project Spartan」が実装され、幾つかの不具合が修正されました。早速最新のビルドへアップデートしたので「Project Spartan」に触れてみましたが、まだ私にはその良さは分かりません。スナップショットを撮ったのでイメージ図として貼り付けて置きます。

Windows10tpの更新期間がかなり短くなっているので、今後の動向に目が離せません。
これだけ頻繁に更新されると製品版が発表された時には別物になっているかも知れませんねww

 
 ※クリックすると大きなイメージで確認できます。

追記:2015.4.24
Windows 10 Technical Preview Build 10061(Build 10061)が公開されました。
Build10061での変更は、新しいメールとカレンダーアプリが搭載された他、スタートメニュー、タスクバー、アクションセンター、タスクビューの改善、仮想デスクトップ機能の改善などとなっています。
今回の改修も前ビルドから3週間と期間が短いにも拘わらず、ゴミ箱のデザインが見直され、仮想デスクトップ機能も改善されるなど、確かに公言通りユーザーからのフィードバックで改良が進められている様ですね。

 
 ※クリックすると大きなイメージで確認できます。

追記:2015.4.30
Windows 10 Insider Preview Build 10074(Build 10074)が公開されました。
僅か1週間で新しいビルド Build10074 が公開されました。
また今回のビルドで「テクニカルプレビュー」から「インサイダープレビュー」へと名称が変更されました。
ISOイメージも配布されているので、過去のバージョンからアップグレードするより再インストールする方が無難です。配布先は以下のアドレスになります。ただし、Windows 10 Insider Preview のISOを入手するには Windows Insider Program に参加する必要があります。

https://insider.windows.com/

今回のビルドでの主な変更点は以下の通りです。
・デザインおよびインターフェイス類の改良
・Continuumの改良
・マルチタスクの改良
・新しいWindowsサウンドを追加
・Cortanaの見せ方や挙動を変更
・「音楽のプレビュー」と「ビデオのプレビュー」アプリをアップデート
・Xbox App April 2015をアップデート
・Windows Store Betaの改良
・その他不具合の修正

改良点は非常に多いのですが、見た目は Build10061 から大きく変わっていないので、スクリーンショットは割愛します。製品版リリースまで時間が無いので、また直ぐに新しいビルドが公開されるのでしょうね。

追記:2015.5.22
Windows 10 Insider Preview Build 10122(Build 10122)が公開されました。
Build 10074 を使用しているユーザーはWindowsUpdateの更新の受け取りを「高速」に設定することで、最新のビルドにアップデートする事が可能です。今のところISOファイルは公開されていません。

今回のビルドでの主な変更点は以下の通りです。
・スタートメニューの改変
・新ブラウザ「edge」の機能追加および改良(高速化etc)
・デフォルトアプリの関連付けの改良
・安定性の向上

またまたスタートメニューの表示と挙動が変わりました。
今までのビルドでは、スタートメニューを最大化(右上の矢印をクリック)する事で全画面表示のメニュー表示に切り替えていたのですが…Build10122では、デスクトップPCはWindows7ライクなメニューで、タブレットなどの小型端末ではWindows8ライクな(最大化された)メニューを表示するように「通知エリア」もしくは「パーソナル設定」で指定するようになりました。またメニューの左下に「エクスプローラー」と「設定」・「電源」がまとめられたのは好印象です。

デスクトップでのメニュー表示は下図の通りです。
 
 ※クリックすると大きなイメージで確認できます。

タブレット(全画面のスタートメニュー)での表示は下図の通りです。
 
 ※クリックすると大きなイメージで確認できます。

スタートメニューが固定されタスクバーがAndroidのソフトウェアボタンの様になり、タッチ操作に最適化されました。デスクトップモードとの切り替えも「通知エリア」の「タブレット モード」から一発で行えます。

5月初旬にOffice2016のプレビュー版が公開されました。
マイクロソフトサイトから直接ダウンロードできるのは英語版のみです。Office 365 solo ユーザーのみ、その日本語版をダウンロードする事ができるので、早速インストールして使い勝手を試してみました。

Office2013からの大きな変更点は、デフォルトフォントの変更と機能サーチエリアの追加です。この機能サーチエリアは非常に便利で、呼び出したい機能名をサーチエリアに直接入力する事で即その機能を使う事ができます。これからは機能がどこにあるのか忘れてしまい、それを探すのにリボンの中を行ったり来たりしなくて良くなりそうです。

 
 ※クリックすると大きなイメージで確認できます。

追記:2015.6.2
Windows 10 Insider Preview Build 10130(Build 10130)が公開されました。
また、Windows10製品版の正式公開日が7月29日に決定しました。

Build 10122 を使用しているユーザーはWindowsUpdateの更新の受け取りを「高速」に設定することで、最新のビルドにアップデートする事が可能です。今のところISOファイルは公開されていません。

今回のビルドでの大きな変更点は以下の通りです。
・スタートメニューのカスタマイズ機能(設定とエクスプローラーの配置変更)
・アイコンのデザインを変更(やっとまともなデザインに)
・タスクバーのジャンプリストを改善(操作性を洗練)
・Continuumの改善(タブレットモードでの操作改善)
・Microsoft Edgeの改善(お気に入り枠のピン止めが可能に)
・Cortanaのキーボードショートカット(「Windows」+「C」でCortanaが起動可能に)
・Microsoft Print to PDFの追加(標準でPDFが作成可能に)
・Movies/TVアプリのプレイバックを改善(全画面表示が可能に)

 
 ※クリックすると大きなイメージで確認できます。

アイコンがやっとまともなデザインになりました。
Microsoft Edgeもお気に入りのピン止め機能が追加されたのはありがたいのですが…落ちる事が多いです。前のビルドより不安定に感じます。私の環境だけかも知れませんが (〃゜д゜;A アセアセ・・・

来月末には製品版が出ますが、Windows8.1updateに慣れたのもあり、即 Windows10に乗り換えるかと言われると、正直3ヶ月くらいは様子見かな…という感じですね。

追記:2015.7.1
Windows 10 Insider Preview Build 10158(Build 10158)が公開されました。
Build 10158 で、次期ウェブブラウザ「Project Spartan」が「Microsoft Edge」という正式名称になりました。それに伴いブラウザの安定性向上と、いくつかの機能追加が施されています。
またWindows10自体の安定性も大きく向上し、その他にも細々とした改良(タスクバーの仕様変更etc)が加えらています。

 
 ※クリックすると大きなイメージで確認できます。

今回のビルドで、多くの不具合が解消され、やっと使い物になる様になりました。仮想環境で試しているのですが、以前とは比べ物にならないくらい安定しています。これならWindows10発表と同時にインストールしても害は少ないと思われます。

追記:2015.7.7
Windows 10 Insider Preview Build 10162(Build 10162)が公開されました。
先日、Build 10158・10159・10162 と2日間で立て続けに3つのビルドが公開されました。
Build 10159以降、デスクトップのテーマ以外、大きな変化がないため、スナップショットは割愛します。
最新版の Build 10162 の ISOファイルが以下のマイクロソフトサイトで公開されています。

http://windows.microsoft.com/ja-jp/windows/preview-iso

Office2016 preview update2 が公開されました。
最新プレビュー版のISOファイルが以下のマイクロソフトサイトで公開されています。

https://products.office.com/ja-JP/office-2016-preview?OCID=WIP_r_Body_OfficePreview#howToGet

update2 での主な変更点は以下の通りです。
・「Word」・「Excel」で数式作成機能の追加
  手書きで入力した数式をオブジェクトに変換できる優れものです。
・「Excel」でグラフの種類の追加
  新しく以下6個のチャートが追加されました。
  ・ツリーマップ
  ・サンバースト
  ・ウォーターフォール
  ・ヒストグラム
  ・パレート図
  ・箱ひげ図
個人的には数式が簡単に作れるようになったのに恩恵を感じています。
実家のクレーン工場で強度計算書をWordで作成するのに苦労していたので…

最後に…Windows10 の正式発表まで、残すところ後3週間となりました。
検証目的以外で Insider Preview をインストールする意味はないかも知れません。ただし、正式版が公開された後も Insider Preview Program は続くようなので、今後の動向が気になる方は仮想環境などにインストールして様子を見る方が良いと思われます。
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スティック型PC(m-Stick MS-NH1)を買ってみた

2015年03月08日 | スティック型パソコン
晴れ

暖かい日も増え、やっと春が近づいてきたと感じる今日この頃です。
春雨のお蔭で中々バイクに乗れ無いため、今回もPCネタで行きたいと思います。

ネタの材料は昨年末に発売され、その話題性で即売り切れとなり中々お目に書かれなかった、マウスコンピューター製のスティック形超小型PC(m-Stick MS-NH1)のお話になります。この製品は以前から、そのコンセプト(コンパクトさと値段の安さ)で気にはなっていたのですが、全く実物を見る機会がありませんでした。

 

そんな人気商品を何故か先週末、近くのショッピングモール内のEDIONで発見しました。お値段もマウスコンピュータのダイレクト通販ショップと同じ税込19,800円で、EDIONの1,000円割引チケットを持っていたので、即確保しました。しかし周辺機器も揃えなくてはならず、余分にお金が掛かったことは内緒です(汗)

まずは外観を…真ん中の製品がm-Stickで右側がChromeCastです。

 

さすがにChromeCastよりは大きいですが、このサイズにCPU、メモリ、ストレージおよび無線機能を備え、MicroUSBからの給電10w(5v 2.1A)で動作するのは驚きです。
基本仕様は以下の通りです。

◆m-Stick MS-NH1
・SOC : Intel Atom Z3735F (4core/1.33GHz)
・MEM : 2GB (DDR3L PC3-10600)
・eMMC: 32GB
・無線: IEEE802.11 b/g/n ※2.4GHz帯 + Bluetooth v4.0
・端子 : USB2.0コネクタ + microSDカードリーダー


周辺機器として以下の2製品を同時に購入しセットアップを行いました。

◆ELECOM USBHub 4port (U2HS-T201SBK)
 
 ※一番上の赤いポートは充電専用です。
  この端子にm-Stickの給電用USBコネクタを接続し使用しています。
  そのお蔭でUSBHubの電源だけ確保すれば良く、コンセントを余分に消費しません。
  また、アダプター付属のセルフパワー式なので、外部機器接続時の給電も安定します。

◆Logicool Wireless Touch Keyboard (K400R BK)
 
 ※マルチタッチに対応したパッドを備えたワイヤレスキーボードです。
  左上の赤○で囲った部分は左クリックに対応しています。
  本製品は軽いのでキーボードを持ちあげ両手の親指を使い、快適にマウス操作を行えます。

インストールされているOSは「Windows8.1update with Bing」で、セットアップを済ませ、全ての更新パッチを当て終えるのに1時間ほど時間を要しました。

 

購入したモデルはメインストレージが32GBと少ないので、インストールしたアプリは FireFoxと動画視聴関連のソフトのみです。3月6日に64GBモデルがネット販売され即完売となりましたが、お値段は25,800円(6,000円up)となり、その価値を見いだせないので見送りました。必要なアプリをインストールした後のメインストレージの空き容量は、約19GBとなりました。

 

m-Stickの使用目的は TVに接続し、ネサフや録画番組の視聴を行う事(Officeやゲーム用途では使わない)なので、メインストレージの容量は少なくても問題はありません。また長時間の連続稼働に耐えられれば、外付けHDDを増設しNASとして使うつもりです。

セットアップ作業終了後、早速エクスペリエンスインデックス値を確認して見ました。

 

エクスペリエンスインデックス実行時、CPUのコア温度は50℃を超え、本体はかなり熱を持ちます。熱くて触れないほどではないのですが、湯タンポの様な暖かさです。今は冬場なので問題無いのですが、夏は何らかの放熱対策を施さないといけないかも知れません。

スコアを見てみると、Atom Z37xxシリーズとしては、プロセッサとグラフィックスの値がかなり低くなっています。実際、エクスプローラーのサイズ変更やスクロールは、ややモタツキます。原因を調べてみると、Atom Z3735Fは本来、負荷が掛かるとBoost機能が働き、1.83GHzまでクロックが上がるはずなのですが、実際には 1.33GHzを超える事はありませんでした。どうやら熱対策およびUSB給電による電力不足を避けるため、クロックを3割程抑えている様です。

FullHDの動画視聴を1時間程視聴してみたところ音声が途切れる事はありませんでしたが一瞬画面にノイズが入る事が数回ありました。この辺りはグラフィックスドライバをアップデートすれば解決すると思われます。

コンセプトとしては面白い製品なので、キャンプなどの機会に車載し、カーナビのモニタ(HDMI接続)を使って動画や音楽などを楽しみながらドライブをしたいと考えています。もちろん同乗者専用です。その際には、またブログで情報を更新して行きたいと思います。

追記:2015.3.15

nasneの視聴ではコマ落ちしなかったのですが、dアニメを「すごくきれい」で見ていたら10分過ぎ辺りからコマ送り状態になってしまいました。本体を触ってみると凄く熱を持っていたのでこれが原因の様です。その後、画質を「普通」に落としたところ問題無く再生できました。

nasneの視聴ではSOCの動画再生支援機能を利用できるため、CPUの負荷をある程度 抑える事ができるのですが、dアニメやdビデオの視聴では、ブラウザのSilverlightを使用するので、動画再生支援機能が働かず CPU使用率が非常に高くなり、放熱が間に合わずシステムの保護機能が働きCPUのクロックが極端に低く(500MHz)落とされた様です。やはりこの大きさでは熱処理に無理があるのですね。6千円追加して64GBを買わなくて良かったです。。。

という事で、時間のある時に分解してヒートシンクを増設、それでも冷却が間に合わない様であれば小型のファンを追加したいと考えています。スティック型PCではなくなってしまいますが…また基盤むき出しは怖いので何か良い収納方法が無いか考えて行きたいと思います。PCってイジっている時が一番楽しいですね。

追記:2015.8.19

スティック型PCを車載できるように魔改造してしまいました。
その経緯をブログにしたので、興味のある方は合せてご覧ください。

スティック型PC(m-Stick MS-NH1)に熱対策を施してみた
スティック型PC(m-Stick MS-NH1)を車載してみた

購入した、スティック型PCおよびパーツ類は以下の通りです。

マウスコンピューター スティック型WindowsPC / m-Stick (Win8.1withBing/AtomZ3735F/2GB/32GBeMMC) MS-NH1-AMZN
← この製品は Amazonでも購入可能です
マウスコンピューター

ELECOM USBハブ 充電・通信 2A出力 セルフパワー 4ポート ブラック U2HS-T201SBK
← この製品は Amazonでも購入可能です
  m-Stick にUSB外部機器を増設する際の必須アイテムです
エレコム

LOGICOOL タッチキーボード K400r
← m-Stick では必需品とも言える
  タッチパッド搭載のワイヤレスキーボードです
ロジクール

追記:2015.4.4 ファンの音が気にならないのであれば、以下の製品がお薦めです。

マウスコンピュータ Windows 8.1 with Bing搭載スティック型PC MSPS01FC
← この製品は Amazonでも購入可能です
マウスコンピュータ

 Intel Compute Stick スティック型コンピューター
 Windows 8.1 32bit搭載モデル BOXSTCK1A32WFCR
 ← 安心のIntel純正マイクロファン内臓モデルはこちらへ
 インテル
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Geforce GTX970 3.5GB 問題

2015年03月03日 | デスクトップパソコン
のち

ご無沙汰しています。最近仕事で忙しくブログの更新を怠っていますが元気に過ごしています。
まだ、寒過ぎて中々バイクに乗る気になれないので、今回もPCネタです。
しかも自分の使用しているグラフィックスボード(以下グラボ)の問題と…物凄くマイナーなお話です。

今、使用しているグラボは昨年9月中旬に発表された Geforce GTX970(以下GTX970)です。
上位品である、GTX980から演算ユニット3基とテクスチャユニットを24基(約20%)を削減し、GPUクロックを若干下げた廉価版ですが、VRAMなどの足回りはそのまま(製品発表当時の情報)でお値段は、GTX980が7.5万円に対しGTX970が4.5万円と3万円も安価でコストパフォーマンスに優れた製品でした。性能も申し分なくクロックアップすればGTX980に匹敵する性能を発揮するので非常に魅力的な品物に思えました。

将来的に4Kディスプレイにする時の事を考え、ハイエンド帯でVRAM容量が多いGTX970を昨年の11月上旬に購入しました。今年に入って4Kディスプレイを手に入れたので、もう一枚おかわりして、SLI(グラボ2枚による並列動作環境)にしようと思っていた矢先、とんでもない悲報が飛び込んできました。

GTX970はVRAMを4GB搭載しているのですが、メモリ使用量が3GBを超えた辺りから、急にパフォーマンスが落ち始め、ゲームによってはカクカクになる場合もあるとか…最初、2chなどでは、お前の環境の問題だろ(おま環)と言われていたのですが、VRAM使用量を徐々に増やして行き、その時の転送速度を測定するベンチマークを使う者が現れ、明らかに VRAM使用量が3.5GBを超えた辺りからメモリの転送速度が遅くなる(1/8程になる)事を証明しました。それが今年に入ってすぐ(発売されてから約4ヶ月)のお話です。

その問題が騒がれ出した途端、NVIDIAからGTX970に対しての声明がありました。内容は下の通りです。
GTX970をリリースした際、社内で開発部門とマーケティングチームとの情報交換に手違いがあったため、メディア向けに配布した「レビューワーズガイド」に記載されたスペック表のROP数とL2キャッシュ容量が間違っていました。本来の仕様は下の表の通りです。
 
「レビューワーズガイド」は下方修正しますが、一般向けの資料ではないので問題はありません。またVRAM 3.5GB以上使用するとパフォーマンスが低下するのは仕様です。詳細は以下のサイトをご覧ください。
http://www.4gamer.net/games/274/G027467/20150130109/

仕様の下方修正で何の謝罪も何も無し。しかも3.5GB問題に関しては仕様って…思い切りユーザーをバカにしていると、2chは炎上し【被害者】Nvidia Geforce GTX970総合 友の会 】のスレが経ち、凄い勢いで書込み数が増え、中にはショップと粘り強く交渉し返品、差額で他製品に交換する者も現れました。この問題は全世界で騒がれ、ノースカロライナ州では2月25日にNVIDIAとGIGABYTE相手に集団訴訟が起こされました。

そして集団訴訟後、NVIDIAのCEOがこの問題について声明を発表しました。※お詫びではないです。
https://blogs.nvidia.co.jp/2015/02/24/gtx-970/

簡単に要約すると…
GTX970の上限メモリを3GBとするのではなく、もう1GB追加搭載できるように設計した。512MBはセグメント化されているため、帯域幅が狭いがソフトウェアによって使用頻度の低いデータを配置することができるため問題はなく、良いデザインだと考えている。アーキテクチャの特性を詳しく説明しなかったので一部の方々を失望させる結果となってしまった。

◆自分の感想
イヤ最初VRAM関連はGTX980と同じ仕様と謳っていたにも関わらず、後で仕様の下方修正。その仕様もメディア向けに配布した「レビューワーズガイド」なので一般消費者には嘘は言っていないと開き直り。そもそも自社製品のアピールを各メディアにして貰うための「レビューワーズガイド」が間違っていたらダメだろ。しかも謝りもせず「社内の手違いでした」ってそれは通用しないわ。 また、問題に気付いたのが製品発表 4ヶ月後の年末商戦を終えてからとか、どう考えてもオカシイです。ユーザーに気付かれなかったら何も言わずに隠し通したのでしょうね。最後にCEOの発言。演算ユニット削ったGTX970には3GB相当のVRAMしか積めないところを新しいアイデアで4GB積む事ができたって…知らんわ、そんな事!! それが良いデザインと言うなら、なぜ最初からそう言わなかったんだって怒りしか沸かないわ。。。

今後、裁判の結果次第でNVIDIAの動向が変わると思うので、こまめにチェックして行きたいと思います。もし返品可能になったとしてもGTX970並のコスパを持った製品が見当たらないのが痛いところです。まぁNVIDIAが素直に誤りを認めて謝罪しれくれれば良いので、次世代のグラボが出るまでGTX970を使い続ける可能性が高そうです。

追記:2016.12.6

現在はASUS製のGeforce1070を使用しています。
よければ、そちらのレビューもご覧ください。以下がそのリンクになります。

GTX970ユーザーが GTX1070を買って幸せになれるのか!?
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