メインPCの環境を Ryzen7 に移行して、約1か月が経ちました。
その間に Windows10 Creators Update が公開されたので、すぐにアップデートして色々と試していました。一番気になっていた、ゲームモードですが、これに関するレビューが少なかったので、このブログで試した結果を書いていきたいと思います。
各ゲームのベンチを取るのではなく、実際のゲームを試してみた感想です。画面のfpsも大切ですが負荷が高くなる時の操作感(入出力のレスポンス)の方が大切に思えるので、重いゲームでどれだけ快適にゲームができるか注視しました。負荷の軽いゲームでは意味は無いので試していません。ゲームモードを試したアプリは下の Microsoft純正ゲームの2点です。
・Forza Motorsport 6 Apex PC版(4K解像度・画質ウルトラ設定)
・Forza Horizon 3 PC版(4K解像度・画質カスタム設定)
環境は以下の設定にオーバークロックしたデスクトップPCです。
MB : ASRock X370 Fatal1ty Professional Gaming UEFI ver2.0
CPU : Ryzen 1700X@oc(4.0GHz SMT有効 Vcore Offset+0.05v)
Cooler:簡易水冷(CORSAIR H110i:280mm×140mmラジエーター:140mmFANx2機)
MEM : 32GB(DDR4-2933相当 CL 18-17-17-37-1T 1.33v)
VGA : GeforceGTX1070 8GB(ASUS STRIX-GTX1070-O8G-GAMING)
PowerLimit 120%・CoreClock +75MHz・+MemoryClock +500MHz(9Gbps相当)
SSD1 : 400GB (PCIe Gen2.0 x4接続:INTEL SSDPEDMW400G401)
SSD2 : 512GB (SATA3接続:CRUCIAL CT512MX100SSD1)
電源 : 800W定格(ENERMAX 80PlusGOLD ATX)
液晶 : 27inch 4K液晶(DELL P2715Q 3840x2160dpi 60fps IPS液晶)
OS :Windows10 Professional(64Bit版)※電源管理:高パフォーマンス
OS は SSD1 に ゲームは SSD2 にインストールしています。
また各ゲームともに垂直同期をオン(60fps)にして動作の確認を行っています。
・Forza Motorsport 6 Apex PC版
4K解像度・画質ウルトラ設定でも、GPU使用率は50%辺りで推移しており、CPU使用率は3スレッドがほぼ100%張付きで他の3スレッドには20%程負荷が掛かっており、その他のコアは遊んでいます。GPUは比較的に余裕があるようでほぼ60fpsを維持していますが雨やオブジェクトの多い場面で60fpsを切ることがあります。
ゲームモード・オフの場合 60fpsを切る場面で、カクつきが気になります。ゲームモード・オンにするとカクつきが軽減されることから一定の効果は出ているようです。
・Forza Horizon 3 PC版
4K解像度・画質ウルトラ設定だと負荷の高い街中で60fpsを維持できません。車が多いレース時には40fpsを切ることもあるため実用的ではありません。そのため、ハイ設定をベースに見た目が気になる環境テクスチャや車のクオリティーを上げ街中の混雑時にも50fpsを切らないようにしています。
GPU使用率は95%辺りを推移しており、CPU使用率は1スレッドが100%張付きで他の9スレッドには15~40%程負荷が掛かっており、残りの6スレッドは遊んでいます。
同じマイクロソフト製のレーシングシミュレーションゲームですが、CPUコアの使い方が随分異なるようで、Forza Horizon 3 の方が多スレッドに最適化されているように感じました。そのためか、ゲームモード・オンとオフの時のレスポンスに違いを感じることはありませんでした。
ここからは、ゲームモード試していた時に遭遇した致命的な不具合について書いていきます。
ゲームモードをオンにしてForza Horizon 3 PC版を試した後、ゲームを終了しても他のアプリの動作が極端に遅いまま元に戻らなくなる現象に見舞われました。一旦この現象が起こるとForza Horizon 3 PC版でゲームモードをオフにしてもゲーム起動後、必ずシステム全体の速度低下が起こるようになりました。
タスクマネージャーで確認したところ、CPU使用率は低く何かのプロセスがリソースを食っているわけでも無いので、グラフィックスボードのドライバーやマザーボードのBIOSを疑い何度か変更を試みましたが直りませんでした。色々試したところ サインアウトや再起動で直ることから…
私の憶測になりますが 以下の現象が起こっているのではないかと考えました。
ゲームモードにすると、そのアプリに関連する実行モジュールやサービスの プライオリティー(CPUの優先順位)が高くなり他のタスクより優先して実行されるためゲームのパフォーマンスが向上します。しかしゲームを終了してもそのアプリが起動したときに同時に起動したサービスなどが残っており、その優先順位は高いままで他のタスクの実行を阻害する…
もしくは、ゲームモードにすると、そのアプリ以外のタスク(システムのプロセスなど)のプライオリティーが下げられ、ゲームのタスクが優先されるためゲームのパフォーマンスが向上します。しかしそのゲームを終了しても、一部のプロセスのプライオリティーが元に戻らず、システム全体のパフォーマンスが低下する…
以上のどちらか、もしくはその両方が起こっている可能性が考えられます。
であれば…ゲームモードを使わないようにする。これしか問題を解決する方法を考えられませんでした。
実際ゲームモードを使えなくしたら、 Forza Horizon 3 PC版を起動後もシステム全体の速度低下は見られなくなりました。
私の環境だけの問題(おま環)かも知れませんが、もし同じような現象に見舞われた方のために、完全にゲームモードをオフにする方法を以下に記します。
・スタートボタン をクリックし 設定 をクリック
・ゲームをクリック
・ゲームバーを使ってゲーム クリップ、スクリーンショットを記録し、ブロードキャストする を オフにする
・コントローラーのこのボタンでゲーム バーを開きます をオフにする
・Microsoft が検証した全画面表示ゲームをプレイするときにゲーム バーを表示 を オフにする
・ゲームモードをクリック
・ゲーム モードを使用する をオフにする
以上です。ゲームモードは OSとゲーム、マザーボードのBIOSそして各種デバイスドライバーの全てが最適化され上手く機能した時のみ恩恵に与れると思います。今のところ私の環境では恩恵よりデメリットの方が大きいので、「安定してパフォーマンスが出るよ」という報告が多くなるまで封印したいと思います。
結論…ゲームモード、今は止めとけ と言わせて頂きます (〃゜д゜;A アセアセ・・・
ゲームモードもWindows定例パッチなどで、改善されていくと思うので、今後も自分が試した結果を追記していきたいと思います。
その間に Windows10 Creators Update が公開されたので、すぐにアップデートして色々と試していました。一番気になっていた、ゲームモードですが、これに関するレビューが少なかったので、このブログで試した結果を書いていきたいと思います。
各ゲームのベンチを取るのではなく、実際のゲームを試してみた感想です。画面のfpsも大切ですが負荷が高くなる時の操作感(入出力のレスポンス)の方が大切に思えるので、重いゲームでどれだけ快適にゲームができるか注視しました。負荷の軽いゲームでは意味は無いので試していません。ゲームモードを試したアプリは下の Microsoft純正ゲームの2点です。
・Forza Motorsport 6 Apex PC版(4K解像度・画質ウルトラ設定)
・Forza Horizon 3 PC版(4K解像度・画質カスタム設定)
環境は以下の設定にオーバークロックしたデスクトップPCです。
MB : ASRock X370 Fatal1ty Professional Gaming UEFI ver2.0
CPU : Ryzen 1700X@oc(4.0GHz SMT有効 Vcore Offset+0.05v)
Cooler:簡易水冷(CORSAIR H110i:280mm×140mmラジエーター:140mmFANx2機)
MEM : 32GB(DDR4-2933相当 CL 18-17-17-37-1T 1.33v)
VGA : GeforceGTX1070 8GB(ASUS STRIX-GTX1070-O8G-GAMING)
PowerLimit 120%・CoreClock +75MHz・+MemoryClock +500MHz(9Gbps相当)
SSD1 : 400GB (PCIe Gen2.0 x4接続:INTEL SSDPEDMW400G401)
SSD2 : 512GB (SATA3接続:CRUCIAL CT512MX100SSD1)
電源 : 800W定格(ENERMAX 80PlusGOLD ATX)
液晶 : 27inch 4K液晶(DELL P2715Q 3840x2160dpi 60fps IPS液晶)
OS :Windows10 Professional(64Bit版)※電源管理:高パフォーマンス
OS は SSD1 に ゲームは SSD2 にインストールしています。
また各ゲームともに垂直同期をオン(60fps)にして動作の確認を行っています。
・Forza Motorsport 6 Apex PC版
4K解像度・画質ウルトラ設定でも、GPU使用率は50%辺りで推移しており、CPU使用率は3スレッドがほぼ100%張付きで他の3スレッドには20%程負荷が掛かっており、その他のコアは遊んでいます。GPUは比較的に余裕があるようでほぼ60fpsを維持していますが雨やオブジェクトの多い場面で60fpsを切ることがあります。
ゲームモード・オフの場合 60fpsを切る場面で、カクつきが気になります。ゲームモード・オンにするとカクつきが軽減されることから一定の効果は出ているようです。
・Forza Horizon 3 PC版
4K解像度・画質ウルトラ設定だと負荷の高い街中で60fpsを維持できません。車が多いレース時には40fpsを切ることもあるため実用的ではありません。そのため、ハイ設定をベースに見た目が気になる環境テクスチャや車のクオリティーを上げ街中の混雑時にも50fpsを切らないようにしています。
GPU使用率は95%辺りを推移しており、CPU使用率は1スレッドが100%張付きで他の9スレッドには15~40%程負荷が掛かっており、残りの6スレッドは遊んでいます。
同じマイクロソフト製のレーシングシミュレーションゲームですが、CPUコアの使い方が随分異なるようで、Forza Horizon 3 の方が多スレッドに最適化されているように感じました。そのためか、ゲームモード・オンとオフの時のレスポンスに違いを感じることはありませんでした。
ここからは、ゲームモード試していた時に遭遇した致命的な不具合について書いていきます。
ゲームモードをオンにしてForza Horizon 3 PC版を試した後、ゲームを終了しても他のアプリの動作が極端に遅いまま元に戻らなくなる現象に見舞われました。一旦この現象が起こるとForza Horizon 3 PC版でゲームモードをオフにしてもゲーム起動後、必ずシステム全体の速度低下が起こるようになりました。
タスクマネージャーで確認したところ、CPU使用率は低く何かのプロセスがリソースを食っているわけでも無いので、グラフィックスボードのドライバーやマザーボードのBIOSを疑い何度か変更を試みましたが直りませんでした。色々試したところ サインアウトや再起動で直ることから…
私の憶測になりますが 以下の現象が起こっているのではないかと考えました。
ゲームモードにすると、そのアプリに関連する実行モジュールやサービスの プライオリティー(CPUの優先順位)が高くなり他のタスクより優先して実行されるためゲームのパフォーマンスが向上します。しかしゲームを終了してもそのアプリが起動したときに同時に起動したサービスなどが残っており、その優先順位は高いままで他のタスクの実行を阻害する…
もしくは、ゲームモードにすると、そのアプリ以外のタスク(システムのプロセスなど)のプライオリティーが下げられ、ゲームのタスクが優先されるためゲームのパフォーマンスが向上します。しかしそのゲームを終了しても、一部のプロセスのプライオリティーが元に戻らず、システム全体のパフォーマンスが低下する…
以上のどちらか、もしくはその両方が起こっている可能性が考えられます。
であれば…ゲームモードを使わないようにする。これしか問題を解決する方法を考えられませんでした。
実際ゲームモードを使えなくしたら、 Forza Horizon 3 PC版を起動後もシステム全体の速度低下は見られなくなりました。
私の環境だけの問題(おま環)かも知れませんが、もし同じような現象に見舞われた方のために、完全にゲームモードをオフにする方法を以下に記します。
・スタートボタン をクリックし 設定 をクリック
・ゲームをクリック
・ゲームバーを使ってゲーム クリップ、スクリーンショットを記録し、ブロードキャストする を オフにする
・コントローラーのこのボタンでゲーム バーを開きます をオフにする
・Microsoft が検証した全画面表示ゲームをプレイするときにゲーム バーを表示 を オフにする
・ゲームモードをクリック
・ゲーム モードを使用する をオフにする
以上です。ゲームモードは OSとゲーム、マザーボードのBIOSそして各種デバイスドライバーの全てが最適化され上手く機能した時のみ恩恵に与れると思います。今のところ私の環境では恩恵よりデメリットの方が大きいので、「安定してパフォーマンスが出るよ」という報告が多くなるまで封印したいと思います。
結論…ゲームモード、今は止めとけ と言わせて頂きます (〃゜д゜;A アセアセ・・・
ゲームモードもWindows定例パッチなどで、改善されていくと思うので、今後も自分が試した結果を追記していきたいと思います。