ゲーム中あまりにもノートパソコンが熱くなるので、安価なノートパソコン用の冷却パッドを購入し試してみました。購入した時の金額は1,980円(税込み)でした。
ファンは USB Type-Aから給電します。
冷却パッド本体にもう一つ USB Type-Aの端子を持っているので、ゲームパッドやマウスを冷却パッド側につなげば実質ノートパソコンで使用できるUSB端子の数は減りません。
ただしどう見ても USB Type-A(2.0以下)なのでメモリスティックや大きな電力を消費するデバイスの接続には向いていません。あくまでオマケです。
安価な製品ですが、ダイヤル式のファン回転速度制御兼、電源スイッチを搭載しているのには好感が持てます。
ファンの音は回転速度をMAXにしても静かで許せるレベルです。
ゲーム中はノートパソコンの排気ファンの音が大きいので、冷却パッドのファンの音は全く気になりません。
実際の冷却性のはどうなのか、Forza Horizon 4 のベンチマーク(設定:フルHD ウルトラ)を走らせ、CPUとGPUの温度とベンチマークのスコアを計測してみました。
シチュエーションは、冷却パッドを使わずノートパソコンを机の上に直に置いた場合と、冷却パッド上に置き底板の角度はつけずファンも回していない状態、一段階角度を高くつけファンをMAXで回した場合の3パターンを試してみました。
Intel CPUはアプリ起動直後は一時的に高クロックを維持動作し、一定時間経つとCPUクロックが落ちてきて落ち着く性質があるので、各シチュエーションで 2回ベンチマークを実行し 2回目のスコアを計測結果としています。
冷却パッドを使わず机の上に直置き
CPU温度は 86℃、GPU温度は 83.8℃、GPUのHotSpotは 90.5℃とかなり高く、ノートパソコンのファンの音がとても煩く排熱も灼熱です。キーボードのファンクションキーの上はアツアツで壊れないか心配になるほどです。
冷却パッド上に置き底板の角度はつけずファンも回していない状態
ベンチマーク結果が 1FPSだけ向上しましたが、これは誤差範囲です。
この冷却パッドはメッシュ構造でそれなりの厚みがあるので、上に乗せるだけで結構温度が下がります。吸気のスペースが確保されたためと推測できます。
CPU温度は 81℃、GPU温度は 78.7℃、GPUのHotSpotは 85.7℃と、まだまだ熱いですが、机に直置きの場合と比べ全体的に 5℃も下がっています。
ノートパソコンのファンの音も煩いですが机に直置きの時よりはマシで、排熱も灼熱からアツアツに格下げです。キーボードのファンクションキーの上は相変わらずアツアツですが、それでもやはり机に直置きより温度は下がっています。
冷却パッド上に置き、一段階角度を高くつけファンをMAXで回した場合
ベンチマーク結果が、机に直置きの状態から 4FPSも向上しました。
6.6%の性能向上は誤差ではなく、しっかり冷却できている証拠といえます。
CPU温度は 76℃、GPU温度は 74.1℃、GPUのHotSpotは 81.2℃と、HotSpot以外は 80℃を切りました。机に直置きの場合と比べ全体的に 10℃近く下がっています。
ノートパソコンのファンの音は相変わらず煩いですがゲームをしていたらこんなものかなというレベルまで下がっています。排熱の温度も良い感じで下がっています。キーボードの上の方も熱いですが壊れそうなレベルから脱却しています。
購入したゲーミングノートは安価な製品とはいえ 9万円もします。
2千円もしない冷却パッドで熱による故障のリスクから解放されると考えれば非常にコスパの良い製品だといえます。
もちろん作りはチープでどれだけ耐久性があるのかは疑問ですが、2千円なら壊れたら買いなおせば良いかなと考えています。ゲーミングノートの殆どが底面から吸気してサイドもしくは背面から排気しているので、アツアツで壊れそうな思いをしているのであれば購入して損はない製品だといえます。
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