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ASUS ROG Strix 有線メカニカルキーボードのレビュー

2024年10月19日 | デスクトップパソコン
半年ほど前にキーボードをASUS製のテンキーレス有線メカニカル(赤軸)キーボード
「ROG Strix Scope NX TKL Moonlight White有線メカニカルRGBゲーミングキーボード」(長いので以降 ROGキーボードと呼称)に買い替えました。
 
 
長年 FILCO の有線無線切り替え式のフルサイズメカニカル(青軸)日本語キーボードを使ってきたのですが、古くなりへたってきた(印刷文字が消えかかりキーがテカってきた)ので買い替えることにしました。

買い替えるのあたり以下のスペックを満たしていることを条件としました。

1.テンキーレス 
2.キースイッチは赤軸もしくは茶軸 
3.キーキャップは2色成形
4.バックライト搭載
5.日本語配列

その内容を順を追ってみていきます。


テンキーレス


今までずっとフルサイズのキーボードを使用してきたのですが…
ExcelやレトロPCのエミュレーターでくらいでしかテンキーは使わないのに机の場所をとるため今回はテンキーレスモデルに決めました。


赤軸もしくは茶軸


青軸のクリック感は抜群に素晴らしいのですが、キー押すのが重くカチッという音が大きいため赤軸か茶軸のどちらかにしようと考えツクモで試し打ちをした結果、赤軸モデルを選びました。銀軸は軽すぎて誤爆するので無しです。


キーキャップは2色成形


これは単純にキーキャップの文字が消えにくいためです。
FILCOも2色成形のキーキャップをパーツとして別売しているのですが、5,980円と中途半端に高く、それならキーボード毎買い替えようとなりました。


フルカラーのバックライトを搭載 


バックライトに関してはゲーミングデバイスとしてカラフルに光らせたいわけではなく室内が暗い状態でもキーを認識しやすくするためです。
2台所有しているノートPCの1台はバックライトを搭載しておらず暗い部屋での作業が困難だったので、この機能も必須としました。


日本語配列


今まで日本語配列のキーボードしか使ってこなかったので英語配列には抵抗があります。キーにかな表記は要らない…むしろ無い方がすっきしますが ROGキーボードにかな無しモデルがなかったので、そこは妥協です。



今回購入したROGキーボードには ブラックとホワイトの2色のモデルが用意されています。
私は見た目がかっこいいという理由でホワイトのモデルを選びました。2000年以前のPCはクリーム色が主体だったのに今や殆どのPCパーツは黒色が主体に…白系の色は黄ばむのが難点ですが、かっこいいのは白系のパーツだと思っています。

ここからは ROGキーボードの開封、外観の確認、バックライトの設定、打ち心地、良かった点と気になった点をまとめて記します。


ROG Strix Scope NX TKL Moonlight White の開封




箱からしてかっこいい。パッケージの写真はなぜか英語配列…
右下の赤いシールに日本語配列と書かれているので、わざわざ日本語配列の写真を使わないのはコスト削減だと考えられます。ホームページにも小さく「日本で発売されるモデルは日本語配列になります」と書かれているだけです。

中箱はシックで良い意味で価格相応といった感じ



キーボード本体は薄いメッシュシートに中に入っていました



内容物はキーボード本体とUSBケーブル(USB 2.0 TYPE A to TYPE C)
USBケーブルはメッシュで質感は高め



裏側はこんな感じ
赤枠のUSB TYPE Cポートは本体の内側に奥まっていてケーブルを左右に逃がすことができる構造になっているためケーブルが根元から折れる心配はなさそうです…よく考えられていますね。


バックライトの設定


PCに接続して電源を入れるとバックライトが白く発光します。


このバックライトはツール( Armoury Crate )で制御可能です。


ライティングの基本エフェクトは10種類+詳細設定(Aura Syne)の計11種類用意されています。各エフェクト毎に色や明るさの調整も可能です。Armoury Crate のダウンロードは以下のアドレスをご参照してください。


試しに基本エフェクトのレインボーを選択してみると



こんな感じに光りが左から右へ流れます。



デモンストレーション用途には良いですが実用的ではないですね(汗
そのほかにも色々なパターンで光らせることができ Armoury Crateのバージョンが上がるたびに基本エフェクトが増えています。

実使用でどのように光らせるか考えたのですが…
常時点灯が最も見やすく、そのベースの色は白 緑 水色が良さそうです。
赤や黄色は目に優しくなく青は暗いのでグレーのキーの文字が見にくく感じます。

このキーボード、基本のキーは白色で特殊キーはグレーになっています。
白色のキーは暗い色が合っていて青や緑を暗く光らせるのが最も見やすく、グレーのキーは明るい色があっていて暗い色やライティングを消すと見えづらくなります。グレーのキーは消灯するとホント見えないです。

そういった経緯から、バックライトを常時点灯しキー毎に色を割り当てるのが一番良いと感じました。そこで使用するツールは Aura Creator …ASUS製品のあらゆるパーツのライティングを制御できるアプリです。ダウンロードサイトは以下のアドレスをご参照ください。


同じ色で光らせたいキーを選択し光り方と色を設定し「レイヤーに設定」ボタンで登録します。これを繰り返し任意のキーを好きなライティングにカスタマイズ可能です。

グレーのキーを緑で指定して

 

メインのキーは光らせない



その他 ファンクションキーは青で ESCとWinキーは白といった感じで登録してみました。
いい感じです。



ここで一つ問題が…
利用可能なデバイスにROGキーボードの日本語配列が見当たりません。

試しにAura Creatorで全ての文字を緑色で指定して適用してみると…



赤枠で囲った文字が光りません。
日本語配列に比べ英語配列の方がキーが少ないので Aura Creator ではこの4つのキーを光らせることができなさそうです。

色々と調べてみたのですが解決方法が見つからなかったので、ASUSのサポートに現状を記したメールを送りました。朝方にメールを送信したのですが、その日の内に返信がきたのにはビックリです。さすが天下の ASUS 仕事が早い!

返信の内容は、Aura Creator に ROGキーボードの日本語レイアウトを追加する予定は無いとのこと…対応の検討もして貰えないのは残念です。


ROG Strix Scope NX TKL Moonlight White の打ち心地


はっきり言って最高です。キーは重くもなく軽くもなく丁度良い感じです。
青軸だと打っている途中で疲れてくるので…
また左下の Ctrl キーが長くショートカットの操作で誤爆することがなくなりました。
左下にFnキーは要りません。ファンクションキーのF5からF12まではFnキーと併用になっていますが、Fn+Ins でファンクションキーをロックできるの問題なしです。

打鍵音は他社製品と比べると大き目です。
ベースがしっかりとしたアルミ製の板で打鍵音が響くためだと考えられます。気になる方は「メカニカル静音リング」を別途購入した方が良いかも知れません。


まとめ


これは良い買い物でした。最後に良かった点と残念に感じた点をまとめます。

良かった点

・打鍵感がいい
・キーは2色形成で高耐久
・テンキーが無いので場所を取らない
・ベースプレートがアルミ板でヘアライン加工されていてかっこいい
・付属のUSBケーブルがしっかりしている
・安心のASUS製品のサポート

残念に感じた点

・バックライト消灯時グレーのキーの文字がほとんど見えない
・キー個別のバックライトが日本語配列に対応していない
・キーの打撃音が大きく強く叩くと青軸と変わらない

 
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