今週は、というか先週からずっと忙しかった。
仕事のほかに、桜を取材に出かけていたからです。
大阪城の桜を見た次の日、
大阪富田林という、我が家から車で4・50分の所に
「桜の下で死なん」で有名な西行終焉のお寺があります。
思い立って出かけました。
しかし、想像していたような桜がふりそそぐ地ではありませんでした。
桜が年取り、背が高く細っていました。
しかし、手入れの行き届いた庭にある西行記念館では、
彼の興味深い書があったり、
旅をする可愛い姿の焼き物が合ったり結構楽しめました。
次の日は、横浜の外人墓地の辺りの桜。
その次の日は、友達と近くの桜並木を散歩。
夕食を共にして、10時ごろまでおしゃべり。
この友人は、アメリカから帰ってきているのですが、
互いに忙しく、やっと会えたのです。
次の日は京都の桜を取材に行きました。
京都の四季を描く計画が持ち上がっているのです。
醍醐の桜を見て、知恩院、高台寺、円山公園…。
さすがに疲れて歩くのがいやになりました。
醍醐寺の茶店風景
醍醐寺の枝垂桜
円山公園の有名な枝垂桜なんとも哀れな姿です。
京都は観光地。
桜に浮かれてうじゃうじゃと人がいます。
何で皆桜の下で飲み食いするのでしょう。
この日は、季節外れの雪の降った日。寒かった!
醍醐寺は、秀吉の時と同じ境内で茶店がいっぱい出ていました。
おなかが空いたので、私たちも暖かいおそばを寒さに震えながら赤い毛氈の椅子でいただきました。
さて、我が家のあたりは、桜がいっぱいなのです。
誰もその下で焼肉パーティをしていません。
なにもわざわざ京都まで見に行かなくても、とてもきれいなのです。
桜は自分のために咲き誇ります。
むっつりした観光地の桜と違い、とても雄弁なのです。
しかし疲れた!