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さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

8月から訪問言語リハビリをしてもらうことにしました

2021-08-18 23:32:05 | 言語リハビリ
これまでお世話になっていた言語リハビリは大きな総合病院のリハビリテーション科の中で行なっていました。
さっちゃんの掛かり付けのお医者さんが紹介状を書いてくださって、行くようになったのがその病院の脳神経外科。
そこの先生が神経内科の先生にも診てもらうようにしてくださり、神経内科の先生がリハビリ科に繋げてくれたのです。
言語リハビリがスタートしたのは3年前の2018年11月のこと。

リハビリと言っても、認知症は進行性の病気ですから、言語状況が改善されるわけではありませんし、期待もしていません。
ただ、何時頃からだったでしょうか、コロナ禍の前からだったようなあやふやな記憶ですが、
STの先生から、「今後どのようにしたいのか?」などと聞かれることが時々ありました。
1年だか半年だか、それくらい前になると、「この病院は急性期の患者さんが主な対象」との言も僕の耳に入るようになりました。
STのT田先生は優しい方ですから、文字にして書くとシビアな内容なんですが、どこか他人事に聞こえる柔らかな言い方でおっしゃっていました。

とは言え、毎週水曜日に行なわれていた言語リハビリも、今年の4月には2回、5月以降は月に1回になっています。
8月は1回もありません。

もちろん、STのT田先生が勝手に減らしていった訳ではなくて、僕との相談の中でそのようになっていったのです。
病院側の急性期の患者さん優先という理由もあるわけですが、それ以上にそうせざるを得ない理由がさっちゃん側にもあったのです。
それはさっちゃんの不穏で言語リハビリ自体が出来なくなっていることなんです。

去年のいつ頃くらいまでだったか、さっちゃんはギリギリ間に合う電車ではなく、その1本前の電車で病院に行っていました。
リハビリの待合室で20分ほど待つことになるのですが、万が一その電車に乗れなかったとしても、次の電車でもギリギリ間に合う訳なんです。
ところが、さっちゃんは待合室で待っている間に次第に不穏気味になってしまうようになりました。
さっちゃんは同じ場所で待ち続けることが凄く苦痛なようで、「帰る」と言って聞かなくなったりするんです。
この問題はいつもギリギリ間に合う電車で来ることで解決は見ました。
しかし、その電車に乗り遅れた場合は言語リハビリをお休みすることになります。
と言うのも、次の電車まで30分近く駅やホームで待つことが困難だからです。

別の理由は、さっちゃんの歩く力が弱くなったことが影響しているようです。
自宅から駅まで徒歩25分、電車に乗って降りた駅から病院まで20分歩かなくてはいけません。
さっちゃんは健脚でそれくらいは何ともなかったんですが、最近はどうやら疲れるようなんですね。
肉体的疲労は精神的疲労に直結しているのでしょう、さっちゃんの場合も。
言語リハビリの時間に集中できないようにだんだんなって来ました。

幾つもの原因があるんだとは思いますが、現実問題として言語リハビリがまともに出来なくなっていたのです。
病院まで通うストレスが問題なのなら、そのストレスを排除すればいいのではと僕が考えるのは自然な成り行き。
そんなこんなで、訪問リハビリについてケアマネさんに相談をし始めたのが、何時のことだったでしょうかね。
昨年末だったか、今年に入ってからだったか。

訪問言語リハビリをしてくださるSTさん(言語聴覚士)はあまり数多くおられないようなんですね。
僕の住んでいる市には1人しか居ないんだそうです。
もしそのSTさん(女性)にリハビリをしてもらうのなら、月曜日の朝9時半からなら空いている状況なのだとか。
僕はその時間でも構わないと思いました。
その後、他の時間枠が空いたなら替えてもらえばいいことですし。

その前提で、手続きを進めることにしたんです。
手続きで必要なことは医師に指示書を書いてもらうことです。
その指示書をどのお医者さんに書いてもらうのか?
さほど急ぐ訳でもありませんから(STさんの空き時間が埋まってしまうかもしれませんが)、
じきに掛かり付けのお医者さんに会う予定でしたから、その時に頼んでみようかと思いました。
指示書というのはどんな内容を書いてもらうのか?
お医者さんに頼む際にちゃんと説明したかったからなんですが、医師ならご存知なんでしょうけどね。

掛かり付けのお医者さんには断わられました。
内科の先生ですから、より相応しい医師がいるとの判断だったのでしょう。
STのT田先生は医師ではありませんから出来ないのですが、リハビリ科のさっちゃん担当の先生は指示書を書かないと思うとT田先生に言われました。
そう思う理由は僕には分かりません。

7月7日神経内科の診療がありました。
3ヶ月おきくらいに定期的に診てもらっています。
専門分野からみても、この先生に指示書をお願いするのが最も相応しいとは最初から思っていました。
ですから、指示書の件もお願いしようと考えていました。
すると、先生の方から指示書の話を持ち出され、「私が書きますよ」といきなりおっしゃってくださったのです。
リハビリ科からの報告もご覧になられて、こちらの状況はご存知だったのでしょうね。

という訳で、訪問言語リハビリの件は実現に向けて動き始めました。
ところが、あの女性のSTさんはすべての枠が埋まってしまったんだそうです。
そこでケアマネさんが探してくれたのは東京都で大規模に事業展開している会社の訪問看護部門の支所。
支所の所在地は隣りの市なんですが、所属するSTさん(男性)は杉並区の支所所属なんです。
STさんというのはまだまだ数が少ないようですね。

男性だと言うことがちょっとひっかかりましたが、T田先生も男性でしたけれど、さっちゃんとの関係性は良好でした。
万が一、さっちゃんがそのSTさんに馴染まないようなら、止めればいいだけのことですから、ケアマネさんにはこの線で進めてもらうことにしました。
時間帯は毎週月曜日の2時~2時40分です。

7月28日にSTさんと看護師さんが来られて、正式契約を結びました。
その看護師さん(女性)は今後、3ヶ月に1回来てくださって、さっちゃんの体調等を診てくださることになっています。
看護師さんに自宅で定期的に診ていただけるのも、何となく心強いというか、安心感がありますね。

という訳で、8月に入って訪問言語リハビリが2回行なわれました。
2回? と思われたでしょうが、3回目のはずの今週16日は急遽中止になったんです。
その理由ですが、男性STのY田先生の関係の人物(どんな関係かまでは知りませんが)新型コロナウイルスに感染したんだそうです。
Y田先生は濃厚接触者ではないのですが、念のためにPCR検査をして陰性でした。
ただ、念には念を入れて、数日間は仕事を休むことにしたんだそうです。
こんなご時世ですから、仕方がないというか、当然の対処でしょうね。

その訪問言語リハビリの様子は追々ご報告したいと思います。


ついでと言ってはなんですが、今日の散歩の様子をちょっとだけ。


▲18:14。今日は久し振りに青空が広がりました。と言っても、朝と夕方だけでしたけどね。東京都の23区方面は晴れていて、気温も上がったようですが、西部は雨が降ったり止んだりで、気温もさほど上がりませんでした。午前中洗濯をしたんですが、午後になっても乾いていませんでした。でも、夕方の日差しでやっと乾いたんです。ですから、この写真のような夕陽の光景も久し振りです。


▲18:17。雨続きで、散歩の出来ない日も多くありました。昨日も雨の合間を縫って散歩したんですが、雲間から1ヶ月近くぶりのを見ました。今日の月は隠れる雲を持っていません。さっちゃんの頭の左上に10日目くらいの月が浮かんでるのが見えるでしょうか?
コメント
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