さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

久し振りの散歩でした。やっぱりさっちゃんには散歩がいい刺激になるようです

2021-08-04 23:52:40 | 散歩
何日ぶりの散歩だったでしょうか?
雨でも降らない限りは毎日散歩に出かけようと思っているのに、何かと理由があって散歩に出ない日が多かったのです。
もちろん雨の日は仕方ありませんが、さっちゃんが不調だったり、僕が疲れていたり、何となく行きそびれたり・・・・
確かにこの時期は散歩に出かけるタイミングは難しいのです。
早く出過ぎると、まだまだ暑いですし、遅く出るともちろん暗くなってしまいます。
暑いよりは暗い方がいいと思いますが、帰宅後は夕食ですし、その準備やさっちゃんが眠くなることを考えると、あまり遅い散歩は無理なんです。

東京地方の日の入りは18時42分、30分くらい前に家を出ると、夕陽がいちばん綺麗なようなので、18時10分ころに出発。
棟の下を歩いていると、いつも声を掛けてくれる人が5階から「暑いね~ぇ!」と呼び止めます。
僕は顔を上げて、彼の姿を探し、「本当に暑いですね!」と返答しました。
さっちゃんは大きな声を出しているそんな僕の様子を見て、笑っています。
僕が何をしているのか分かっていて笑った訳ではないと思いますが、上を向いて大きな声を出す僕が面白かったんでしょうかね?

歩道を歩いていると、男性(多分父親)が小さな子ふたりを連れて歩いていました。
2歳とか3歳くらいでしょうか。
さっちゃんは認知症になってから、人間への関心がより強くなったように感じます。
小さな子供には特に引き付けられるようで、さっちゃんは子供たちを指差したり何かしら喋ったりしています。

多摩川土手に来て、僕は久し振りに夕陽を見ました。
今日の夕陽は特別綺麗という訳ではなく、普通でしょう。
散歩に行かなかった日の夕陽も、ベランダから見ていてかなり綺麗そうな日もあったのですけどね。
夕陽を見ると、気持ちよくなります。
多摩川土手は気温はまだまだ高いはずなんですが、風が心地よくて涼しく感じます。


▲18:17。夕陽バックにさっちゃんをパチリ。安物のコンデジではこの程度の写真が限界ですね。肉眼の凄さが分かります。肉眼では、まだ明るい河川敷の草木の緑がよく見えますし、夕陽の黄金色の輝き、さっちゃんの顔までしっかりと認識できます。


▲18:19。その夕陽の様子はこんな感じですね。さっちゃんはこの夕景を見て、何やら感動している様子でした。正しい言葉にはなっていませんでしたけれど、「綺麗ね」とかそんな類の表現をしていることは理解できました。

多摩川土手を離れる時、11段ある急な階段を下りるんです。
この階段を下りる時、さっちゃんは10段目を飛ばして、11段目の地面に足を下ろすことが時々あります。
今日もそうでした。
僕はさっちゃんの脇の下も持って支えていましたから、転がってしまうことはありませんでしたけれど、手は地面に付いてしまいました。

家の手前5分ほどの道路を歩いていると、後ろからバイクがバリバリバリバリと、轟音を立てながら走って行きました。
すると、さっちゃんが「凄いね」と言います。
表情を見ると、バイクの騒音が嫌だったみたいですね。
ですから、この「凄いね」否定的感情の意味ですね。
普段さっちゃんの耳がどの程度聞こえているのか、よく分かりません。
どの程度かは分からないのですが、少し聞こえ難くなっていることは確かです。
でも、このバイクの轟音は嫌な大きな音として聞こえるんですね。
ちょっと安心しました。
それと、「凄いね」との言葉を発したことも嬉しかったです。
コメント
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