さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

さっちゃんは今日リハビリ病棟へ移りました。さっそく看護師さんから電話が入りました

2022-01-06 17:27:31 | 大腿骨転子部骨折
1月6日リハビリ病棟へ移ることは既定路線でしたが、さっそく看護師さんから電話が入るとまでは思いませんでした。
リハビリ病棟へ移るということは、退院へ向けてのカウントダウンが始まるということのようですね。
一般的には1ヶ月半くらいリハビリ病棟に居たら、それくらいが退院する目途のようです。
2月20日前後を視野に入れながら、準備も進めないといけないということのようですね。

看護師さんが僕にいろいろと質問します。
まずは、さっちゃんが退院した場合の受け入れ先です。
自宅で受け入れるのか、施設が受け入れるのかということ。
僕にとって、この答えは明瞭です。
「可能な限り、自宅で受け入れたいと思っています」

自宅での受け入れに関係した質問もありました。
「お住まいは一戸建てですか、マンションですか?」
「アパートです」
「何階ですか?」
「○階です」
「エレベーターはありますか?」
「あります」
「部屋には手摺りなどはありますか?」
「トイレとお風呂にはあります」
「段差はありますか」
「いちおうバリアフリー対応なので、ありません」
「車椅子が通れる広さはありますか?」
「あります」
「入院前はベッドでしたか? お布団でしたか?」
「布団でした」
「ベッドを入れるスペースはありますか?」
「あります」


他にも入院前の生活自立度についても聞かれました。
食事やトイレや着替えについては、ほぼ全介助だったと言いました。
歩行についても聞かれましたが、しっかりと歩けていたと伝えました。
しっかりとと言っても、家の中を普通に歩く程度のことですけれどね。
「勝手に出歩いたりすることはなかったですか?」とも、聞かれました。
「以前はありましたけれど、ここ2年くらいはないですね」と答えます。
他にも幾つか聞かれたように思いますが、忘れました。

そして、看護師さんから重要な要請がありました。
それは介護度の区分変更申請手続きを進めることです。
申請手続きをしても、実際に決定がなされるのには時間がかかるので、すぐにでも進めておいて欲しいと言うのです。
とはいえ、僕には疑問点がありました。
現状で介護度を決めれば、ほぼ確実に要介護になると思います。
でも、リハビリが進んで、以前同様歩けるようになったりしたら、介護度はくらいで収まるはずですよね。
そのあたりを聞いてみましたが、その場合は再度変更すればいいと、言われました。
まあ、確かにそうですね。
最悪の事態に対応できるように準備しておいた方がいいということなんでしょうね。
この件では、電話終了後、ケアマネさんにお願いしておきました。
入院中の手続きになりますから、市役所からの担当者と看護師とさっちゃんとで行なうそうです。
僕もケアマネさんも立ち会うことは出来ません。

自宅での受け入れになった場合、看護師さんとして心配なのは僕が適正に介護できるかと言うことです。
おそらくその辺りに関連した質問なんでしょう。
「料理、洗濯、お掃除等の家事はどうされていましたか?」
「全部僕がやっていました」
「オムツになる可能性もありますが」
「寝たままで穿き替えるということですよね?」
「そうですね」
「もちろん未経験のことですから不安はありますけれど、慣れていけば出来ると思います」
「そうですね、訪問介護などを活用して、教えてもらうことも出来るでしょうし」


介護制度の利用についての話もありました。
ショートステイ11月に初めて1度だけ利用したことや、そこが車椅子にも対応してくださること等を看護師さんにも話しました。
また、ST(言語聴覚士)訪問リハビリに来ていただいていたこと、退院後はPT(理学療法士)に来てもらうことも考えたいと言いました。

立ち上がったり、歩いたり出来るようになって欲しいとは切実に思いますけれど、そうでなくても、早く退院して一緒に暮らしたいですね。
リハビリは家でも行ないたいと思いますし。
僕もやるでしょうし、訪問リハビリのPTさんにもお願いしたいと思いますから。

介護がこれまで以上に大変そうな気配は濃厚に漂って来ます。
でも、思いのほか早くさっちゃんが家に帰って来る、その喜びへの期待の方が強いですね。
立ち上がれない、歩けない、僕のことを忘れている、笑顔も消えている、そんな状態での退院かもしれません。
それでも嬉しいですよね、我が家に戻って来てくれるのは。
ゆっくり時間をかけて、立ち上がり、歩き、僕を認識してもらい、笑ってもらう、そんな努力も楽しそうですよね。
コメント
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