さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

スーパーでの買い物も、さっちゃんが出来るお手伝いはだんだん少なくなってきます

2020-07-20 23:28:37 | 買い物
さっちゃんが一人で買い物に行けなくなったのはいつ頃だったのでしょう?
「2016年の忘事録」で3月15日の記録にはさっちゃんが一人でスーパーに行ったとあります。
ヤシの実洗剤がなくて買ってこなかったこと、肉を買い忘れて来たことが記録されています。

さっちゃん一人に任せられなくなって、必ず僕と二人で行くようになっても、しばらくは買う品物の主導権はさっちゃんが握っていたはずです。
その主導権が何時頃僕に移って来たんでしょう?
記録がないので分かりません。

さっちゃんも僕もタウン用のザックを背負って行くのですが、今では僕のザックに入り切れなくなった時だけ持ってもらっています。
何時頃までさっちゃんと僕が対等に(と言っても6:4くらいの割合いでしょうが)荷物を分け持っていたんでしょう?

買い物ひとつとっても、様々な要素が含まれています。
今ではさっちゃんはほぼ僕に付いて来ているだけになってしまっています。
かろうじてお願いしているのが、買い物籠を持つこと、カートを押すことくらい。
買う物が少ない時は籠だけですが、思いのほか買ってしまった時は重くなってしまいます。
そんな時は、最後には僕が持つことになります。

最初からたくさん買い物がある時は、カートを押してもらいます。
さっちゃんは僕のすぐ後ろにぴったりと付いて来ることが多いので、カートが僕にぶつかること度々で僕は避けながら歩かなくてはなりません。

ところで昨日のことですが、スーパーに買い物に行き、さっちゃんにカートを持ってもらおうとしました。
消毒済みのすでに籠を載せられたカートをさっちゃんに渡しました。
さっちゃんはカートをどうすればいいのかが分かりませんから、カートの手押し部分を握らせたのです。
僕はそのまま売り場に進み、さっちゃんが付いて来ているはずの後ろを振り返ると、何も持っていないさっちゃんがいました。
僕は慌てて先ほどの場所に戻り、再度さっちゃんにカートを渡して、手押し部分をしっかりと握らせました。
でも、さっちゃんはカートを進行方向へ向けてしっかりと押すことが出来ないようです。
カートはフラフラと横向きになったりしています。
他の買い物客の邪魔になりそうですから、僕はカートをさっちゃんから取り上げました。
僕が押すことにしたのです。

さっちゃんは怒ってもいませんし、悔しそうでもありません。
カートや籠を持っている時と同じように、僕の後から付いて来ます。

コロナ禍での買い物なので、最近はさっちゃんのデイサービス中に僕ひとりで済ませることが多かったんです。
久し振りにカートを持ったさっちゃんは、押し方を忘れていたのでしょう。
次に同様な機会があれば、再びさっちゃんにカートを押してもらおうと思います。
昨日は夕方6時過ぎでしたし買い物客も多かったので、急いで買い物を終えて早く帰宅したかったのです。
時間的な余裕もなかったんですね。
さっちゃんには出来る手伝いはまだまだし続けて欲しいと願っています。
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