先週の水曜日に洗濯物を取りに行くと、1週間たったのに洗濯物はありませんでした。
それから1週間、昨日また洗濯物を取りに行きました。
午後に洗濯物を取りに行くことは伝えてありますし、顔も覚えられたのでしょうか?
僕の姿を見ると、事務の方が洗濯物置き場を探し始めました。
洗濯物はありました。
パジャマタイプの寝巻き1着、肌着1着、靴下1足が入っていました。
すると、S田さんが僕の方へ歩み寄って来て、こう言います。
「看護師さんがさっちゃんの様子を話してくれるそうですから、そこ(椅子)に座って待っていてください」
すぐに看護師さん(看護師長だったかな?)が来てくださって、隣りの椅子に座り、話してくださいます。
食事(経管摂取ですけれど)については、
「朝の10時と夕方5時ころに食事をしています」
「400kcalずつ、1日に800kcalですね」
「体も細くて小さいので、医師と相談しながら、とりあえずこの量で試しています」
「車椅子に乗った状態で、ナースステーションのテレビの前に連れて来て、そこで食事をしてもらっています」
「食後もしばらくは車椅子に座ってもらっています」
吸引については、
「朝起きた時に、少し痰が溜まっていることがあるようですね」
「時々咳をすることがありますよ」
「それで上手く痰が上がって来てくれれば吸引もし易くなるんですがね」
「食事の際に口腔ケアもしますから、その時に口腔内の水分の吸引もします」
「その日の状態にもよりますが、入所したころよりも痰の出方は少なくなったと思いますよ」
「いつも何か喋っておられますね」
「体に触れた時に吃驚されたりすると、『ああご免なさいね』と謝まるんですが、その後など何か喋っていますね」
僕の個人的な感想ですが、意味不明の言葉でも何か喋っている方がさっちゃんの状態はいいのだと思います。
リハビリについては看護師さんは直接タッチしている訳ではないので、時折見かけた時の印象です。
「端座位もけっこう出来ているように感じますね。もちろん長くはまだ無理でしょうけれど」
「立っている姿もよく見かけますよ。引っ張って立たせてるわけでもないようですし」
そんな姿がよく見られるということは、さっちゃんが座ったり立ったりすることを嫌がってはいないと言うことでしょうね。
骨折で入院したA病院でも、肺炎で入院した災害医療センターでも、リハビリを嫌がることがあったようです。
体調が悪いわけですから、さっちゃんとしてはリハビリどころではなかったのかもしれませんね。
今は体調も落ち着いているので、リハビリも楽しいのかもしれません。
そうであって欲しいですね。
長く座れるようになって、立ち上がれるようになって、少しでも歩けるようになって欲しいと願っています。
他にも幾つか聞きましたけれど、忘れました。
そのうちS田さんがやって来て、看護師さんに何やら告げています。
雰囲気からすると、看護師さんに急な用件が発生したみたいです。
急いで建物の奥に入って行く看護師さんに向かって、「長い時間、有難うございました」と声を掛けるのがやっとでした。
S田さんもそのまま去って行きました
今回の看護師さんとの話の場をセッティングしてくださったのは、S田さんだと思います。
先週の面談で僕はS田さんに訴えました。
「コロナ禍で面会も出来ませんから、家族にとってはS田さんからのひと言だけでも本当に心安らぐんですよ」
思わず涙ぐんで、そう訴えたんです。
その想いがS田さんに伝わったんだと思います。
彼女は心優しい方なんですね。
でも、いろいろな振る舞い方は本当に下手ですよね。
今回も看護師さんとの話が終了する時にほんのひと言でも言ってくださればいいのにね。
「済みませんね。看護師に急な用件が発生したものですから」
例えば、それだけ言葉をかけてくだされば、相当印象は違いますよね。
何の言葉もなく、S田さんも行ってしまったのですから。
ひとり取り残された僕は、寂しく帰るしかありません。
まあ、でも、いいです。
看護師さんと話が出来たのは、S田さんの優しさの所以ですからね。
感謝です。
この日の夕方、散歩しました。
前日の3日に山を歩いたので、疲労した筋肉を少しでもほぐそうと思ったからでもあります。
いつもの基本周回コースを歩くと、さっちゃんとの想い出ばかりが思い出されます。
車椅子でもいいので、また一緒に散歩したいものです。
▲18:21。いつも見えている奥多摩の大岳山ですね。もう10分ほど早く家を出てくれば良かったと思いました。山の端に夕陽が沈む直前の短い時間が夕景がいちばん輝く瞬間だからです。陽が沈んで、時間も経っているので、夕景から輝きが失われています。
▲18:27。ISOを1600にして撮ってみました。つくづく人間の眼は凄いなと思います。僕の眼にはこの景色はもっと明るく見えていますし、草の緑色もより美しく見えています。さらには、夕空ももっと橙色が濃く見えている部分がありますし、上空はまだ昼の青みを残しています。その全てが人間の目には同時に見えるんですよね。ひとつ前の写真は、夕空の橙色を写そうとしたのですが、そうすると、手前の山や河原は真っ黒になってしまいます。橙色だって、もっと綺麗な橙色なんですけどね。
▲18:29。米軍基地から飛び立ったオスプレイです。僕はオスプレイは大嫌いです。まあ、他の飛行機やヘリコプターも軍事用ですから大嫌いですけどね。世界中から軍事用の物がなくなる日が来て欲しいですね。そんな素朴な感情と安全保障や国防とは別物だということも理解しているつもりですが、嫌いだという感情はどうしようもないですね。
▲18:47。三日月です。この角度ならさっちゃんも見つけられると思います。見つけると「あ、」とか、声を発してくれると思います。
今日、昨日よりも10分ちょっと早めに散歩に出かけました。
▲18:08。夕陽があるのとないのとでは、夕景の美しさやインパクトが違いますね。
それから1週間、昨日また洗濯物を取りに行きました。
午後に洗濯物を取りに行くことは伝えてありますし、顔も覚えられたのでしょうか?
僕の姿を見ると、事務の方が洗濯物置き場を探し始めました。
洗濯物はありました。
パジャマタイプの寝巻き1着、肌着1着、靴下1足が入っていました。
すると、S田さんが僕の方へ歩み寄って来て、こう言います。
「看護師さんがさっちゃんの様子を話してくれるそうですから、そこ(椅子)に座って待っていてください」
すぐに看護師さん(看護師長だったかな?)が来てくださって、隣りの椅子に座り、話してくださいます。
食事(経管摂取ですけれど)については、
「朝の10時と夕方5時ころに食事をしています」
「400kcalずつ、1日に800kcalですね」
「体も細くて小さいので、医師と相談しながら、とりあえずこの量で試しています」
「車椅子に乗った状態で、ナースステーションのテレビの前に連れて来て、そこで食事をしてもらっています」
「食後もしばらくは車椅子に座ってもらっています」
吸引については、
「朝起きた時に、少し痰が溜まっていることがあるようですね」
「時々咳をすることがありますよ」
「それで上手く痰が上がって来てくれれば吸引もし易くなるんですがね」
「食事の際に口腔ケアもしますから、その時に口腔内の水分の吸引もします」
「その日の状態にもよりますが、入所したころよりも痰の出方は少なくなったと思いますよ」
「いつも何か喋っておられますね」
「体に触れた時に吃驚されたりすると、『ああご免なさいね』と謝まるんですが、その後など何か喋っていますね」
僕の個人的な感想ですが、意味不明の言葉でも何か喋っている方がさっちゃんの状態はいいのだと思います。
リハビリについては看護師さんは直接タッチしている訳ではないので、時折見かけた時の印象です。
「端座位もけっこう出来ているように感じますね。もちろん長くはまだ無理でしょうけれど」
「立っている姿もよく見かけますよ。引っ張って立たせてるわけでもないようですし」
そんな姿がよく見られるということは、さっちゃんが座ったり立ったりすることを嫌がってはいないと言うことでしょうね。
骨折で入院したA病院でも、肺炎で入院した災害医療センターでも、リハビリを嫌がることがあったようです。
体調が悪いわけですから、さっちゃんとしてはリハビリどころではなかったのかもしれませんね。
今は体調も落ち着いているので、リハビリも楽しいのかもしれません。
そうであって欲しいですね。
長く座れるようになって、立ち上がれるようになって、少しでも歩けるようになって欲しいと願っています。
他にも幾つか聞きましたけれど、忘れました。
そのうちS田さんがやって来て、看護師さんに何やら告げています。
雰囲気からすると、看護師さんに急な用件が発生したみたいです。
急いで建物の奥に入って行く看護師さんに向かって、「長い時間、有難うございました」と声を掛けるのがやっとでした。
S田さんもそのまま去って行きました
今回の看護師さんとの話の場をセッティングしてくださったのは、S田さんだと思います。
先週の面談で僕はS田さんに訴えました。
「コロナ禍で面会も出来ませんから、家族にとってはS田さんからのひと言だけでも本当に心安らぐんですよ」
思わず涙ぐんで、そう訴えたんです。
その想いがS田さんに伝わったんだと思います。
彼女は心優しい方なんですね。
でも、いろいろな振る舞い方は本当に下手ですよね。
今回も看護師さんとの話が終了する時にほんのひと言でも言ってくださればいいのにね。
「済みませんね。看護師に急な用件が発生したものですから」
例えば、それだけ言葉をかけてくだされば、相当印象は違いますよね。
何の言葉もなく、S田さんも行ってしまったのですから。
ひとり取り残された僕は、寂しく帰るしかありません。
まあ、でも、いいです。
看護師さんと話が出来たのは、S田さんの優しさの所以ですからね。
感謝です。
この日の夕方、散歩しました。
前日の3日に山を歩いたので、疲労した筋肉を少しでもほぐそうと思ったからでもあります。
いつもの基本周回コースを歩くと、さっちゃんとの想い出ばかりが思い出されます。
車椅子でもいいので、また一緒に散歩したいものです。
▲18:21。いつも見えている奥多摩の大岳山ですね。もう10分ほど早く家を出てくれば良かったと思いました。山の端に夕陽が沈む直前の短い時間が夕景がいちばん輝く瞬間だからです。陽が沈んで、時間も経っているので、夕景から輝きが失われています。
▲18:27。ISOを1600にして撮ってみました。つくづく人間の眼は凄いなと思います。僕の眼にはこの景色はもっと明るく見えていますし、草の緑色もより美しく見えています。さらには、夕空ももっと橙色が濃く見えている部分がありますし、上空はまだ昼の青みを残しています。その全てが人間の目には同時に見えるんですよね。ひとつ前の写真は、夕空の橙色を写そうとしたのですが、そうすると、手前の山や河原は真っ黒になってしまいます。橙色だって、もっと綺麗な橙色なんですけどね。
▲18:29。米軍基地から飛び立ったオスプレイです。僕はオスプレイは大嫌いです。まあ、他の飛行機やヘリコプターも軍事用ですから大嫌いですけどね。世界中から軍事用の物がなくなる日が来て欲しいですね。そんな素朴な感情と安全保障や国防とは別物だということも理解しているつもりですが、嫌いだという感情はどうしようもないですね。
▲18:47。三日月です。この角度ならさっちゃんも見つけられると思います。見つけると「あ、」とか、声を発してくれると思います。
今日、昨日よりも10分ちょっと早めに散歩に出かけました。
▲18:08。夕陽があるのとないのとでは、夕景の美しさやインパクトが違いますね。