さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

さっちゃんと二人で天覧山での岩登りトレーニング

2019-05-04 22:12:02 | クライミング
さっちゃんを留守番させないで、僕と二人でする山行の形態を模索中!
そのひとつの形が、岩登りトレーニングです。
それもボルダリング的なショートルートが多い岩場で。
地面から少ししか離れないトラバース(横移動する)ルートがあることも重要です。
もちろん、さっちゃんも登れる易しいルートがあること。

天覧山は僕がクライミングを始めたころに一時は毎週のように通っだ岩場。
5.7~5.9のルート中心に徹底的に登り込んだものです。
元来が沢屋さん(沢登り愛好者)ですから、
クライミングに一年を通じて打ち込んだのは天覧山くらいですね。
フリークライミングの能力はこの天覧山に通っていた1、2年間のころが最高だったかもしれません。

そのころは簡単に出来ていたことが、今はまったく出来なくなっています。
当時の実力とまではいかなくても、その半分くらいには再び成長したいものです。
そんな夢を僕自身も抱きながら、これならさっちゃんと訪れることが僕の夢とも重なりそうです。

そんな想いを確かめるためのこの日の天覧山。


▲さっちゃんが登れる岩場は天覧山に幾つもある岩場のうち、最下部の岩場だけ。まずは岩場の下をトラバースすることから始めました。この日の僕の目標は端から端までのトラバースを2往復、しかもそれを一日に2回。なんと! 2往復はしょっぱなに出来ちゃいました! さっちゃんにもその易しい部分だけをトライしてもらいました。昼食後に僕はもう1回トライしましたが、成功! この日の目標達成しました。


トップロープをセットして、さっちゃんに登ってもらいます。3級-のごく易しいルート。さっちゃん、これくらいは大丈夫。


▲昼食後に、天覧山中腹にあるトイレへ行きました。今日はハイカーが大勢来ています。さっちゃんを男性用トイレへ連れて行きました。さっちゃんは用足しで来ている他の男性のことなどお構いなしに一緒にトイレの個室の中にいる僕に話しかけてきます。


ロワーダウン(ロープにぶら下がって降りること)するさっちゃん。さっちゃんはロワーダウンを忘れています。ですから、「手を岩から離して!」「体を後ろに倒して!」と何度も何度も叫んで、時には僕がさっちゃんの手を掴んで岩場から引き剥がさないといけない場合もあります。でも、1回目よりは2回目、それよりは3回目、4回目と、繰り返すたびに少しは早くその態勢に入れるようになります。


▲昼食前の2回は運動靴で登りましたけれど、その後はクライミングシューズで登りました。小さなスタンス(足場)にもこの方が立つことが出来ます。


▲天覧山の登山道沿いにはたくさんのツツジが植えられています。ちょうど満開でとっても綺麗でした。

この日は出発も遅かったんですが、帰宅もとっても早かったですね。
6時前には家に着いていました。
前日から作り始めていた「豚足の煮もの」を完成させ、
作る過程で出来た「豚足の煮汁」でラーメンを作りました。
あとは冷凍枝豆を少しだけ。

こんな感じで続けたいのですが、夏の暑さと蚊など虫の攻勢が問題ですね。
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