さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

「あ~~ん、口開けて」と言っても、さっちゃんはなかなか開けてくれなくなりました

2020-05-25 22:39:01 | 大変なこと
さっちゃんにを飲んでもらう時、歯磨きをする時、入れ歯を外すとき、口を開けてもらう必要があります。

の場合は錠剤を手の平に置けば飲んでくれることもありますが、それではダメな際には「口をあ~~んと開けて」と声かけします。
小さな仁丹ほどのカプセルがたくさん入ったエパデール900では、必ず口をあ~~んと開けてもらう必要があります。
ちなみに、なかなか口を開けてもらえないことが続いたので、エパデール900をエパデール300のカプセルに替えてもらいました。
これなら他の錠剤と同様の扱いが出来て、飲んでもらえる確率が上がると思ったのです。
でも、確かに口中に入る確率は上がったんですが、錠剤よりは大きなカプセルなので、違和感を感じて出してしまうんですね。
失敗でした。

歯磨きも口を開けてくれなければ何もできません。
まずは入れ歯を外すのですが、口をあ~~んと開けてもらって、僕が指を突っ込んで外します。
しばらくの時間、口を開け続けてくれなければ外せません。
最初は開けてくれても、僕の指をくわえたりしますから、外せないケースも多いんです。
歯磨きも気分次第ですから、そもそも口を開けてくれないことの方が圧倒的に多いですしね。

さっちゃんの顔の前、少し下で僕は「口をあ~~んと開けてね」と言いながら、実際に僕も口を開けて見せるんです。
でも、さっちゃんは虚ろな表情のことが多くて、僕のことを僕の口元を見てくれているようには思えません。
もし見てくれていたとしても、理解できているのでしょうか?
1週間ほど前までしばらく全然口を開けてくれない日々が続きました。
ほとんど薬も飲んでもらえず、歯磨きも出来ません。

金曜日のデイサービスのスタッフさんに歯磨きについてお願いしてみたりもしました。
現状を説明すると、歯ブラシ等を携行してくれればデイサービスで歯磨きしてみますよ、と言ってくださいました。
その直後からさっちゃんが時々口を開けてくれるようになったので、歯磨きのお願いはまだしていません。

薬もここ数日は4種類5つの薬のうち、3つ4つは飲めています。
歯磨きも3日に2日くらいの割でしょうか? 1日1回の歯磨きが出来ていますね。
まあ、完璧は求めません、この程度できていれば御の字です。

さっちゃんは恐らく2年ほど前にはすでにそうだったと思いますが、簡単な肉体表現の真似が出来ませんでした。
お医者さんの検診で例えば「グー、チョキ、パー」の真似を求められても出来ないんです。
お医者さんがチョキを出して、「これと同じにしてごらん」と言われても、チョキにはなりませんでした。
何かしようとはするのですが、指が動かないんですね。

ですから、「あ~~んと口を開けて」と言われても、理解は出来ていてもその通り口を動かせない場合もあるのかもしれません。
お願いの言葉と僕が口を開けている動作とが結びついていないのかもしれません。
そもそも「あ~~んと口を開けて」という言葉の意味が分かっていないのかもしれません。
その言葉を聞き取って理解しようという意思が働かないのかもしれません。

理由はどうにせよ、まだ半分ほどの確率では口を開けてくれています。
もっと口を開けてくれる確率が低下したら、その時に別の方法を考えることにします。
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