さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

とりあえず便座に座ってもらうやり方にも問題があることが分かりました

2020-06-26 23:55:01 | トイレ・排泄
認知症の症状というものはすぐそばに居てもその変遷を的確にはなかなか捉えられないものです。
気付かないうちに、いつの間にか、そんな風になっていた、と感じることが如何に多いことか!
言葉の変遷ひとつにしても、意味ある言葉をしっかりと話し、会話も成立していた時もあれば、
今現在はごくごくたま~に意味ある単語が混ざる程度で、会話は成立しません。
それが今後はどうなるのでしょう?
意味ある単語すら混ざらなくなるのか?
今はよく喋りますけれど、まったく喋らなくなってしまうのか?
このブログを書く意味も、その時その時のさっちゃんの姿を書き留めておくことにも意義があると、最近感じます。

ところで、数ある認知症の症状の中でトイレ絡みの出来事は以前から比較的具体的に記録してきたと思います。
トイレにまつわる失敗談がどうしても多くなりますが、それだけ本人にとっても僕にとっても衝撃やショックが大きいので書き残しちゃいますよね。

今日の話題もトイレの中での話。
尿意を覚えても5~10分は我慢できていた頃から、尿意即排尿と言ってもいいくらいの現在まで、順調に(笑)進行してきました。
家にいる時でも、尿意を訴えてからトイレに行く間で少し漏らしてしまうことが続いていました。
そういう状況に対して、僕も対策を講じたわけです。
つまり、尿意を訴えていなくてもトイレの便座に座らせる、です。

このやり方には当然当たり外れがあります。
時間的にそろそろ出てもいいな、とか
これから出かけるから、その前におしっこをしておいてくれると助かるな、とか

そんな感じで、とりあえずさっちゃんを便座に座らせるんです。
この方法はけっこう上手くいっています。
記録を取っているわけではありませんから、主観的な印象ですが、半分以上でおしっこをしてくれていると思います。

ただ、この方法には大きな問題点があります。
それはこうです。
さっちゃんには尿意がないわけですから、便座に座る意味が理解できないのです。
便器のそばまでは来てくれますが、さすがにズボンを脱がし、パンツまで下ろそうとすると嫌がりますよね。
当然です、降ろされないように両手で押さえて抵抗します。
その抵抗の大きさも、かなり大きいと僕も諦めますが、さほどの抵抗がなくて座ってくれることも多いいんです。

この件で今朝ちょっと困ったことが起きました。
デイサービスに出かける前に、おしっこをしておいて欲しかったので、さっちゃんを呼びました。
便座に座るまでは中程度の抵抗でした。
でも、便座に座ってからが抵抗が激しかったですね。
さっちゃんは座ったままで立ち上がったりはしなかったのですが、言葉で僕を罵るような感じでした。
さっちゃんの目の前に座っている僕に、「出て行け!」みたいな言葉を浴びせ掛けたりしました。
まあ、ここまでもないことではないので、いいのですが、この後の出来事は困りますし、今後が心配です。

しばらく待っていると、おしっこが出ました。
僕はさっちゃんに笑顔を向けて手をパチパチパチと叩きます。
そして、トレペで拭こうとすると、さっちゃんがなおも怒っていて、両足を固く閉じているのです。
拭けません。
少し力を入れて、両足の間に僕の右手を入れようとするのですが、隙間を作ってくれません。
それどころか、そのまま立ち上がろうとさえするんです。
僕はさっちゃんの体を押さえて、留まらせます。

このままという訳にもいきませんから、僕は少々強引に右腕を両足の間に差し込みました。
僕の足も使って、さっちゃんの両足を開いて、2度3度トレペで拭きます。
僕もこんな強引なやり方はです。
でも、拭かないわけにもいきませんし。

今後、こんな行動が頻発するとちょっと大変ですよね。
別の対応方法を考えなければならないかもしれません。
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