さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

さっちゃんと二人で散歩しているつもりで・・・・

2021-12-12 22:29:21 | 散歩
さっちゃんが入院してから2週間ほど経ち、ひとり暮らしも当り前になって来ました。
でも、「さっちゃんは今どうしてるだろう?」と不憫に思うことはしょっちゅうです。
思いが溢れて涙が滲むこともしばしばです。
自分が何故ここに居るのか、自分が置かれた状況さえ分からずに、ただただ日々病室で過ごしているさっちゃんが不憫です。
面会することも叶わず、僕のこと、僕の顔、僕の声、すべて忘れてしまうんじゃないかと思うと、哀しくなります。

そんな今日の昼過ぎ、何の用事もないので、このまま体も動かさずに一日が終わってしまいそう、と感じた僕は散歩に出掛けることにしました。
さっちゃんとの生活の習慣が自ずからそんな考えを浮かばせるのでしょう。
僕は散歩に出かけることにしました。
例え、さっちゃんが居なくとも、居る時と同じような暮らしを続けて行きたいと思うからです。
二人一緒に散歩している気分で歩こうと思いました。


▲14:34。陽気のいい昼下がりです。サザンカの花も綺麗に咲いています。さっちゃんの写真をこのサザンカの花の前でよく撮りました。


▲14:35。右遠くには奥多摩の山々が霞むように見えています。奥多摩はさっちゃんと僕の山登りや沢登りのホームグラウンドでした。左側の近くの山並みも、こちらに引っ越して来たころは散歩がてらよく歩いたものです。


▲14:39。落ち葉に映る影は僕だけ・・・・


▲14:49。今日はさっちゃんとの散歩の基本周回コースを越えて歩きます。左の枯れ木の並木は桜です。来年の春はさっちゃんと二人でこの桜を愛でることが出来るでしょうか? 必ず愛でたいものです。


▲14:56。さっちゃんの足では基本周回コースは40分、その次のちょっと長いコースは60分でした。今日はさらにその先、河川敷の広場まで歩きました。向こうに見えている青い橋の手前まで歩いて、土手に戻りました。このコースはさっちゃんには80分かかると思います。


▲15:15。湧水沿いの流れには鴨が17羽もいました。これまでの最多記録です。多分、番単位で偶数の16羽まで数えましたが、皆から離れた場所でもう1羽いました。いつものはぐれ者の、愛するパートナーを失った鴨なんでしょうね。写真の鴨はその鴨ではありません。人が投げた餌に喰いついた瞬間です。


▲15:23。「さっちゃん、月だよ。半月だね」。さっちゃんにそう言っても、こんなに明るい昼の光の中では、この月を見つけられないでしょうね。・・・・ そんなことを想いながら上弦の月を僕は眺めていました。

さっちゃんなら80分かかるだろうと書きましたが、僕は54分で歩きました。
もうちょっとゆっくり歩いてやれば良かったな、と思いました。
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僕の緑内障の状況は変わりありませんでしたけれど、医師から初めて手術のことを提案されました

2021-12-10 22:04:35 | 僕の病気や体調
今日視野検査のある日で、先月には予約が入っていました。
その視野ですが、前回とさほど変化はないとのこと。
矯正視力も最近はずっと同じ値で、右眼が1.2、左眼が0.5。
眼圧は毎回少しずつ違っていますが、大体10台前半ですね。
今日は左眼が11、右眼が14でした。

ひと通りの検査を終えて、お医者さんの話があります。
その中で、お医者さんからこれまでになかった初めての話が出て来ました。
「手術をしてみませんか?」と言うのです。
「眼圧がもう少し下がった方がいいんだよな」
「この手術で眼圧がひと桁に下がれば、目薬も差さなくてよくなるし」
と言います。
「今の眼圧を維持するのでは駄目なんですか?」と僕が聞くと、
「駄目という訳じゃないんだけど、年齢のこともあるし、毎年徐々にダメージが蓄積されていくからね」と。
眼圧10台前半というのは正常値ですし、僕にはその手術の必要性があまり理解できませんでした。

手術の内容も説明してくれました。
手術名も教えてくれ、図でも説明してくれたんですが、手術名は忘れてしまいました。
日帰りで片眼ずつ手術できるようです。
さらに驚いたことに、ついでに白内障の手術もやってしまうとのこと。
お医者さんがボソッとおっしゃったことなので、正確ではないかもしれませんけれど、
この手術によって白内障が誘発されることもあるので、先んじて白内障手術もやるんだとか。
僕ぐらいの年齢になると、80%くらいの人が白内障になっているというデータもあるようです。
どうせ白内障にもじきになるのなら、同時に手術しておくのもありかもしれません。

さっちゃんのこと、我が家が老々介護であることを初めてこのお医者さんにも告げました。
大腿骨骨折で入院したばかりであることも。
なので、さっちゃんの今後の入院期間のことや退院後の自宅介護の状況等で、僕自身のことも影響を受けざるを得ないんだと告げました。
まあ、1年や2年待ってからでも、全然問題はないとはおっしゃってくださいましたから、ゆっくりと考えてみたいと思います。
さっちゃんの入院中にやってしまうというのもひとつの手ですし、退院後にショートステイと調整して、日程を決めるのもありです。
もちろん、その前提として、手術への知識を増やすこと、そのメリットとデメリットを知ることが重要ですけどね。
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2週間以上も前の言語リハビリについて書くのも奇妙ですが、記録だけはしておこうと・・・・

2021-12-09 17:12:04 | 言語リハビリ
月曜日に実施されていた言語リハビリはいつもメモを残しているので、ブログに書くのが遅くなっていました。
1週間近く遅れて書くのも普通でした。
他にも書くことがいろいろとあったので、順送りになった挙句、さっちゃんの大腿骨骨折と入院でした。
リモート面会も実現し、医師の先生のお話も聞けて、手術も無事終了しました。
ほぼ落ち着いて来ましたから、やっと2週間以上も前の言語リハビリを記録できます。
シンプルに素っ気なく書き残しておきますね。


11月22日、月曜日です。
バイタルですが、体温36.5度、血圧142~74、脈拍73、SpO₂96。

続いて、カードを使った練習。
(ネコ、ヒコウキ、イチゴ)3枚の絵のカードを並べます。
「これはネコです」「ネコ」といった感じで、Y田先生はさっちゃんに復唱を促します。
さっちゃんはネコに対しては他の言葉よりも反応があることをY田先生も僕も知っています。
なので、他のカードよりも時間をかけています。
復唱を何度も促す中で、ず~っと何やら喋り続けているさっちゃんの言葉の端に、「ネコ」っぽい発語が2回ほど出現しました。
これまでの経験上、さっちゃんはほぼ確実に「ネコ」と復唱したのに違いありません。

次に絵のカードと文字のカードを合わせる練習をしました。
ネコの絵のカードとネコと書かれた文字のカードを揃えるのです。
さっちゃんはこれは出来ません。
出来ない理由は分かりませんし、出来ないのではなくしないだけなのかもしれませんし。

上記と同様のことを今度は(犬、自動車、電車)で行ないました。
漢字表記です。
さっちゃんは出来ません。
しかも、少し眠くなって来たようですね。
時々、目をつむるようにもなりました。

という訳で、今度は歌を唄います。
1曲目は「紅葉」:秋の夕陽に 照る山もみじ~
2曲目は「里の秋」:静かな 静かな 里の秋~
3曲目は「旅愁」:ふけゆく秋の夜 旅の空の~

1曲目後半から唄ってくれましたが、2曲目と3曲目は目をつむってしまって唄えませんでした。

この日はこれで終了です。
眠たくてなかなかリハビリ自体には取り組めませんでしたけれど、「ネコ」と発語してくれたのは嬉しかったですね。
リモート面会での「はい」という返事にしろ、さっちゃんは人の会話の内容を理解しようとしてますし、一定割合で理解できています。

さっちゃんが退院して、この言語リハビリが再開されるのが楽しみです。
普段の生活の中でも、これまで以上にさっちゃんにはたくさんの言葉を投げかけようと思っています。

     *   *   *   *   *   *   *   *   *   *

言語リハビリとはまったく関係ありませんが、さっちゃんが撮った剱岳三ノ窓からの写真を載せます。
我が家にはさっちゃんが撮った全紙サイズの山の写真が数枚飾られています。
さっちゃんが所属していた山岳写真の会の展覧会で発表した作品なんです。
もちろん、アマチュア写真家の会ですし、さっちゃんは写真よりも山自体により熱心でしたから、軽量化のため三脚すら持って行きませんでした。

そんな作品のひとつが、この剱岳三ノ窓雪渓の写真なんですが、冬になると密かな楽しみが生まれるんです。
それは・・・・


▲13:28。冬の太陽高度が低い影響で、1時半前後になると、フローリングの床で反射した太陽光がちょうど写真の三ノ窓雪渓に当たるんです。この写真は早朝の三ノ窓雪渓が朝陽に照らされて輝いている、そんな情景を写した写真。陽光が当たることでその時の輝きに近い写真になるんです。

この写真を撮ったのは1988年8月、さっちゃんと僕と二人で剱岳三ノ窓にテントを張ってチンネを登攀した時のものです。
写真の雪渓は三ノ窓雪渓、下方で光っているのは近藤岩などがある二股付近でしょう。
遠方に見える双耳峰は鹿島槍ヶ岳でしょうね。
その左は五竜岳でしょうか。
この年は三ノ窓雪渓が途切れることなく続いていました。
その点は良かったのですが、登攀用具や食料の重荷を背負っての雪渓登りはやっぱり大変でした。
チンネ左稜線を登攀したのはよく覚えていますが、もう1本はおそらく中央チムニーだったと思います。
下山は北方稜線にルートをとり(と言っても一部だけですが)、小窓から小窓雪渓を下り、池ノ平小屋に泊まりました。
確か、お豆腐が出されたことに感動した記憶があります。
その後は水平歩道を経て欅平に下山しました。
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さっちゃんの手術前日、僕は山仲間に誘われて奥多摩の天地山を登りました

2021-12-08 21:51:14 | ザイルと焚火と焼酎と
日曜日の夜、僕は自宅の玄関の床で目が覚めました。
軽登山靴は紐が解かれ、脱いでいました。
ザックも所定の位置に置かれていました。
「何時なんだろう?」
「なぜ僕はここで寝ているんだろう?」

最寄りの駅で降りて、山仲間と別れて、帰り道を歩いて、部屋の鍵を開けたことまでは記憶にあります。
その後、ザックを置いて、軽登山靴を脱ぐと、突然気持ちが緩んでしまったのでしょうね。
玄関前の床に崩れ落ちるように眠ってしまったようです。

ダイニングに入り、時計を見ると9時過ぎでした。
靴下だけは脱ぎましたけれど、僕はそのまま布団の中へ入り、すぐに再び寝入ってしまいました。

再び目が覚めると、4時半ころでした。
再度眠ろうとしましたが、すでに十分な睡眠時間だったので、なかなか眠れません。
起きることにしました。
暖房をつけ、白湯をたくさん飲みました。
前日のアルコールがまだ体内にたっぷり残っています。
前の日はPCを開きませんでしたから、PCチェックをしました。

そして、お風呂に入ろうと思いました。
昨夜は汗にまみれたそのままの服装で、布団に入って寝てしまったのです。
でも、まだ陽も昇っておらず、お風呂場はとても寒いです。
もう少し待って、お風呂には入ることにしました。

前日の日曜日は山仲間と一緒に奥多摩の山を歩きました。
まだ山体力の戻っていない僕にとっては少しきつい山行でした。
自覚しきれない疲労もあったのでしょう。
でも、僕にとっては本当に嬉しい山行だったのでしょう。
仲間が撮った、僕の写っている写真はどれも僕の笑顔ばかりです。

下山後の打ち上げでもお酒を久し振りにたっぷりと飲みました。
久し振りに山仲間とお酒を酌み交わせる喜びで、僕のアルコール自制リミッターも起動しなかったみたいですね。
昔ならこんな体たらくで帰って来た僕をさっちゃんが叱りながらもキチンと世話してくれていました。
白湯を持って来てくれ、お風呂の準備もしてくれていたと思います。
寒い玄関で寝てしまうこともなかったでしょう。

窓の外が明るくなって、僕はお風呂に入りました。
長い時間、湯船に浸かり続けました。
月曜日はさっちゃんの手術の日です。
体調を整えなければなりません。

日曜日の山行の様子は「ザイルと焚火と焼酎と」に書きましたから、そちらをご覧ください。

復活登山の第2弾は奥多摩の天地山から鋸山。山仲間に声をかけてもらって歩いて来ました

今日は水曜日です。
昨日から全身の筋肉痛です。
でも、さほど酷くはありません。
心地よいと感じるレベルの筋肉痛です。
昨日は階段の上り下りが最初だけ少し痛く感じましたけれど、今日は大丈夫でした。
今日は昨日以上に腰が痛いですね。
椅子に長く座っていると辛いです。
久し振りの腰痛。

僕はこうやって山へも行って楽しく過ごすことが出来ます。
でも、さっちゃんは出来ません。
さっちゃんがいま病院でどう過ごしているんだろう、そう思うたびに悲しくなります。

さっちゃんが50代後半の時、脛骨の膝部分を骨折しました。
下山した御殿場市の病院に入院したんですが、そのころ自由業だった僕は連日御殿場まで通っていました。
コロナ禍でなければ、僕は毎日病室に入り浸っていることと思います。
こんな形でコロナ禍の影響を直接受けるとは思いませんでした。
寂しいです。
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さっちゃんの手術は無事終了しました。そして術後、15分間の面会を病室のベッドで許されました

2021-12-06 23:00:03 | 大腿骨転子部骨折
今日10時49分、僕はA病院に電話を入れました。
さっちゃんの今日の手術が予定通り行なわれるかどうかを確認するためです。
日曜日の血液検査の結果が芳しいものでなかったら、延期される可能性もあったからです。
結果は予定通りの実施。

手術は1時半からの予定ですから、病院へは1時くらいに着きたいなと思っていました。
ただ、先週確認したところ、「そんなに早く来なくても、ギリギリでも大丈夫」と言われました。
ですから、1時15分ころに病院に到着するようにしました。
午後にはにわか雨が降る可能性もあるとのことで、自転車ではなく電車で行くことにしたのです。

病院の裏側の副玄関から入り、防災センターで手の消毒と体温測定をします。
僕の顔を覚えられていたせいなのか、何の書類も書かずに通してくれました。
(その書類はナースステーションで書くことになりましたが)
4階のナースステーションの前で待ちます。

1時半、さっちゃんがベッドに乗って病室から出て来ました。
僕はまだそばに寄ることは出来ません。
さっちゃんの運ばれて行くベッドから10mほど離れた場所で見送りました。
看護師さんが「さっちゃん、目を開けて。ご主人が来てくれてるよ」と言ってくれます。
さっちゃんの頭の位置が何となく分かる程度ですが、僕はさっちゃんに向かって呼びかけ、手を振ります。
でも、さっちゃんは目をつむったままのようです。

さっちゃんは2階の手術室へ行き、僕は4階のフロアで待つことになりました。
2時50分、看護師さんから呼ばれて、僕は2階の手術室隣りの待合室に案内されました。
そこで、医師からレントゲン写真を見せられ、手術が予定通り無事に終了したことを告げられました。

しばらくその待合室で待っていると、3時3分、さっちゃんのベッドが手術室から出て来ました。
さっちゃんは静かに目を閉じていました。
さっちゃんと僕とはそれぞれ別のエレベーターで4階に行きます。
4階のフロアで少し待っていると、看護師さんが僕を呼び、さっちゃんの病室まで連れて行ってくれました。
4人部屋の窓側のベッドです。

看護師さんは僕を案内してくれると、すぐにその場から離れて行きました。
1週間ぶりの僕とさっちゃん、二人だけの空間です。
僕はさっちゃんの額から髪の毛へと何度も何度も撫ぜてあげます。
「さっちゃん、僕だよ」
そう言っても、さっちゃんは目を閉じて静かなまま。
「さっちゃん、よく頑張ったね。大丈夫?」
頭をずっと撫ぜ続け、同じ言葉を繰り返しさっちゃんに投げかけ続けます。
すると、さっちゃんは少しずつ反応してくれるようになりました。
小さな声で、何やら喋ってくれます。
そして、目も開けてくれました。
でも、またすぐに閉じてしまいます。
ちょっとだけ薄っすらと目を開けてくれます。
「さっちゃん、よく食べるんだよ」
「さっちゃん、よく寝なさいね」
「さっちゃん、明日からリハビリ頑張ってね」
「さっちゃん、どこか痛くはないの?」

僕はさっちゃんにいろんな言葉を投げかけます。


▲15:15。さっちゃんは目を開けてもすぐに閉じてしまいます。眠たいのでしょうか? 疲れているのでしょうか? 目は閉じていても、何やら小声で喋り続けていました。(いつもは目鼻を消すのですが、この写真では、せっかく目を開けてくれたので)

15分間の面会時間はすぐに終了してしまいます。
毎日、15分間だけでもいいので、こんな風に会わせてくれればいいのに、と思ってしまいます。
さっちゃんは僕のことが分かっていたんでしょうか?

面会終了を告げに来た看護師さんが僕に「マスクはしてくださいね」と言います。
僕はさっちゃんに僕の顔を見せようとマスクを外していたのです。
僕は看護師さんに微笑みながら言いました。
「僕の顔を忘れられたら嫌ですからね」
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さっちゃんの担当医師の先生から話を伺って来ました

2021-12-04 23:18:01 | 大腿骨転子部骨折
幾日前だったか、病院から電話があって、「土曜日の夕方5時に来てください。医師からのお話があります」との連絡を受けました。
明るい時間帯なら自転車で行くのですが、5時からです、日没後です。
自転車では帰りが真っ暗。
多摩川の土手を対抗自転車だけを気にしながらのんびり帰りたいので、自転車では危険です。
土手には街灯が一切ありませんから、新月の今宵は本当の暗黒ですからね。

ですから電車で行きました。
自転車は33分かかりましたが、電車では家から病院まで40分くらいかかりました。

病院のさっちゃんが居る病室のあるフロアに行きました。
ナースステーションで用事を告げ、しばらくするとさっちゃんの担当医師の先生が来られます。
4人掛けのテーブルのある面談室に通され、PC画面を使いながらさっちゃんの状況説明が始まりました。

大雑把に言って、さっちゃんの健康状態にはさほど問題はないようです。
体温は時折37度を越えることはあっても、問題になるほど高熱は発しません。
ただ、血液検査の項目の中でひとつだけ異常に高い数値のがあったそうです。
脱水や骨折によるショックの影響なのか、ある数値(何の数値だかは忘れました)が4桁になっていました。
正常値は2桁なんです。
これは徐々に下がって来ていて、最新の数値では3桁の前半になって来ているそうです。
「順調に下がるでしょう」と言います。

ただ、「肝臓に関する数値が急に上がって、驚いている」と言われました。
あまりにも高い数値なので、明日もう一度血液検査をして、その値を最終確認するそうです。

そして、核心の骨折状況や手術方法の説明です。
骨折名は左大腿骨転子部骨折なんだそうです。
3D映像を見せてもらった時、前の方だけに骨折部が見えていましたから、後ろの方はどうなっているのかも聞いてみました。
すると、「後ろも折れています。のめり込んでいるので、見えないだけです」と言われました。
転子部で大腿骨が上下に折れて分断されているんですね。

手術の方法ですが、2本の金属棒を入れます。
それぞれ2~3cmほど皮膚を切り開けて、骨に穴を開け、金属棒を骨の髄部分に入れるんだそうです。
金属棒の1本は縦に、もう1本は骨折に対して垂直に入れます。
金属棒同士をネジで止めたり、金属棒と骨とを固定したりするわけです。
そして、一部には人工骨も使うようですね。
看護師さんからは骨折に対して垂直に入れる金属棒は2本だと言われたのですが、さっちゃんの場合1本でいいそうです。
2本入れる場合は、骨折がもっと複雑だった場合などなんだとか。

麻酔ですが、てっきり全身麻酔かと思っていましたが、下半身だけのようですね。
麻酔の危険性もあるのは確かですが、自分の左足に何かをされていると感じながら、さっちゃんは平静でおられるでしょうかね?

日曜日の血液検査の結果にもよるんですが、今のところ手術は月曜日の午後1時半からと言うことです。
「手術日には直接面会できると聞いたんですけど」と話しを向けると、
「そうなんですよ。感染状況が落ち着いて来ているので先週(?)から出来るようになったんですよ」とのこと。
後で看護師さんに詳しく聞きしたが、手術前は接触は出来ませんが、すぐ近くから見送れるそうです。
手術後は手も握っていいし、病室にも入れるんだそうです。
本当かな?

まあ、日曜日の血液検査の結果が悪いと、手術予定が先になるかもしれません。
月曜日の昼前に電話して、確認することにしました。
予定通りなら、1時ころに病院へ行って、手術前と後に会えるでしょう。


電車に乗って帰宅すると、夕食の準備です。
準備と言っても今日は温めるだけ。
昨日、ネパール風チキンカレーをたくさん作って、残りをフライパンごと冷蔵庫に入れておいたんです。
カレーライスではなくてカレーなんですが、味が馴染んで来て、昨日よりも美味しく感じました。
フライパンを弱火で熱しながら、クミンシードと鷹の爪をオリーブオイルに溶け込ませるのですが、久し振りに鷹の爪は2本入れてみました。
さっちゃんは辛いのが苦手になっていましたから、せいぜい1本だけで、それも最後にチャツネで甘みを付けたんです。
薄切りにしたタマネギ2個をゆっくりとキツネ色になるまで炒め、
後はニンニク、ショウガ、コリアンダー、カルダモン、ターメリックのそれぞれパウダーをたっぷりと入れます。
続いて、ヨーグルト200gほどをぐるぐる掻き回して液状にし、それも加えます。
ヨーグルトの水分が飛んでしまうまで熱します。
それから、昨日は手羽元800gを投入しました。
さっちゃんがいると、骨付きは面倒なので、使わなかったのです。
その際、塩と胡椒も入れておきます。
エリンギとセロリも一緒に炒めました。
手羽元にある程度熱が入ったら、トマト缶(ホール)を全部入れます。
水は空のトマト缶を洗うのも兼ねて数10cc入れただけ。
昨日はそこへカリフラワー、ジャガイモ、オクラを入れて煮ました。
本だしも少し入れ、最後あたりではガラムマサラも入れてみました。

まあ、全部適当なんですけどね。

というわけで、今日の夕食はネパール風チキンカレーと湯がいたブロッコリーとご飯でした。
そして、スペイン産の赤ワイン。
800円くらいの安ワインなんですけどね。
価格のわりには美味しいんです。
残ったチキンカレーは冷凍することに。


では、今日のことではなく、今週の水曜日のことですが、散歩の写真を載せておきます。
今週の月曜日は救急車や入院でバタバタしていました。
火曜日は病院への往復を自転車で1時間以上漕ぎました。
木曜日は天覧山で、金曜日はリモート面会のため自転車で往復しました。
水曜日は何の運動もしなかったので、夕方、思い立って散歩に行ったのです。
いつもの基本周回コースを歩いて来ました。
さっちゃんは40分くらいで歩きますが、さて僕は。
35分でした。
と言うことは、さっちゃんはけっこぅいいペースで歩いていたんですね。


▲16:19。雲の色合いの美しさや宙に浮かぶ存在感など、写真ではほとんど伝えられませんね。
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今日、A病院で初めてのリモート面会をして来ました

2021-12-03 23:08:04 | 大腿骨転子部骨折
昨日、天覧山からリモート面会の予約を入れました。
さっちゃんが入院している病棟のリモート面会枠は金曜日に4枠あるだけなんです。
天気も良かったですし、僕は自転車でA病院へ向かいました。
30分くらいはかかるだろうと思いましたから、13時37分スタート。
普通に漕いで、14時10分に病院に到着しました。
33分かかるんですね。
電車で行くよりはちょっと早く着きます。

正面玄関からではなく、裏門のような副玄関から入ります。
入るとすぐ右に防災センター、電話でもまずここに寄ってください、と言われました。
そこにいる女性がリモート面会室へ案内してくれました。
と言っても、すぐ隣りなんですけどね。
リモート面会室の前に置かれた椅子に座って待ちます。
面会時間は14時20分からの15分間。

すぐにその時刻になり、事務机の前の椅子に座るよう言われました。
僕のノートパソコンより少し小さく感じるサイズの画面のタブレットのようなのが置かれています。
年配の男性がそれをセットしてくれると、画面にはさっちゃんの顔が映し出されました。

「さ~っちゃ~ん!」と僕は呼びかけます。
画面のさっちゃんは目をつむって寝ているようです。
「さ~っちゃ~ん! 目を開けてごらん」と何度も何度も呼びかけます。
画面からは「さっきは起きていたのにね」と話す女性の声が聞こえます。
僕は間を置かず、「さ~っちゃ~ん! 起きて」「ご飯食べたの?」「元気にしてた?」などと呼びかけ続けます。

口も目も、顔の表情がピクリとも動かなかったさっちゃんですが、途中から口元が動き始めました。
15分間の面会時間の真ん中らへんでは、何やら喋り始め、目も時々開くようになりました。
僕は嬉しくなって、「さ~っちゃ~ん! 目が開いたね。僕だよ。見えてる?」と次々と話しかけます。
そのうち、「元気にしてた?」とか僕が聞くと、「はい」と答えてくれました。
「よく寝てる?」とか「ちゃんと食べてる?」とか「寂しいでしょ?」とかの僕の問いかけに、「はい」と数回答えてくれました。


▲14:29。喋ったり、目を開けたりするだけじゃなく、ときおり笑顔も見せてくれました。

さっちゃんにはどんなふうに僕のことが見えてるんだろうと思いました。
さっちゃんとはほとんど視線を合わせることは出来ません。
時々、さっちゃんは左側を見るので、さっちゃんの隣りにいる係の女性に聞いてみました。
「さっちゃんが時々左側を見るんですが、窓の外をながめてるんですか?」と。
さっちゃんのベッドは窓側だと教えてもらっていましたから。
すると、「済みません。私が左側に居るものですから」との返事。

それをきっかけにして、僕はその係の女性と話し始めました。
「さっちゃんは意味性認知症で失語症ですから、会話が出来ません。
病状についての質問は禁止されていると知っていますけれど、入院生活のことについて聞くことは出来ませんか?」

すると、係の女性は「私は看護師ではないので分からないんですよ」との返答。
「排便はあったんでしょうかね?」と聞いても、
「私は看護師ではないので、分からないのですよ」
と答えます。
「1分でも2分でもいいので、生活状況などについて話してくださる看護師さんは今おられないのですか?」と聞くと、
「看護師さん達いま出払っているようですね」と言います。

係の女性と話すのはそれくらいにして、再びさっちゃんに呼びかけ始めました。
さっちゃんはまた眠っているみたいです。
でも、「さ~っちゃ~ん!」と何度も呼びかけると、何やら喋ったり、目を開いたりはしてくれます。

そろそろ終了時間だというころ、係の女性が次のように言ってくださいました。
「担当の看護師さんがこの後少しだけ下に降りて、さっちゃんのことをお話してくださるそうです」
「そうですか。有難うございます」

僕の願いは聞き入れられたみたいです。

リモート面会は終了し、部屋の外の廊下で待っていると、「さっちゃんの旦那さんですか?」と言って、看護師さんが来てくれました。
そして、入院後排便があったこと、食事を受け付けないことがあることなど、聞きました。
入院患者さんには排便が4日間なかったら、何らかの対策を取ることにしているそうなんです。
でも、さっちゃんは短くても1週間周期とかです。
そのことを伝えましたが、どうなんでしょうね。
食事についても、もともと小食なことや、食べる時と食べない時の違いは僕にも分からないこと等、伝えました。

多忙な中での短い時間でしたけれど、さっちゃんを担当してくださっている看護師さんとお話が出来て、安心しました。
感じのいい優しそうな看護師さんでした。

リモートでしたが、顔も見ることが出来て、声も聞くことが出来て、笑顔も見ましたし、看護師さんとも直接お話が聞けました。
生身のさっちゃんに会えないのはもちろん寂しいですけれど、リモート面会して、ある程度は安心を感じることが出来ました。
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天覧山ひとり岩トレ№35を実施しました。面会にも行けませんし、何でも前向きなことを行動した方がいいです

2021-12-02 23:01:13 | 僕の自由時間
今日、天覧山に行って来ました。
今日実行したことをすぐにブログに書きます。
自分のためにすること以外には、何もすることがありませんから、ブログもすぐに書けます。
まったく忙しくありません。
時間がたっぷりあります。

かと言って、暇にしている訳ではありません。
天覧山での岩トレにしろ、何か用事を作って動いたり仕事をしたりしている方が精神的には楽なんですね。
さっちゃんが入院している間に、これまで出来なかった様々なこともやってしまおうと思っています。
まずは部屋の掃除や片付けでしょうね。
一気にやってしまうほど、僕は掃除好き片付け好きではありませんから、少しずつ嫌にならない程度で進めていこうと思っています。

天覧山での岩トレ「何曜日にでも出来る」と思っちゃうと、行くのが面倒になってサボってしまうかもしれません。
これまではさっちゃんがデイサービスへ行く日の内、1日だけを自分の自由時間として自分の好きなことに当てたんです。
「何時でも行ける」となると、これまでのような貴重な時間と言った意識が薄れてしまいますから、逆に行かなくなってしまいそうです。
それは怠惰と同じでしょう。
ですから、これまで通り木曜日に行くことにしました。

朝7時半にアラームを鳴らし、朝食を食べました。
9時にこれまでと同じように家を出ようと思ったのですが、いろんなことに時間がかかって、出られそうにありません。
結局、1本遅い電車に乗ることにしました。


▲10:50。天覧山の麓に多くある楓はまだ紅葉の盛りでした。でも、来週はもう終わっているかもしれません。


▲10:51。紅葉した楓の葉が陽光で煌めいて美しいのは、楓の葉に切れ込みが深く入っているので、陽光が下の葉まで届くからではないでしょうか? 


▲11:22。最下部岩場のトラバースでは僕はいつもムーンスターのジャガーという運動靴を履いていました。でも、それが穴だらけになっていますから、一昨日ワークマンで水濡れの場所でも滑り難いという運動靴を買ったのです。ジャガーは4000円ほどですが、ワークマンのは1900円。まあ、安価ですし、ちょっと試してみようかと。

ジャガーが優れもんですから、それと比べるとやっぱり見劣りします。
でも、普通の運動靴よりはワークマンのは優秀でした。
1往復目は2分30秒くらい。
まずまずですね。

でも、今日の最下部岩場は靴の問題以上に乾燥が大敵だったみたいです。
岩も凄く乾燥してますし、指も乾燥しています。
ですから、凄く滑りやすい。
まあ、もともとそんなにタイムを短縮する気はありませんから、のんびりとやりました。

新しい靴への不慣れと乾燥の影響で、途中1回足が滑って地面に落下しました。
指もしっかりと掴めている感覚がいつもより弱いので、より慎重になって時間もかかります。

6往復目、岩場の右側斜面で音がして、枯れ木が落ちて来ました。
もしかして、人が滑落していたら嫌ですから、トラバースを中断して見に行きました。
何でもなかったようです。
ひと安心です。
また、トラバースを再開しましたが、時間は計らずストップウォッチは止めました。
10往復終了し、1回落ちましたから、ペナルティで1往復追加。


▲11:56。5往復目のラップで13分45秒88。10往復なら27分台のペースですね。


▲12:30。トラバース岩に上がって来て、獅子岩の上から遠くの山並みを見ると、富士山が先週よりもよく見えました。今日の方が空気が乾燥しているんでしょうね。

前回落下した右から左にコーナーを移動する地点ですが、スタティックなムーブに変えることにしました。
反動を利用したムーブだと体が疲れて来た際にミスを犯し易いからです。
まずはスタティックなムーブを探しました。
それはすぐに分かりました。


▲14:10。トラバース終了後に再現映像を撮りました。これまではこの写真の位置からもう少し体を沈めて、反動を付け伸び上がるようにして、上のホールドを掴みに行っていました。持久力が十分にあればそうした方が手数が少なくて済み、時間も短く出来るのです。


▲14:10。反動を利用するムーブでは足は左足だけを使っていました。右足は使っていません。でも、スタティックムーブでは両足を使わなくてはなりません。ゆっくりと立ち上がって、常に安定した足と手の位置をキープします。


▲14:11。そして、左手をゆっくりと伸ばし、上のホールドを掴みます。反動を利用するムーブよりも時間はかかりますし、手数が多いので疲れもします。でも、ミスの可能性はあまりありません。

今日の目標は7往復半、本当に休み休みのゆっくりですが、達成できました。
さらにおまけで8往復まで伸ばしました。
最終目標の10往復も完全に視野に入って来ましたね。

上の3枚の再現映像を撮る前に、僕はさっちゃんが入院しているA病院に電話しました。
さっちゃんの入院している病棟のリモート面会できる日が明日の金曜日だからです。
前日3時までに電話して、もしリモート面会枠が残っていたら面会できるということでした。
4枠ある内の2枠は空いていたようです。
14時20分からの枠が取れました。
面会時間は15分間。
さっちゃんは話せるわけではありませんし、画面を通して見える僕のことを理解できないかもしれません。
でも、さっちゃんの顔、表情を見るだけでもいいのです。
また、どなたかが付き添っていてくださるようですから、その方に聞くことが出来ればそれもいいですしね。
病状については聞けないようですが、排便のことや、睡眠、食事、お風呂、入れ歯、・・・・、そんなことは聞いていいだろうと思います。
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天覧山ひとり岩トレ№34は楓の美しく輝く中で、10往復のタイムは記録更新、でもトラバース岩では5往復半で落下してしまいました

2021-12-01 22:02:42 | 僕の自由時間
さっちゃんが入院している状況の中で、先週の天覧山の記録を綴るのも妙な感じですね。
コロナ禍にあって面会できないというのはとてつもなく非人間的な不条理だと思います。
入院患者にとっても、面会したい関係者にとっても、精神的な拷問のような仕打ちだと思います。
もちろん、スマホなどを使ってテレビ電話のようなことは可能です。
多くの入院患者さんはそうやって家族と話しているんだと思います。
でも、さっちゃんはスマホを持っていませんし、もし持っていてもスマホ画面に映っている僕を認識できないでしょう。
さっちゃんの入院しているA病院ではリモート面会週に1回だけ可能にはしてくれています。
でも、予約制でしかも先着順、しかも、たった4枠しかありません。
さっちゃんにそのリモート面会が出来て、画面に映った人物か僕だと認識できればいいのですけどね。

愚痴のようなことを呟いても仕方ありませんから、先週の天覧山ひとり岩トレ№34の報告をするとしましょう。


▲10:26。天覧山のは麓の方に多くあります。快晴の青空バックに紅葉の楓が光り輝いていました。


▲10:27。陽光がたっぷりと降り注ぐと、こんな感じ。


▲10:31。天覧山中腹の広場への道は上を見上げながらの歩みになりました。


先日の3年ぶりくらいの復帰山行、奥多摩のゴンザス尾根~本仁田山~大休場尾根は5時間半(休憩4回分込み)かかりました。
以前、さっちゃんと行った際に8時間半(休憩込み)かかっているのを笑えない時間ですね。
遅くても5時間、まあ4時間くらいで行けると思っていましたから。
天益へ寄る時刻のことも考えて、奥多摩駅スタートを9時過ぎにしたのに・・・・
山体力は悲しいほどに衰えています。
さっちゃんとはハイキングに行っていましたが、さっちゃんペースで歩いても、山体力は低下の一途でした。
今年に入ってからはそのハイキングもさっちゃんは歩けなくなりましたから、僕はまったく登山はしていませんでしたしね。

この日もまだ膝中心に日曜日のダメージが残っています。
ストレッチをしても、あちこちが痛い!
体中が強張って
しまっています。

そんな中、最下部岩場の10往復スタート。
トラバースし始めると、とりあえず体は動きますね。
1往復目のタイムを見て、ちょっとびっくり。
2分20秒・・です。
1往復目にしてはこれまでで一番速いタイムです。
肉体的な調子は悪くても、トラバースのムーブが体に沁みこんで来ているからなんでしょうね。
5往復目でラップタイムを取ってみましたが、何と! 10分台でした。
前回が11分台で我ながら驚いたのに・・・・
それよりもっと速いとは!


▲11:36。10往復終了し、タイムは21分34秒91! 10月28日の最初のタイムが31分48秒55でしたから10分以上短縮したことになります。1往復の平均所要時間も2分9秒491で、2分切りの可能性もありえないことではなさそうですね。


▲11:50。獅子岩の上から眺めると、富士山が薄ぼんやりと見えました。最初に撮ったままではよく分かりませんでしたから、コントラストを強くしてみました。見えますか。

3年ぶりの登山と最下部岩場10往復の両方で、肉体への疲労蓄積は確実に増大していたみたいですね。
その影響でしょうか、トラバース岩の方では駄目でした。
以前もよく落下を繰り返した場所があります。
右から左へ向かう途中、低い体勢から少し反動を交えて体を伸び上がらせ次の上のホールドを掴むんです。
そこで次のホールドを掴みそこなって落下するんです。
この日もそこで落下しました。
5往復半達成後でした。
その1往復前でもそこを掴みそこね、その時はかろうじて落下せずに、やり直すことが出来たんですけどね。


▲13:08。落下地点の再現写真です。体を低くして、これから伸び上がる直前。


▲13:10。少し反動を付けて上へ伸び上がります。そして左手でホールドを掴みます。このホールドを掴み損ねたんです。

反動を利用せずに、もっとスタティックなムーブを使った方がいいのかもしれません。
次回試してみようと思います。
ただ、単なるミスではなく、肉体疲労の影響も大きいですから、この日はここで終了。
また次回、7往復半を目指します。


▲13:27。帰路も同じ道なんですが、陽の高さも方角も少し違いますから、輝いている楓の場所が違います。


▲13:31。錦秋の紅葉と初夏の新緑のような2色ですね。
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