新・さひょ君のらくがき帳

僕と妻と娘、3人の日常と僕の趣味を書いたブログです。

ネットユーザーの無知

2012-04-22 10:21:20 | インポート
大分県公安委員長が人身事故を起こしたのに警察に通報していなかったことが発覚し、本人が委員を辞職する羽目になった。ネットでは、例によってバッシングの嵐だし、僕もそれが当然だと思う。
問題は、批判の中身だ。「公務員は云々」「また警察の不祥事」「身内に甘い」「懲戒免職が当然」…あのう、皆さん「公安委員会」が何だか知ってて書いてます?
簡単に言えば、警察の業務を管理監督するために外部の人間により構成された、教育委員会なんかと同様の組織ですよ。この委員長に「あなたの職業はなんですか?」と尋ねたら、まず「会社役員です。」と答えるはずです。「大分県公安委員長」というのは、この人が持っている肩書きの一つに過ぎない。給料もらって自治体と雇用関係にある普通の公務員とは違うし、警察から見れば、はっきり言って「外部の人間」ですよ。迷惑なだけで、身内扱いなんて、とんでもない。
公務員や行政への批判はじゃんじゃんすべきですが、的外れなものは、批判を受ける側の失笑を買っているだけです。
恥をかきたくなければ、気を付けましょう。