新・さひょ君のらくがき帳

僕と妻と娘、3人の日常と僕の趣味を書いたブログです。

言われてみれば…

2019-09-16 18:23:43 | 読書

「人を動かす」 デール・カーネギー 著

 この本は300ページほどありますが、書いてあることは以下の3つに要約できます。

・相手を立てろ
・争うな
・自分の非は素直に認めよう

 このうち、特に繰り返し著者が訴えているのは、1番目と2番目。アメリカ人といえば「私が」「私が」の民族性を思い浮かべますが、そのアメリカ人にして、人を動かす最良の手は「相手の立場になって尊重すること」「相手と争わないこと」だという。面白いものです。

 最近の日本では、自己主張することの大切さが叫ばれ、相手にどう思われようが自分が良ければいいという風潮があります。人の目を気にしない、というのは僕も大いに賛成です。でも、なんでも相手に勝てばいいというものでもない。

 こういう本は、僕の趣味ではありませんが、たまに読むと示唆を得ることができます。今回、改めて思いました。人と無用な争いをしないようにしようと。僕のような事情を抱えた人間には、これは特に大事なことです。自分と家庭の事情を抱えて働くのに、職場などに不必要に敵を作ることは、避けるに越したことはありません。自分が頭を下げてことが済むなら、大いに下げるのも、一つの手というものでしょう。