本日は海の日の記念式典に出席した。多くの海事関係者が出席して各種表彰が行われた。
アトラクションで、民謡歌手の小田代直子さんが海に関する民謡や演歌を歌って式典を盛り上げた。
久しぶりに聴いたが素晴らしかった。何故か私は「アンコ椿は恋の花」に感動してしまった。
10月には全国大会出場という。実力派歌手なだけに頑張ってほしい。
さて、その海の日だが、7月1日から31日は「海の月間」ということで様々な催しが開かれている。
先日の日曜日は私たちも海の日記念ヨットレースを実施した。
津波から1年余過ぎたが、海に人々が足を運ぶようになってきた。
このように昨年できなかったものが徐々にではあるが復活してきている。
8月5日には、宮古港ボート天国も開催する。規模は小さいながらも海に再び目を向ける機会となる。
海の日は 明治天皇が明治9年の東北巡幸の帰途、灯台視察船「明治丸」で青森から函館を経て横浜に安着した日(7月20日)に由来する。
昭和16年にはこの日を「海の記念日」と定め、平成8年に、「海にの恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う日」として、
14番目の国民の祝日「海の日」となった。平成15年からは7月の第3月曜日が「海の日」である。
海といえばやはり夏である。子どもたちにとっての楽しい夏休みももうすぐだ。
夏はやはり暑いに限る。子ども時代の夏は暑かった記憶があり、連日海で泳いでいたものだ。
藤原、磯鶏須賀での「1番岩、2番岩、3番岩」と、そこまで泳ぐことが出来るとヒーローだった。
かつて宮古湾での夏の風物詩と言えば高校生たちの遠泳大会だった。
隊列を組み、先生たちの監視下のもとで、長い長い距離を泳いでいたものだ。
そこには『われは海の子』と、浜辺で育った子どもたちの当たり前の姿があった。
しかし、近年は海で遊び、海から多くのものを学んでいた子どもたちの姿を見かけることが少なくなった。
かつて海国日本と言われた国も、今の日本人は一体どれくらい海に関心をもっているのだろうか。
観光やレジャー等で親しみはもっているものの、海で生計を立てている人以外は、関心の度合いは少ないのではないだろうか。
時代は変わった。唱歌「『われは海の子』も学校で歌われなくなったという。
しかし、日本人の心情やふるさとの風景を思うとき、この歌の似合う季節と、子どもたちの姿が海に戻ってきてほしいと願うものである。