みやこ海風だより

市議会報告からNPO活動、海を活用したまちづくり、文化創出のまちづくりをベースにしたつぶやきです。

NZLガイダンス

2007-12-27 10:00:07 | ニュージーランド研修
 久々にニュージーランドの話。
 新年の幕あけ早々、第5回目となるニュージーランド青少年交流事業が始まる。今年は1/8-1/16までの日程で派遣する。例年よりも早いが、といっても、むしろこの期間中の方が子どもたちの学校の冬休み中なので都合がいい。
 本日はその事業の説明ガイダンスが行われる。今回の派遣メンバーはジュニアセーリングクラブの小中学校生5人プラス大学生1人、引率スタッフ2人の計8人だ。
 研修地は前回まではオークランド市で、BBYC、KYCの2つのクラブが交流を受け入れてくれた。
 毎回、有意義な研修プログラムとなり、多くの子どもたちが様々な体験を通して成長して帰ってくる。
 そして今回は新たな交流先として南島のネルソンへと飛ぶ。これはネルソンヨットクラブ(NYC)からのオファーがあったものだ。このネルソンからは今年の夏、宮古に来たいとの打診はあったが、日程等の都合で実現はしなかった。
 ネルソンとの交流の橋渡しは、ニュージーランドヨット協会会長のレックス・セラーズさんがやってくれた。セラーズさんは以前にも紹介したが、ロス、ソウル五輪のメダリスト。我々の仲間であるブレット、マーク兄弟の父でもある。その関係で今回のネルソンとの交流が実現した。
 そしてネルソンには、この事業の最初のきっかけを作ってくれたホーリー・イネス女史がいるという。もともとはオークランドで仕事をしていたが、近年こちらに移り住んで仕事をしているらしい。私は今回の派遣メンバーではないので会えないのが残念だ。もう3年ほど会っていないが、元気な姿を一目見て、感謝の言葉を述べたいものだ。そしてホーリーにはいつか必ず宮古に来て欲しいと願っている。

 
 

忘れ物事件簿

2007-03-12 22:36:10 | ニュージーランド研修
 本日は風も強く寒い日だった。海は強い西南の風がビュンビュン。内陸地方では待望の雪?もう遅いかも。こちらでも若干は降った。果たして暖冬の今年、春のドカ雪はあるのか?

 しばらくニュージーランド研修の話題から離れていた。大きな出来事は大体書き込んだつもりだ。でも珍道中まがいのものは紹介していない。その辺のところに触れてほしいという要望もある。そこで、今回は題して「Aさんの忘れ物事件簿!!」と、いきたいところだが、期待している人たち、すみません。これはかなりの材料がありすぎるので、1例くらいにしておきます。
 ある観光地で「カメラがない、ない」と騒ぐAさん。1Gのメモリーを沢山用意し、これでもかとどこでも撮影しまくっている大事なカメラだ。それがないんだから大変な事態だ。「そこに置いたはず」と必死に汗をかきながら探している。我々大人たちもこりゃ大変だと言われた場所を手分けして探す。でもそこには無い。さては、もう誰かが、と良からぬ思いが横切るが、そこだという場所よりもっと広域に探してみることにした。すると全然違う場所にそのまんまの姿であるではないか。「ちょっと!ちょっと、ちょっと」である。お陰で必死に撮影した思い出のシーンは失うことにはならなかった。Aさんメデタシ、メデタシ!!(でも最後に飛行機に忘れるオチがあったけどこれは書きませんよ)笑。
 しかし、なんですな、他所の外国ではモノを置き忘れたりすると、あっと言う間に無くなってしまう。しかし、ニュージーランドはこんな感じで忘れたとしてもそこに残っている。これだけでも道徳的にも治安のいい国というのが分かる。これに限らず人も自然もほんといい国なんだな~。

 写真は今回の交流でお世話いただいたセラーズさんの家で、最後の夜にホームパーティーをした時の集合写真。セラーズ一家や親戚なども訪れ楽しい時間を過ごした。研修を受けた子どもたちも一人一人が感謝の言葉を述べた。鮮やかなシーンは脳裏から消えることはない。 

いよいよ報告会

2007-03-02 22:55:26 | ニュージーランド研修
明日(3/3)はニュージーランド研修の報告会。5人の派遣団員による発表だ。毎年、研修終了後に行い、その都度、派遣団の素直な感動が伝わってくる。4回目の今回で延べ35人を派遣した。それぞれにドラマがあり、鮮やかなシーンがいつでも甦ってくる。今年もどんな発表になるのか楽しみである。とくに今回は子どもたちがホームシックになることもなく、自由に日本にいる当たり前のような感覚で皆生活していた。本当にたくましくなった。この事業を始めた頃は現地から日本の家族あてに電話連絡したり、子どもたちがお世話になっているホストファミリーを訪ねたりしていた。中には早く帰りたいと泣きべそをかく子もいたが、そんな心配はもう過去の話で、本当に現地の生活を満喫していた。それも出来るのもやはり、現地の人たちの温かさのお陰だ。本当に素晴らしい人たちと出会ったことに感謝したい。

テレビ取材

2007-02-27 22:36:19 | ニュージーランド研修
ニュージーランド研修には多くの地元メディアの支援をいただいている。過去は地元紙の岩手日報が同行取材。今回はIBC岩手放送のT記者が同行してくれた。毎日テレビカメラを我々に向けながらの取材。まだカメラに馴染んでくれない子どもたちを必死に追いかけ日々奮闘した。勝手がわからないヨットと海の世界に本当に大変だったと思う。改めてご苦労さんと感謝したい。その取材の結果が、帰国後、同局のニュース番組の中で3日間放映された。とてもいい内容だった。これをさらに長時間の枠での番組放送を企画しているという。時期は春頃。それも楽しみである。
写真はKYC(コヒマラマヨットクラブ)でインタビュー撮影をするT記者。今回小生は日焼けをしないように、セーリング研修では周りが半袖にもかかわらず、帽子にウインドジャケットという姿で通した。でもビーサン焼け跡の残る足は帰国しても今なお、くっきり、はっきりとしている。

バーベキュー奉行

2007-02-26 22:51:50 | ニュージーランド研修
ニュージーランド研修の楽しみの一つにホームパーティーがある。クラブ関係者の家に招待され、バーベキューなど楽しむことだ。バーベキューはラム肉やソーセージなどを専用の台で焼く。そのバーベキューをここ4年ほど体験しているが、あることに気がついた。それは肉を焼く係はどこの家庭でも必ずお父さんである。すなわち男性が仕切っている。日本では鍋料理となると必ずオヤジが仕切る。いわゆる鍋奉行。何か、これに似てないかい?となるとニュージーランドのオヤジたちはさしずめ「バーベキュー奉行」ではないか!!。と密かに私は名付けた。五輪メダリストのセラーズさんだって必死に焼いてくれた。かくして私はNZの文化としてのバーベキュー奉行を発見したと一人ほくそ笑んでいる。
写真は昨年、日本(宮古)に訪れ我が家にホームステイしたサム少年の家に招待され、ホームパーティーを楽しんだ時のもの。サム一家は4人家族。同行したスチュワートや、大人の研修メンバーたちとの記念写真である。

サマータイム

2007-02-25 22:27:26 | ニュージーランド研修
本日は写真リポートで。
ニュージーランドはオークランドの夕暮れ。夜9時。海の黄昏です。風の音、波の音がやさしく響き、セーラーたちの心を和ませる。サマータイムに身を委ねた至福の時間。誰もが海に還る鮮やかなシーン。「サマ~タイム~♪」とあの名曲が聴こえてきそうだ。

NZのカラオケ

2007-02-23 22:26:08 | ニュージーランド研修
オークランドにもカラオケボックスはある。店はほとんど中国人が経営している。毎年、向こうのメンバーが私たちを連れて行ってくれる。今年も昨年と同じカラオケボックスに行った。イギリスやアメリカの外国の歌が中心ではあるが、日本語もある。しかし、この日本語がくせもの。あれはたぶんコピー製品なんだろうと思う。歌もほとんどマイナーな曲ばかり。歌手は知っていても知らない曲ばかりである。しかも日本語の表記、とくにひらがなが変で、文章にもなっていない。そんな日本の歌をなんとか探して歌った。向こうのメンバーたちも歌が好きで、いつも最後に一緒に歌うのはロッド・スチュアートの「セイリング」である。今年もこの歌で確かな絆を確認してきた。

スーパー14ラグビーを観戦

2007-02-20 17:07:18 | ニュージーランド研修
今夜は送別会。今のうちに何か書いておこう。今日は持病の結石が出たみたいで調子が悪い。疲れが溜ると時々痛み出す。痛み止めを飲んで、今夜の送別会に備えよう。

さて、今回はラグビーの話。ニュージーランドはオールブラックスに代表されるようにラグビーは超人気スポーツ。今回の訪問の際にはぜひ本場のラグビーを観たいとリクエストしておいた。2/2がちょうどスーパー14の開幕にあたり、オークランドでは地元ブルースとクルセーダスの試合が行われる。そのチケットが手に入り、スタジアムのイーデン・パークに出かけた。収容8万人のスタジアムでよくテレビで観ていた場所だ。かなり広くてデカイ!!開始1時間前に到着。席はかなり前のいい所である。ビールとポテトを買ってスタンドに座る。続々人が集まってくる。観戦は我々の研修メンバー9人のほかに、研修受け入れの関係者もやってきた。総勢15人ちかくのメンバー観戦となった。フィールドではアトラクションのモトクロスショーやバンド演奏でかなり盛り上がっている。地元ブルースのファンが大勢詰め掛けている。クルセーダスファンも近くにいる。いやがおうにもテンションが上がる。我々も次第にブルースファンに同化してしまった。この対戦は日本のプロ野球で言えば巨人、阪神戦の超人気カードみたいなもの。両チームともNZ代表のオールブラックスメンバーを出している実力チームでもある。クルセーダスは昨年のチャンピオンチームだ。しかし、今回、代表選手はワールドカップに備えるため開幕戦から何試合かは出場できないという。それでも層が厚いNZ。試合は随所に見ごたえのあるプレーが展開された。ブルース選手がラインを突破すると全員が歓声を上げ立ち上がる。我々も一緒に立ち上がる。今度はスタンド内のウェーブが始まる。我々のところにもその波がやってきて、次に新しい波を送ってやる。日本のラグビーではこうした光景は見ることがない。だから前後半の40分はあっと言う間だ。トライが決まったら大変な騒ぎになるのは言う間でも無い。反則も少なく、プレーが途切れないから見飽きることはない。日本人のプレーとは全然違う。もちろんロスタイムなどなく時間通りにサイレンがなる。ハーフタイムショーも楽しい。チアリーディングやブルースのマスコットがパフォーマンスを繰り広げる。試合は地元ブルースが34対25で勝利。試合後のスタジアムの回りのパブでは祝杯や歓声をあげる人々で賑わっていた。我々も興奮覚めやらぬ夜だった。