ニュージーランド研修の中で一番冷や汗ものがクルーザー研修だった。研修4日目はディンギーからクルーザーに移行。骨休みも兼ねてクルージングという事だった。目指すはランギトト島の南側にある何とかいう島(名前忘れた)。ここには昨年も上陸したが北側の岸だった。今回は東側の浜辺を目指す。ところが当日は朝からオークランドは強風が吹いている。湾は白波バンバン、ウサギが飛んでいる。ハーバーのヨットのリギンはカシャン、カシャンとうるさく鳴っている。「これはやばいな~、今日は無理だな~」と思っていたが、本日のスタッフのブレットは「ダイジョウブネ、モンダイナイネ」なんていいながら、出港の準備をしている。ハーバーにはクラブスタッフもいないし、風速も確認できない状況だ。日本ならハーバーマスターが絶対無理という強風である。私でも中止にする。湾を見渡してもどこにもまだヨットはいない。コーストガードなどには連絡はいいのか?不安がいっぱい。ブレットは目指す島はブランケットになっているので、そこまで行けば楽しめる。自分はトーネードでそこに向かうから、そこで合流してトーネードでのセーリングをやろうという。「マジすかっ?トーネードもやばいんじゃない?」と思ったけど、もう行くしかない状況だ。湾に出た。体感で20メートル近くに風があがっている。目指す島までは真ラン。メインセールだけにして帆走した。ヨットは27フィート。子ども4人、大人5人が乗船。しかし、クルーザーを操れるのは私とマークの2人だけ。このヨットのブームは鉄で出来ている。ジャイブでブームパンチを喰らったらアウト。ナチュラルにも気をつけ、とにかく慎重に行くしかない。マークにメインシートを預け、ティラーを握る。大きくローリングしながらも1時間半かけて島についた。ここまでは子どもたちも元気だった。ここの島陰で風を逃れて休憩してブレットを待ったが一向に来ない。電話も通じない。たぶん、あの風だ何かトラブルがあったんだろうな~と。案の定、午後2時頃ブレットから電話があり、やはりトーネードでも無理だった。途中で危険にさらされたので引き返したという。ガーン!!俺たちはこれから戻らなければならない。島から出ると、来た時よりもかなりの白波バンバン!うぉおおお~20メートルオーバーだぜい!!!この野郎!いきなりブローの塊が我々を襲ってくる。カメラマンのT氏は来る時はまだTVカメラを回す事が出来たが、帰りは絶対に無理だ。ジブはNO3にして、マークにメインのトリムを必死にやってもらう。スプレーは当たり前、砕ける波がデッキ上の我々を襲う。子どもたちにライジャケを着せ、キャビンの中に押し込む。大人はバラストとなってクローズホールドに挑む。タックしても横流れし、なかなか思うように距離をかせげない。いろんなシート類の調整など指示するが、他の大人にはなかなか出来ない。次第に中の子どもたちが酔いだし、吐きまくり状態になった。風は一向に弱くならない。目指す方向のスカイタワーが見えてくるが、まだまだ遠い。全員びしょぬれでただただクローズホールドに挑む。3時間経過、それでもまだハーバーには近づかない。アメリカズカップ艇が近くを帆走している。3ポイントのリーフだ。そりゃそうだ、この風だもの。しかし、意外とこのヨットも強い。なんとかハーバーが見えてきた。島を出てから4時間、やっとハーバーについた。午後6時である。全員放心状態。無事であったことが何よりの救い。陸にあがって食料と水を取る。全員の顔に笑顔が戻った。この時の水は本当にうまかったな~。そしてこのあとのビールが最高にうまかったのも言うまでもない!!
今日は休みなので更新している。しかし、始めてからまだ4日目なので使い方がよく分からない。写真を沢山載せてみたいし、ジャンル、カテゴリーもうまく出来ないでいる。でも、まっ、いいか!次ぎ行ってみよう!!
さて、ニュージーランドの話題に戻ろう。本日の話題は釣り。セーリング研修を終えた2/1は一日、アカラナ湾で釣りを楽しんだ。船は今回の研修受け入れで大変お世話いただいたレックス・セラーズさんの漁船に乗船した。レックスさんはロス五輪ヨットの金メダリスト、ソウル五輪ではブロンズの凄い人なのだ。現在はニュージーランドヨット協会長でもある。その息子のブレットは2年前に宮古に滞在、現在は兄のマークが宮古で高校生たちにヨットの指導を行っている。そんな関係もあってセラーズ家とは深いつながりをもっている。
アカラナ湾はオークランドの西側の大きな湾だ。ここで釣れるのはスナッパー。鯛である。イカとイワシをエサに釣り糸を垂れるが、結構すぐに食いつく。しかし、合せが早くないとエサだけを取られてしまう。時間が経つにつれ子どもたちも上手に釣り始めた。なかなか良い型のものがあがる。でも30センチ以下はリリースしなければならない。27,8センチくらいのものでもダメだ。せっかく釣ったのに~とリリースばかりである。そんな中、小生30センチ以上を釣り上げた。一方、日本から仕掛けを持って来たK氏。自分の仕掛けにこだわるあまりさっぱり釣れない。『おっ!いいなあ~」と他人の釣ったスナッパーに淋しく見とれている。スナッパー以外に私の竿に初めてみる変な羽根がついた魚が食いついた。名前は忘れたが、南洋系のエイリアンみたいな魚だった。結構でかかった。次にブレットの竿が大きくしなった。これまたでかい!!手応え充分すぎてなかなか魚影が見えない。『サメ?」という声に一同固唾を飲んで見守る。なんとサメはサメでもエイザメである。マンタの小さいようなやつで、座布団みたいなヤツだ。一同思わずびっくりである。でもこれもリリース。彼らにはあまり食べる習慣はないという。
さて、釣りも無事に終了。帰路の船上では早速釣った魚を刺身にして、たっぷりと味わったのです。そうして楽しい一日が過ぎました。
さて、ニュージーランドの話題に戻ろう。本日の話題は釣り。セーリング研修を終えた2/1は一日、アカラナ湾で釣りを楽しんだ。船は今回の研修受け入れで大変お世話いただいたレックス・セラーズさんの漁船に乗船した。レックスさんはロス五輪ヨットの金メダリスト、ソウル五輪ではブロンズの凄い人なのだ。現在はニュージーランドヨット協会長でもある。その息子のブレットは2年前に宮古に滞在、現在は兄のマークが宮古で高校生たちにヨットの指導を行っている。そんな関係もあってセラーズ家とは深いつながりをもっている。
アカラナ湾はオークランドの西側の大きな湾だ。ここで釣れるのはスナッパー。鯛である。イカとイワシをエサに釣り糸を垂れるが、結構すぐに食いつく。しかし、合せが早くないとエサだけを取られてしまう。時間が経つにつれ子どもたちも上手に釣り始めた。なかなか良い型のものがあがる。でも30センチ以下はリリースしなければならない。27,8センチくらいのものでもダメだ。せっかく釣ったのに~とリリースばかりである。そんな中、小生30センチ以上を釣り上げた。一方、日本から仕掛けを持って来たK氏。自分の仕掛けにこだわるあまりさっぱり釣れない。『おっ!いいなあ~」と他人の釣ったスナッパーに淋しく見とれている。スナッパー以外に私の竿に初めてみる変な羽根がついた魚が食いついた。名前は忘れたが、南洋系のエイリアンみたいな魚だった。結構でかかった。次にブレットの竿が大きくしなった。これまたでかい!!手応え充分すぎてなかなか魚影が見えない。『サメ?」という声に一同固唾を飲んで見守る。なんとサメはサメでもエイザメである。マンタの小さいようなやつで、座布団みたいなヤツだ。一同思わずびっくりである。でもこれもリリース。彼らにはあまり食べる習慣はないという。
さて、釣りも無事に終了。帰路の船上では早速釣った魚を刺身にして、たっぷりと味わったのです。そうして楽しい一日が過ぎました。
さて、前回に続いてニュージーランドの話です。今ニュージーランドの季節は夏!まぶしい太陽が降り注いでいます。でも紫外線が強く、日焼け止めクリームは欠かせません。私はしっかりと日焼け止めをして海にでる毎日でした。これを怠ると大変なことになりますよ。過去の派遣団でK氏、T氏、そして今回のI氏らは日焼けを通り越して大変な状態でした。
時差は日本より4時間早いです。通常は3時間なのですが、サマータイムを導入しているのでさらに1時間進めています。このサマータイムはとてもいいものです。夜9時まで明るく、人々は仕事が終わった午後5時以降、セーリングを楽しんだり、ジョギングやラグビー、サッカー、クリケットなどのスポーツを楽しみます。公園やビーチには多くの家族連れが訪れ、泳いだりバーベキューなどで思い思いに楽しんでいます。こんなゆとりのある生活には憧れます。ぜひ日本でもサマータイムを導入してほしいものですね。
滞在3日目の1/29はオークランドの創立記念日。湾内では多くのヨットレースが開催され、まさしく「シティ・オブ・セイルズ』(帆のまち)です。わが研修チームは記念レースのOP級に3艇、Pクラスに2艇エントリー。一日で四季があるといわれるほど激しい気象に翻弄されながらも全員が完走。成績は今ひとつでしたが、慣れない環境にどう対応していくかを学ぶことが出来、いいセーリング研修となりました。写真は急に曇った空模様の中でのP級のレースの様子です。次回の遠征では少しでも上位にくい込みたいものです。
時差は日本より4時間早いです。通常は3時間なのですが、サマータイムを導入しているのでさらに1時間進めています。このサマータイムはとてもいいものです。夜9時まで明るく、人々は仕事が終わった午後5時以降、セーリングを楽しんだり、ジョギングやラグビー、サッカー、クリケットなどのスポーツを楽しみます。公園やビーチには多くの家族連れが訪れ、泳いだりバーベキューなどで思い思いに楽しんでいます。こんなゆとりのある生活には憧れます。ぜひ日本でもサマータイムを導入してほしいものですね。
滞在3日目の1/29はオークランドの創立記念日。湾内では多くのヨットレースが開催され、まさしく「シティ・オブ・セイルズ』(帆のまち)です。わが研修チームは記念レースのOP級に3艇、Pクラスに2艇エントリー。一日で四季があるといわれるほど激しい気象に翻弄されながらも全員が完走。成績は今ひとつでしたが、慣れない環境にどう対応していくかを学ぶことが出来、いいセーリング研修となりました。写真は急に曇った空模様の中でのP級のレースの様子です。次回の遠征では少しでも上位にくい込みたいものです。
遅ればせながらブログデビューです。
ヨットをはじめ他のマリンスポーツなどそれらに関する話題を提供していきたいと思っています。活動の拠点は岩手県宮古市です。風光明媚な宮古湾をホームポートにいろいろと活動しています。
そんな宮古湾で沢山の仲間と遊んでいますが、実はつい先週まで、冬の宮古を離れヨットの先進地の一つでもあります、南半球はニュージーランドのオークランド市にヨット研修に行っていました。小学生から高校生までの5人を連れて真夏のニュージーランドを満喫してきました。子どもたちはホームステイで異文化交流も行いました。ヨットと言えば今年はアメリカズカップの年です。スイスのアリンギが防衛を果たすか、またまたニュージーランドがカップを奪回するのか楽しみなシリーズですが、そのニュージーランドのスキッパーである、ディーン・バーカーに偶然にも出会いました。なかなかのいい男でした。前哨戦であるオークランドカップも見ることが出来て嬉しかったです。
まずは、そんなブログの話題ですが、次回からニュージーランドのいろんな研修について触れてみたいと思います。
ヨットをはじめ他のマリンスポーツなどそれらに関する話題を提供していきたいと思っています。活動の拠点は岩手県宮古市です。風光明媚な宮古湾をホームポートにいろいろと活動しています。
そんな宮古湾で沢山の仲間と遊んでいますが、実はつい先週まで、冬の宮古を離れヨットの先進地の一つでもあります、南半球はニュージーランドのオークランド市にヨット研修に行っていました。小学生から高校生までの5人を連れて真夏のニュージーランドを満喫してきました。子どもたちはホームステイで異文化交流も行いました。ヨットと言えば今年はアメリカズカップの年です。スイスのアリンギが防衛を果たすか、またまたニュージーランドがカップを奪回するのか楽しみなシリーズですが、そのニュージーランドのスキッパーである、ディーン・バーカーに偶然にも出会いました。なかなかのいい男でした。前哨戦であるオークランドカップも見ることが出来て嬉しかったです。
まずは、そんなブログの話題ですが、次回からニュージーランドのいろんな研修について触れてみたいと思います。