みやこ海風だより

市議会報告からNPO活動、海を活用したまちづくり、文化創出のまちづくりをベースにしたつぶやきです。

いわて三陸ジオパーク

2011-02-02 16:43:47 | Weblog
本日(2月2日)、宮古市の浄土ヶ浜パークホテルで「いわて三陸ジオパーク推進協議

会」が設立され、それを記念した「いわて三陸ジオパークシンポジウム」が開かれ、そ

のシンポジウムに参加してきた。



推進協議会は県をはじめ沿岸地域の各自治体で構成されている。

ジオパークとは、地質・地形をはじめとする自然遺産を保全しつつ、地球科学や環境問

題を学び、地域の持続可能な社会・経済発展を育てる「地球活動の遺産を主な見所とす

る自然の中の公園」として、04年からユネスコの支援によりエリア認定が開始された

取組である。

我々の住む岩手の海岸は陸中海岸国立公園に代表されるように、素晴らしい景観を誇っ

ている。この地域は海洋プレートの沈み込み帯である日本海溝に面し、約5億年前の古

生代の地質体や、日本で初めて恐竜の化石が発掘されたように中生代の化石産地が数多

く点在しているほか、古生代、中生代のサンゴ礁等の化石が北上山地の石灰質や鍾乳洞

を形成している。

このような環境を、新たに「ジオパーク」として世界及び日本での認定を目指していく

ための協議会として本日スタートが切られた。

日本には世界認定が4エリア、日本ジオパークは14ヶ所ある。

沿岸地方は内陸地方との格差が大きく、地域振興が遅れている。

こうしたジオパークの認定を契機に、新たな地域振興への可能性が広がる。

ジオパーク構想にはかつて私も県の委員として意見を交わしたことがある

それだけに沿岸住民一帯となった「いわて三陸ジオパーク」認定に向けて

私たちも頑張っていきたい。