栄電気のココロ

栄電気の周りで起こる出来事を書いています。お客様との出来事や電気の事、江東区亀戸から発信しております。

中水道環境下における温水便座取り付け工事

2018年12月18日 19時32分26秒 | Weblog
中水道という存在は知っていても、実際に使われている環境を見た事無い方多いと思います。 

中水道・・・一度使われた排水を処理し、再利用する水道です。 

この用途は、トイレを流す水に使われたり、公園の散水などに使われています。 

人間には直接触れないようになっていますが、都営の集合住宅では時々この中水道が各戸に配管されています。

この環境下でもしかしたら?間違って温水洗浄便座を取り付けている方もいるかも知れません。

最近は何でも自分で施工する人が増えて来ましたらね。 

衛生的に問題ある中水道の水でお尻を洗うなんて! お尻の病気を経験した私からすると絶対やめて欲しい。
 

そこで、このブログで警告を兼ねて、どういう施工が正しいか解説します。 

中水道がトイレに配管されている集合住宅では、必ず上水道も配管されています。 

タンクに配管されているのが中水道。 

その左に別配管され、フタがされている配管が見えると思います。これが上水道です。 



温水洗浄便座はココから水をとらなければいけないのです。


作業としては、ここに止水栓を取り付け、それから温水洗浄便座の付属品を使い分水するという施工になります。 

こんな感じに止水栓を取り付けました。 



ここから通常通りの温水便座取り付け作業ですが、今回付ける温水便座は引っ越しで移設した古い機種です。 



止水栓のマイナスの部分(この名称が分かりません)を取り外して分水器を取り付ける仕様になっています。 

今はこの方式のタイプは無くなりました。



こんな感じで完成しました。 

古い機種なので近い将来は入れ替える可能性が高いと思います。 

そこで、今回はその時の為に、分水しやすいようにしておきました。 



入れ替える時は上のキャップから分水します。 

ちょっと先を見て作業するようにしています。 

お客様は引っ越してきて、中水道なので温水便座は取り付け出来ないのでは?と思ったそうです。

その悩みを解決してあげて、喜んで頂きました。 


このブログをたまたま読んで、あちゃー!! 中水道でお尻洗ってたよ!! 

そんな方が居ませんように。