吉田拓郎さんが実質的なラストアルバムを発売したとして、
何人の方が記事にしていまして、自分も便乗して
拓郎さんの記事を書こうと思っていたのですが、
意外にも拓郎さん関連の音源は持っていなかったです。
最近、連続でアニメ関連の記事を書いたから、いっそのこと、
何故か「魁クロマティ高校」のOPになった「純」の事でも
書こうかと思ったのですが、捻くれ者らしく暴投気味の変化球を。
バッドボーイズは、元々ビートルズのコピーバンドとして
話題になっていたようで、「アビーロード」のB面の メドレーも
演奏したという事で恐れ入ります。
そんな中、日本盤編集の「ミート・ザ・ビートルズ」を
ジャケから選曲までコピーしたアルバム「ミート・ザ・バッドボーイズ」を
発売します。そして同時発売のシングルが、吉田拓郎さんが作曲、
岡本おさみさんが作詞の「ビートルズが教えてくれた」です。
ビートルズが教えてくれた ( Live version) The Bad Boys - YouTube
この曲は拓郎さんが「伽草子」でも歌っています。
CDの解説によると、バッドボーイズを見て気に入った拓郎さんが
プレゼントしたとありますが、「伽草子」の発売が1973年の6月、
バッドボーイズのシングルの発売が同年10月。
それ以前にプレゼントされたのか、話題づくりのためのカバーだったのか、
その辺りの事情は分かりません。
アルバムの解説も拓郎さんが書いていますので、
売り出す気は合ったのでしょうけど、残念ながらヒットはしませんでした。
アルバム自体は、楽器等も可能な限り同じものを使用し、録音もほぼ一発録音、
16トラックのうち4トラックだけ使用し、ステレオで録音したものを
モノラルに変更するなどの徹底ぶり。ファンなら思わずニヤっとする事でしょう。
セカンドシングルを発売して(B面は小田和正さんの作詞作曲でした)
バッドボーイズは解散。ポール役だった清水仁さんは、
後にオフコースに参加します。
バッドボーイズのシングルはなかなかレアで見かけないのですが、
1989年発売の再発CDには、2枚のシングルがボーナストラックに入っています。
それ以後の再発では入っていないので貴重です。
しかしながら、音源自体に関しては、シングル含めて
ダウンロード販売しているんですよね。そういう時代なんですね。
拓郎さん以外でも井上陽水さんも引退するのではといわれてまして、
寂しい限りです。これも時代の流れですかね。