月の裏側〜reprise〜

捻くれ者が音楽を語ったらどうにも収拾がつかなくなった件。マニアックな作品紹介と自分自身の音楽関係の思い出話を中心に。

NO.285 ご無沙汰していました。

2024-12-24 09:23:58 | アラカルト

ご無沙汰していました。長い間留守にしてしまい、申し訳ありませんでした。

別の所で文章を書いたりしていて時間が足りず、全く顔を出さない日々が続いていました。体調が悪いというわけでもないのですが。PANTA、頭脳警察関連の作品レビューや日本のプログレに関する解説等を書いたり、音楽関連のエッセイみたいなものを書いていたりしていましたが、仕事が終わってからの短い時間を割いていたので、他の事が疎かになっていました。とりあえず一段落はつきましたので、リハビリを兼ねながら、少しづつ平常運転に戻していきたいと思います。自分が留守にしていた間も訪問者がいらしたようで、本当にありがたく思います。

 

今回は音楽ではなく、色々と親身にしていただいている方のデビュー作の単行本の紹介となります。

2024年12月22日、名古屋志段味図書館にて開催された虹乃ノランさんの『そのハミングは7』発売記念のトークイベント&サイン会に参加させていただきました。5月の創作ワークショップに参加以来の志段味図書館ですね。

虹乃ノランさんは、7~8年前から活動をなさっていますが、数々の受賞歴のある実力派の人です。この度、2作目の作品である『そのハミングは7』がカドカワから発売される事となり、イベントに参加させていただきました。
トークイベント、ノランさんはかなり緊張していたみたいですが、志段味図書館の館長さんやカドカワの担当の方の助力(軌道修正のツッコミ?)もあり、楽しいひと時を過ごさせていただきました。まだ発売されたばかりですので、ハミング関係のネタバレは無いのですが、お風呂で文学全集を読んでいた話や、就職していた時の売り上げトップになった時のエピソード等、大変興味深かったですね。

担当さんの話も、外国が舞台の、それも盲目の少年が主人公という難しいテーマをよくここまで物語に出来たと絶賛していたのが印象的でした。そして物語の中にも、ノランさんが実際に盲目の方と接した時の体験談も生かされているという話も。今回の出版で書き足したり削ったりと手が加わっているようですので、年末でまとまった時間がなかなか取れないですが、じっくりと読んでいきたいですね。サインをしていただいた書籍は大切にさせていただきます。

 



自分は話すのが苦手なタイプですので、上手く喋る事は出来なかったのが残念です。ネット上では、お互いに好きな猫の話とかで盛り上がるんですけれど。それはそうと、自分と関りがある人が、こうして出版に至るのは嬉しい事です。重版が続いて次回作も発売されていく事を祈願します。

 

なお、NAgoya BOOK CENTERさんでサイン本を扱っているとの事です。そして明屋書店今治本店さんから大量のサイン本の依頼があり、大プッシュしているとの事。もっと注目されていって欲しいなと思っています。

 

「そのハミングは7」虹乃ノラン [文芸書] - KADOKAWA

 

そして猫に関する珍しい曲を1曲。寺山修司さんが作詞、頭脳警察が作曲と演奏、そしてボーカルは『ビューティフルサンデー』で有名な田中星児さんという、どう扱っていいのかわからないような曲である『いじわる猫』を。しかもアシッドフォークみたいなイントロも異色です。