映画「エルヴィス」でキング牧師やケネディの暗殺の場面を見た数日後、
まさか令和の日本であのような事が起こるとは夢にも思いませんでした。
安部元首相のご冥福をお祈りします。
平和だと思っていたこの日本での事件にショックを受けています。
仕事中に訃報を聞き、頭に浮かんだのが、PANTAのソロの
最高傑作といえる「クリスタルナハト」、その最後を飾る
「オリオン頌歌第2章」でした。
「クリスタルナハト」は、PANTA&HALの3枚目に出す予定だった
アルバムで、その時は実現せず、スイート路線等の回り道をして、
結局、形になったのが1987年になります。
まだ天安門事件もベルリンの壁やソ連の崩壊も起こる直前の時代です。
「水晶の夜」の響きは聞こえがいいですが、
実際にはユダヤ人衝撃事件の事で、砕け散ったガラスがキラキラと
輝いていたからというのが由来らしいです。
そんな日本人には馴染みがないながらも、重いテーマに
PANTAは挑戦してきたわけです。
テーマが重いためハードな曲も多いですが、一気に聴けるだけの
パワーも感じます。そして時にはメロディアスな曲も。
歌詞は難解な用語もあったりしますが、時にはピカソの
「ゲルニカ」を思わす歌や、アンネ・フランクを思わせる
ような歌もあったりします。
そして「オリオン頌歌第2章」の歌詞が心に響きます。
ほんのわずかな支配者のために 消されていくのはやりきれないけど
おまえの体に宿した 未来の契りと思えば
日本を間違った道に歩ませないような後継者を望みます。
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