前回、GSの事を書いている時に、昔こういうのを買っていたなぁと
思い出したのが、食玩の「タイムスリップグリコ」のGS編でした。
一応、中にチョコレートが2粒ほど入っていましたが、当然メインはオマケです。
「タイムスリップグリコ」は面白い玩具が入っているシリーズもありますが、
CDがおまけについていたシリーズもあり、
これはグループサウンズを集めたものです。
発売されていたのは20年近く前ですが、スーパーの片隅に半額になって
売られていたので、何回かに分けて大人買いしたものでした。
(いつまでたっても残っていたので、買わないといけないと謎の使命感が…)
確か定価は300円ぐらいだったので、半額ならいいかなと。
箱を開けて出てくるのは、当時のシングルレコードを復刻した
8インチCDで、収録されているのはA面のみながら、
ジャケも忠実に再現されていますし、もちろん音源もオリジナルです。
ジャケ裏の解説とか歌詞も、注意書きとか多少加わっていますが、殆ど忠実に再現されています。
更に当時のレコードの中袋までしっかり再現されているとは
芸が細かいですね。ポイント高いです。
CDの方も、当時のシングルのレーベルを再現しています。
それに加えて、独自の解説書も付属しています。
食玩でここまでしっかり作ってあると集めたくなりますね。
ちなみにノーマルが12種類、シークレットが3種類でした。
種類は少なかったので、何とかコンプは出来ました。
301 ザ・タイガース「君だけに愛を」
303 ザ・ワイルドワンズ「想い出の渚」
305 オックス「スワンの涙」
307 ザ・ダイナマイツ「トンネル天国」
308 ザ・ジャガーズ「君に会いたい」
310 ズー・ニー・ブー「白いサンゴ礁」
そしてシークレット3種類。
303B ザ・ワイルドワンズ「想い出の渚」(別ジャケ)
選曲としては無難な方だと思いますが、やはりザ・スパイダースと
ザ・テンプターズは入れてほしかったなぁと。
許可が下りなかったのでしょうか?
後、寺内タケシさん関連は欲しかったかな。
個人的に嬉しいのは、ザ・ダイナマイツとモップスですかね。
特にザ・ダイナマイツは、大ヒットしたわけではないですが、
後に村八分で注目される山口冨士夫さんがいたグループで、
よく選んでくれたと思います。
(モップスとダイナマイツは同時デビューでした)
どちらかというと、メンバーの要望で録音し直した
アルバムバージョンの方がいいと思いますね。
機関車を思わせるようなドラムもいいですし、山口さんのギターも
こちらの方が勢いを感じますし、最後が「鉄道唱歌」を思わせる
リフがいい感じかなと。
モップスも好きなグループで、これは吉田拓郎さんの作品を
ロックアレンジにしたものです。自分にとっては、こちらが
馴染みがあって好きですね。
シークレットは「亜麻色の髪の乙女」もカバーがヒットしたから納得、
「シーサイドバウンド」もタイガースの人気を決定させた曲で納得。
でも「想い出の渚」のジャケ違いにするなら、
ゴールデンカップスの「銀色のグラス」とか入れてほしかったなと。
タイムスリップグリコのCD編には、青春のメロディー編の
第1弾、第2弾もあり、その辺りも探しておけばよかったなと
今更ながら思いますね。まぁそれは兎も角、
またカルトGSのCDとか発掘して、書いていこうかな。
洋楽の原点はGSがカバーした洋楽バンドや歌謡曲中に普通に馴染んでたニール・セダカのカバーです。
ビートルズの大ヒットと共に始まった英国バンドの米国進出のブリティッシュ・インヴェイションという一大ムーブメントをまとめて特集つもりです。
GSも洋楽のカバーも多いですが、意外とビージーズを取り上げるグループが多い気がします。
モップスもライブで演奏していますし、タイガースはビージーズから曲も提供されていますし。
それ以外にもリバプールサウンドやマージービーツとか
好きな曲も多いですので、記事、楽しみにしています。
すごい
こんな貴重な「タイムスリップグリコの食玩」
こんなすごいおまけがあったなんて
コンプリートされてるのですね。
それもすごくきれいなままで保存されてて
超貴重だと思います。
ザ゙・ダイナマイツの「トンネル天国」だけ知らない曲でした。
「たどり着いたらいつも雨降り」モップスVer
私も最初に聴いたのがこちらでした。
思っていたよりダブりが少なかったので、大金をかけた事はなかったです。
一度確認して箱の中に保存していたので、状態は悪くないです。
シミとか出来てなくてよかったなと。
ダイナマイツは、どちらかというとカルトGSの範疇に入るので、
何故有名どころに交じっているのかは謎ですが、
テンプターズやスパイダースが収録されなかったから穴埋めで採用されたかもですね。
ダイナマイツのギタリストの山口冨士夫さんは、
後にRSサクセションの「カバーズ」にも参加したりで、
忌野清志郎さんとも交流がありました。
山口さんのバンドのティアドロップスに清志郎さんが詞を提供していまして、
それが一部FMで放送禁止となり、それもきっかけの一つとなり
タイマーズの夜のヒットスタジオ事件が起こる事になります。