さくらお菓子教室 兵庫県豊岡市

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お父さん、ありがとう!

2024年08月19日 | 書き綴り

7月23日深夜、実父が逝去いたしました。84歳でした。

 

ゴルフと阪神タイガースが大好きで、若かりし頃から家業の鞄製造業に携わり、

40代で独立してからも家族を守り、母と一緒に私たち子供3人を育ててくれました。

 

とってつけたような優しいところはありませんでしたが、父なりに家族を大事にしているのは

幼き頃より感じていました。その優しさは孫である我が子達にもしっかりと伝わっています。

 

私は両親のことも好きだったし、豊岡という町も好きだったので、一度は都会に出たものの

自然と故郷に帰り、縁あって結婚。そのまま両親のそばで長い時間を過ごしました。

 

若くして親を亡くすのとは違い、年老いていく親をそばで見る切なさや重責は

似た環境の人にしかわからないものがあります。 

立場が違うと見えるもの、感じることも違うので、なかなかに表現しにくいけど、

ここ数年、両親に対しての想いは精神的にも肉体的にも(屋敷管理や雑務等多岐にわたり)

かなりつらいものがありました。(母はまだ健在です)

 

父は認知症となり、しばらく前から母のことも私たち子供のこともわからずでしたが、

結婚後もそばにいたことで、両親とは楽しい時間もたくさん一緒に過ごせました。

ゴルフも教えてくれたし、結婚して子供が出来てからも両親含めての

家族旅行もあちこちと出掛けたし、たくさんの思い出があります。

 

結婚式の時にもよくある「ここまで育ててくれてありがとう!」みたいな

挨拶もしたし、認知症になる前にコロナ禍で肋骨を骨折して「もしかしてこのままお別れ?」的な

入院の時も父の手を握って「お父さん、いままでありがとう!」って言葉を

一度はちゃんと伝えてあるので、悔いはすくないかな。

お葬式の時もかける言葉は「ありがとう!」しかありませんでした。

 

お骨になった父を見て改めて「あぁ、いなくなっちゃった・・・」と。

そしてまた日を追うごとに「心にぽっかり穴が」的な気持ちでしんみりと。

先日の柳まつりでの花火の夜は、家族揃って一緒に花火を見たな!

お盆には弟家族も一緒によくみんな揃ってBBQしたな!等々、

時間をおいても色々な思い出が蘇ります。

 

今は父の冥福を祈るのみ。大好きな父でした。

 

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