「バブルの時と全く違う」証券会社トップも好感触 日経平均が史上最高値を更新 “失われた30年”を脱却した?
2月22日、日経平均株価が史上最高値を更新した。
株をやってない人には「ふーん…。で?」って話かも知れないけれど、投資家の端くれの端くれのオレとしてはこれは嬉しいニュース。
オレはバブルで浮かれてた頃の日本のことは知らん。
だって中学生から高校生くらいだったから。
そして逆にバブル崩壊後の就活組だからまあ苦労はしたよ。
「失われた30年」とか言われているように、要はその頃から実質賃金は全然変わってませんよって話やん。
すなわち、経済成長がまったくしてませんって話やん。
それが日経平均株価最高値更新。
日経平均株価が上がると言うことは、日本の企業に資金が流れていると言うこと。
資金が流れていると言うことは、企業側もそれらを使って経営に回せると言うこと。
ええことやとオレは思うけどな。
昨日の毎●新聞なんかは必至にディスろうとしていたけど、まあ読んでて痛いだけだったね。
34年前の最高値を記録した時と、この前の更新した日の比較表までご丁寧に作って違いを説明。
要は34年前は世界の時価総額トップ10に日本企業がいくつも入ってたけど今回は1社も無い!
世界市場をけん引している企業が育っていない!
…と。
だから?
34年前の最高値を記録した時の世界の時価総額トップ10に入った日本企業を見て見ると、1位のNTT以外は
・日本興業銀行
・住友銀行
・富士銀行
・第一勧業銀行
・三菱銀行
・東京電力
…と、東京電力以外みーんな銀行。
しかも今、この中に当時のままの名前で経営続いてるとこある?
無いやん。
ぜーんぶ再編で変わってしもうてるやん。
こんな銀行ばっかりの歪んだ状態が果たして正常だったと言えるんか?
しかし日本ではアップルやマイクロソフトのような巨大IT企業が育たなかった!
例が極端すぎるやろ。
こういうとこと比べたらあきませんて。
こんなこと言い出したら「東大を首席で卒業したやつ以外はみんなアホ」って言うてるんと同じやで。
実感なき株価最高値!
そりゃそうでしょうよ。
昨日最高値を更新したから今日から生活が一変なんてまずありえない。
この株高が一時的なもので無いなら、実感できるのはどんなに早くても1年程度は先でしょ。
だって企業はこれから株式市場に流入した資金を使って会社を回していくことになるんだから。
そしてその後でしょ。
賃上げとかで実感できるのは。
例え世界の時価総額トップ10に日本企業が1社も無くても、日本の株価が上がると言うことは投資家にとってそれだけ魅力ある企業が日本に増えたってことでしょ。
別に巨大IT企業じゃなくてもええじゃないか。
今は「ESG投資」なんて言葉が当たり前のように使われるように、投資家は「儲かってるかどうか」だけで投資先の企業価値を判断してないの。
儲かってることはもちろん大事やけど、非財務の部分(環境(Environment)・社会(Social)・ガバナンス(Governance))も重視するようになってるの。
だから企業はSDGsに取り組むし、そういうところを投資家は見るようになっている。
そんな時価総額がどうのこうの言うてる毎●新聞さんの思考は34年前のころからまったくアップデートされてないんじゃない?
「日本をディスる」
それだけを社是に経営なんてやってちゃ10年後、毎●新聞さんを筆頭に紙媒体メインの新聞社なんて1社も生き残れないよ。
入院中オレも基本することが無いんで毎日株価を見てはちょいちょい買ってた。
新NISAの成長投資枠も今年の上限分が間もなく埋まる。
オレも投資家の端くれとして、日本経済の成長を信じつつ今後も投資を続ける。
オレはそうして行く。