「障害者=感動」は必須?24時間テレビの裏番組が話題
もう1週間経ったので言うても良いでしょう。
何を?
そう、今年もあの番組が行われましたよね。
ほら、あの黄色いTシャツの某チャリティー番組ですよ。
ま、26時間半ほどの放送時間の中でオレはトータル2分ほどしか見なかったけどな。
オレが見たときは生まれつき片腕の無い女子高生が佐渡からの遠泳リレーを達成し終えたところだったよ。
一緒に遠泳リレーした芸能人たちや水泳のオリンピック選手たちも「最後はみんなで一緒に泳ごう!」みたいな感じで岸に向かって泳ぎ始めるところからだったよ。
で、オレは思ったよ。
「相変わらず障害者を見せ物にしてんだな」と。
で、同じ日の夜7時。
NHKのEテレで、生放送でやってるこの黄色いTシャツの番組の真裏に、同じく生放送でまさにこの某番組に真っ向対立するような「バリバラ」って番組をやってたんですよ。
初めて見たけど、「これだ!」と思ったよ。
以下、番組ホームページより抜粋。
「感動するな!笑ってくれ!」というコンセプトで始まったバリバラ。しかし、いまだ障害者のイメージは「感動する・勇気をもらえる」というものがほとんど。「なぜ世の中には、感動・頑張る障害者像があふれるのか?」その謎を徹底検証!スタジオでは「障害者を描くのに感動は必須か?」「チャリティー以外の番組に障害者が出演する方法は?」などのテーマを大討論!Twitterで視聴者ともつながり、みんなで「障害者の描き方」を考える。
そうなんだよ。
どうして障害者を番組に描く中で、必ず「感動」とセットなのだ?
その答えの一つが、同じく番組で紹介されていた自身も障害を持つコメディアン兼ジャーナリストの故ステラ・ヤング氏の言葉。
小さな女の子が口にペンをくわえて絵を描く姿、カーボン・ファイバーの義肢で走る子供、こんなイメージが実に沢山あります。私たちはこれを「感動ポルノ」と名付けました (笑)。 あえて「ポルノ」と言っているのはある特定の人たちをモノ扱いして他の人が得するようになっているからです。ですからこの場合障害者を健常者のために利用しているのです。これらのイメージの目的は 皆さんを感動させやる気を起こさせることです。ですから皆さんがこれを見ると「自分の人生は最悪だけど下には下がいる。彼らよりはマシだ」と。
「障害者を健常者のために利用しているのです。」
まさにこれですよ。
結局行きつくところはここなんですよ。
言うてしまえば感動の押し売り。
引いては偽善なんですよ。
「自分の人生は最悪だけど下には下がいる。彼らよりはマシだ」と。
こういう本音を隠すために、無理やり感動ストーリーを描いているんですよ。
足の悪い障害者が自ら富士登山に挑戦したいと言ったのかい!?
片腕のない少女が本当に自ら佐渡から遠泳したいと言ったのかい!?
ダウン症の子供たちが自ら本当にパーフェクトヒューマンを踊りたいと言ったのかい!?
落語家はノーギャラでマラソンしたのかい!?
オレだったら健常者ながら、こんなことは絶対にしたくないけどね。
障害者だって普通に生きているんだよ。
そして普通に接して欲しいんですよ。
だから「可哀想ね」「頑張っているね」と言った目で見るのは失礼なんですよ。
ましてやテレビ局がそういう目で見るように「チャリティー」と称して「感動ストーリーをセット」にして押し売り(募金活動)するのはもっての外なんですよ。
しかも、大安売り感丸出しで。
ああ、これか。
これがオレがあの黄色いTシャツの番組に素直に感動出来ない理由だったんだなと、なんか漠然とした胸のモヤモヤが取れた気がしたよ。
「バリバラ」って番組を見て、障害者自身が語る言葉を聞いて思ったよ。
しかし、NHKも普通の女子高生を貧困女子高生として演出するような番組を作ってるかと思えば、某チャリティー番組に真っ向勝負を挑むような番組を作ってみたり。
なかなか面白い組織ですな
追伸。
こんなに毎年のように莫大なカネをかけて障害者チャリティーに力を入れているのに、今年はパラリンピックがあるにも関わらずあの局はそっちは中継しないのは何でだろ?
素直に感動を与えたいのならこっちの方が最適だと思うけどね。
(キレイ事を並べておいて、結局は世の中ゼニってことですかい?)
こういう局の姿勢も、オレがあの黄色いTシャツ番組を好きになれない原因の一つかも知れない…。
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もう1週間経ったので言うても良いでしょう。
何を?
そう、今年もあの番組が行われましたよね。
ほら、あの黄色いTシャツの某チャリティー番組ですよ。
ま、26時間半ほどの放送時間の中でオレはトータル2分ほどしか見なかったけどな。
オレが見たときは生まれつき片腕の無い女子高生が佐渡からの遠泳リレーを達成し終えたところだったよ。
一緒に遠泳リレーした芸能人たちや水泳のオリンピック選手たちも「最後はみんなで一緒に泳ごう!」みたいな感じで岸に向かって泳ぎ始めるところからだったよ。
で、オレは思ったよ。
「相変わらず障害者を見せ物にしてんだな」と。
で、同じ日の夜7時。
NHKのEテレで、生放送でやってるこの黄色いTシャツの番組の真裏に、同じく生放送でまさにこの某番組に真っ向対立するような「バリバラ」って番組をやってたんですよ。
初めて見たけど、「これだ!」と思ったよ。
以下、番組ホームページより抜粋。
「感動するな!笑ってくれ!」というコンセプトで始まったバリバラ。しかし、いまだ障害者のイメージは「感動する・勇気をもらえる」というものがほとんど。「なぜ世の中には、感動・頑張る障害者像があふれるのか?」その謎を徹底検証!スタジオでは「障害者を描くのに感動は必須か?」「チャリティー以外の番組に障害者が出演する方法は?」などのテーマを大討論!Twitterで視聴者ともつながり、みんなで「障害者の描き方」を考える。
そうなんだよ。
どうして障害者を番組に描く中で、必ず「感動」とセットなのだ?
その答えの一つが、同じく番組で紹介されていた自身も障害を持つコメディアン兼ジャーナリストの故ステラ・ヤング氏の言葉。
小さな女の子が口にペンをくわえて絵を描く姿、カーボン・ファイバーの義肢で走る子供、こんなイメージが実に沢山あります。私たちはこれを「感動ポルノ」と名付けました (笑)。 あえて「ポルノ」と言っているのはある特定の人たちをモノ扱いして他の人が得するようになっているからです。ですからこの場合障害者を健常者のために利用しているのです。これらのイメージの目的は 皆さんを感動させやる気を起こさせることです。ですから皆さんがこれを見ると「自分の人生は最悪だけど下には下がいる。彼らよりはマシだ」と。
「障害者を健常者のために利用しているのです。」
まさにこれですよ。
結局行きつくところはここなんですよ。
言うてしまえば感動の押し売り。
引いては偽善なんですよ。
「自分の人生は最悪だけど下には下がいる。彼らよりはマシだ」と。
こういう本音を隠すために、無理やり感動ストーリーを描いているんですよ。
足の悪い障害者が自ら富士登山に挑戦したいと言ったのかい!?
片腕のない少女が本当に自ら佐渡から遠泳したいと言ったのかい!?
ダウン症の子供たちが自ら本当にパーフェクトヒューマンを踊りたいと言ったのかい!?
落語家はノーギャラでマラソンしたのかい!?
オレだったら健常者ながら、こんなことは絶対にしたくないけどね。
障害者だって普通に生きているんだよ。
そして普通に接して欲しいんですよ。
だから「可哀想ね」「頑張っているね」と言った目で見るのは失礼なんですよ。
ましてやテレビ局がそういう目で見るように「チャリティー」と称して「感動ストーリーをセット」にして押し売り(募金活動)するのはもっての外なんですよ。
しかも、大安売り感丸出しで。
ああ、これか。
これがオレがあの黄色いTシャツの番組に素直に感動出来ない理由だったんだなと、なんか漠然とした胸のモヤモヤが取れた気がしたよ。
「バリバラ」って番組を見て、障害者自身が語る言葉を聞いて思ったよ。
しかし、NHKも普通の女子高生を貧困女子高生として演出するような番組を作ってるかと思えば、某チャリティー番組に真っ向勝負を挑むような番組を作ってみたり。
なかなか面白い組織ですな
追伸。
こんなに毎年のように莫大なカネをかけて障害者チャリティーに力を入れているのに、今年はパラリンピックがあるにも関わらずあの局はそっちは中継しないのは何でだろ?
素直に感動を与えたいのならこっちの方が最適だと思うけどね。
(キレイ事を並べておいて、結局は世の中ゼニってことですかい?)
こういう局の姿勢も、オレがあの黄色いTシャツ番組を好きになれない原因の一つかも知れない…。
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素直に感動を与えたいのならこっちの方が最適だと思うけどね。
激しく賛同します。
その通りです。
しかし、私はちょっとだけ違う視点がありまして。
その昔、父の親友が全盲って事もあって、いつも遊びに来てくれるその全盲のおじちゃんに私は「何をしたらお手伝いになる?」と色々聞いて色々教えて貰った。
そのお陰かは分からないけど、電車に乗ってきた白杖を持った方に声をかけ、肩を持って貰い空いている席に案内も出来る。
手話を勉強していた頃もあるので、病院で電話をかけてくれる人を捜していた聾者の方に下手くそながら手話で話しかけ電話を代理でかけたこともある。(今はメールやLINEが発達したのでこんな方はあまりお見かけしないけど)
前置き長くなりましたが、障害がある方々と話してて思うのは、この障害を知って欲しい。
もし手を貸してくれるなら、こんなことに困ってる。って事。
黄色いチャリティーとバリバラを比べて圧倒的知名度は黄色いチャリティー番組です。
感動はともかく(笑)障害のある方々は世界中沢山いるし、見ていて「こんな時困る」って話も配信している。
ついでにいうと、バリバラ。
私も何度か見たことがありますが、中身がディープ過ぎ。
身近に障害者が居る人向けなんですよ。
一般市民相手なら黄色いチャリティー番組でまず「世の中には色んな障害を持った方がいます」ってことをまず知って頂くきっかけになって貰えればと思います。
そこから心がけが変わる人も居るかもしれないし。
あ、別に、あの黄色いチャリティー番組が好きなわけではないですよ(笑)
長々ごめんなさい。
「世の中には色んな障害を持った方がいます」
そうなんです。
黄色いTシャツの番組が始まった当初はこういう「真面目に障害者を考える」番組だったように思います。
が、今はどうでしょう?
無謀とも思える挑戦?を障害者に強いて(と、あえて言う)「どや!感動的やろ!」的な演出。
もうウンザリですね。
中年マラソンのゴールが番組終了時間とほぼ同じになるように調整されてる時点で「ああ、この番組はすべての部分でそういう演出で成り立っているんだな」と思ってしまい、興ざめです。
障害者の方々もきっと、「障害者として」ではなく「同じ社会に生きる同じ人」として取り上げてもらえる日が来ることを望んでいるに違いありません。
今年に限って言えば、普通にパラリンピックを目指す方々を取り上げた方が素直に感動出来た気がします。
…て、もしそういうコーナーがあったのならすいません。
何せ見てないもので(汗)
私は24時間テレビの放映中一度も10チャンネルに合わせることなく過ごしました。
(平日は起きて直ぐに10チャンネルに合わせるのに~)
そして今年は誰がマラソンを走ったのかも知りません。
「バリバラ」って番組知りませんでした。
24時間テレビの裏で「検証!『障害者×感動』の方程式」というテーマをぶつけてくるなんて!
それも生放送だったんですね。
残念だったのは…再放送が9月2日でもう終わっちゃってますね。
黄色いTシャツの番組、誰が見てんでしょう?
少なくともワタクシの周りに話題にする人はおりません。
マラソンもいつしか定番イベントになってますけど、冷静に考えたらそんなに無理なペースで走ってませんしね。
番組のエンディングに合わせてゴールしようと思えばそうなるんでしょうね。
西村知美の時はマラソン金メダルレベルの選手が走っても間に合わない場所から間に合うという「奇跡」も起こしましたし。
バリバラの黄色いTシャツの番組の裏でぶつけてきた内容はYouTubeに上がっていますので、消される前にご覧になってみては?
昔の地方はチャンネル数が少なくて黄色Tシャツの
番組を見てましたが、ここ数年はみてないですね。
みてはいないのですが、youtubeで歌を歌ってる
部分は見ましたね。kat-tunとかですが。
マラソンは全然見てないのでわかりませんが
ノーギャラで皆さんがでて、寄付をきちんとしてるのであれば
少しは見直すとは思うんですけどね。
ギャラがでてますし・・・。
私もパラリンピック放送してくれたが感動しますよ。
これからですし、特にテニスが楽しみです!
あくまでもネットでのウワサですが…。
黄色いTシャツの番組が募金で得るお金は2億円から3億円。
方やスポンサーから得られる収入は22億円ほどあるそうですよ。
そのスポンサーから得る収入のうち3分の1を「ギャラ」として出演者に払うんだとか。
ちなみに、アイドルグループが多数所属するJ事務所のアイドルが総合司会なんかするとギャラは5,000万円ほど支払われるんですってよ。
これが「チャリティー番組」なんですからね。
どう考えても「障害者を売り物にして収益を上げている」ようにしか思えませんが。
今年はオリンピックで日本はメダルラッシュ。
日本中が感動しましたよね!
そして間もなくパラリンピック開幕。
放送すればきっと感動間違いなし!
…でも、チャリティーに熱心なはずのあの局は一切生中継なし。
スポンサーが付かないから?
じゃあやっぱり金儲け目的ってことやん。
障害者や地震などの被災者などの弱者の横にたって、「ふむふむ」と考え込む姿を見せれば、その人は「良い人」で知識人。
こういう偽善はもう止めてほしいですよね。
パラリンピック=スポンサーがつかないから一切中継なしですか。
ほんと、弱者を馬鹿にしてる。というか、おちょくってるとしか思えませんね。
え~さん、馬買えませんわ。(やば)
結局テレビなんて偽善ですよ。
少なくとも公平ではありませんね。
「演出」(やらせとも言う)で真実を捻じ曲げて放送することは多々あります。
黄色いTシャツの番組もそうでしょう。
作られた感動なんて、誰も感動しません。
でも例年結構批判が集まるのにもかかわらず辞めないのはよっぽど儲かるんでしょうね。
感動ポルノって。