7月1日はカナダの建国記念日カナダ・デイ(Canada Day)です。
アメリカの小学生がカナダの小学生に聞いたそうです。
Does Canada have a Fourth of July?
カナダの小学生の答えて曰く、
Yes, only it comes on the First !
アメリカの独立記念日Independence Day が7月4日(Fourth of July)であることは広く知られていますが、隣のカナダの建国記念日が7月1日であることは、私も恥ずかしながらケロウナに来て初めて知りました。ともに「独立」だ「建国」だと硬く言わず、アメリカの”Fourth of July”が一般的であるように、カナダでは”Canada Day”が普通のようです。
フランスの探検家Jaques Cartierがプリンスエドワード島やセントローレンス河口を発見してカナダ本土に上陸したのが1534年。後のフランスによるカナダ領有の基礎を築きました。北米大陸の植民地をめぐる英仏の戦いフレンチ・インディアン戦争(1754~1763)が欧州本土での七年戦争(1756~1763)へと発展し、敗北したフランスがカナダを英国に割譲して、200年続いたフランスの植民地支配は終わりを告げたのです。
英国支配が一世紀経過した1867年7月1日(明治元年ですね)に、後にカナダの憲法の基礎を成すConstitution Act, 1867が英国議会で成立し、カナダの政治の骨格がきまりました。この法律で当時三箇所に分散していた英領(Province of Canada, Nova ScotiaおよびNew Brunswick)が統合されてDominion of Canadaが創設される運びとなったのです。この創設をもってカナダの建国とし、7月1日を建国記念日とすることが1879年に法制化されましたが、当然のことながら当時の名称は英国色の濃いものでありました。これを1982年英国議会が決議したAct of Canada, 1982に基づく新生カナダにふさわしい呼称としてCanada Day(カナダ・デイ)に改めたのです。
カナダ・デイとは市民にとってどんなものなのか、町では何が起こるのか、どのように祝うのかをこれから町に出向いてチェックしてきます。次の便りが届くまでの間に、私がそうしたように、カナダに関して勉強しておいてください。
↓のサイトが俄か勉強には便利でした。厳粛なカナダ・デイに嘘はつけません。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%8A%E3%83%80