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とても素晴らしい写真と風景なのに、何て悲しくて、さびしい話なんだろうと思いました。
「富士山・屋久島・尾瀬」などと同じですね。
素晴らしい景色を直に体験してみたい!という気持ちはわかります。でも「自分だけ…」の人が多すぎるようですね。
ゆったりとした気持ちで美しい山を見ていると、山は「物」じゃなくて『生きているもの』と思い、『美しいお姿を見せていただいた』ことへの感謝の気持ちがわいてくるのですが…
「日本の百名山」は登山を志す人のバイブルです。北、南アルプス等の名峰以外にもそれぞれの地域でシンボルとなっている山々も取り上げております。それだけに人気もあり、百名山に人が押しかけます。その結果人がもたらす公害を自然が許容できる限界を超えてしまいました。
日本人はステレオタイプ型行動様式が多いようです。個人よりも集団をより重視する傾向に現れます。「○○さん、あそこへ行った」「うん、行ったとても素晴らしかった」この会話で集団の一員として安住を得るのです。いわば、「話題の共有」なのです。それは、仕事や、趣味等の集団でも同じです。幌尻岳への登山もその典型かもしれません。最近では手軽に行ける登山ツアーもあります。今年の7月には中高年の登山客らが死亡した北海道・大雪山系の遭難事故は記憶の新しいところです。こうした安易な姿勢が公害への無関心や遭難をまねいたりするのかもしれません。それと政府や企業の政策にもこれを助長している面もありそうです。「土日の1000円の高速道路」や休日の集中化なども一度に多くの人が押し寄せることになります。