さくらみこは本当に天才だと思っていて。
ホロライブの中でも、相当なPONをやらかしているけれど、それをネタとして消化できる強さを持っている。
完璧な人なんていないので、なんらかしかの失敗はするのですが、それを笑いのネタとできるあたりすごいなぁと。
多くのまじめな人は、失敗が続くと自分を責める。
失敗が続き、その責めが続きすぎると、自己否定を繰り返してしまい、鬱になる。
さらに委縮して今までできていたことができなくなってしまう。
私個人はどちらかといえば後者で、それを自覚しているからこそ、まじめに、失敗しないよう相当な下準備をする。
失敗をボケとして笑いに変えることもできるけれど、ごまかしがきくということでもある。
学ばなくなるし、周りの評価も「失敗しやすい人」となり、何もやらせてもらえなくなる。
自己向上意識も持たなくなる。
これも二元論で、完璧な人はいないのだから、誰しも何らかの失敗はするし、まじめにボケてしまったりもする。
新たなことに挑戦する人には、失敗はつきものだしね。
失敗しないということは、何もしていないということでもある。
山田花子や間寛平などの、ボケをメインとするお笑い芸人が、何もポリシーを持っていないか、何も考えていないかと考えると、それはないのだろうな。
確証がないのだけれど。
さくらみこの進行力や企画力を見ると、ボケさえも計算しているのではないかと思うときがある。
少なくとも対人関係の中での相手の立場や自分の立場を感覚で理解して、適切にふるまうなどの能力は高い。
ホロライブでも、星街すいせいは結構理詰めで人間関係を考える能力が高いけれど、より感情的な部分での振る舞いができるのはさくらみこであるともいえる。
宝鍾マリンは技術力、論理的、感情的対人関係能力が非常に高いと思う。
バランス感覚ともいえる。
毎日それこそ大量のコメントのやり取りをしていれば、それは鍛えられますね。
一視聴者より断然。
エロい対応をしつつ、しっかりと理性的な計算もしていますよ。
そりゃね。
人気が重要な稼業ですから。
ホロライブとにじさんじを比較する動画もあって、そのコメント欄で論争が繰り広げられているけれど、テレビで言えばチャンネルが違うぐらいのもので、どっちが好きか嫌いかはそんなに意味がないと思っている。
全く同じコンセプトで運営をして、市場のパイを奪い合うより、多様な方向性を模索して、成長と生き残りをかけていくしかないしね。
ホロライブの谷郷社長がもてはやされることが多いけれど、運営企画の主体は、どちらかというと友人A(えーちゃん)のほうが強いと思っていて。
ときのそらのサポートから始まって、初期段階から運営に携わり、思い入れが強くて実務肌であるところから、一番怒らせてはいけない人は友人Aだと思っている。
ホロライブリスナーは全肯定が多いとの批判もあったけれど、それはそうですよ。
さんざん大量のスパムが連投されたのだから、スパムを排除するシステムは機械的だけではなく、視聴者の文化意識にも深く影響をしているので。
ホロライブメンバーの団結力が強いのも、それはあるでしょうね。
国家イデオロギー 対 会社の対決構造の中、内部分裂しているわけにはいかないのだから。
それはともかくとして、花畑チャイカとホロライブメンバーとの絡みはあるのかなぁ。ないのかなぁ。
花畑チャイカのキャラクター性と、ホロライブのキャラクター性との維持の問題はすごくあると思うけれど。
実現するとある意味ビッグバンかな。
ライブパフォーマンスは大変です。
人の目の前で絵を描くなんて、ちょっと考えられない。
ライブではリテイクできません。
トラブルが起こったらその場で対応して修正する必要がある。
それを防ぐために、事前に十分な下準備をしておく必要があります。
パフォーマンスそのものの練習はもちろん、プログラムに時間割、編成や構成、他の人とのスケジュール調整。
時間前に到着してスタンバイしておくことも重要。
事前に準備しておくことがたくさんあります。
テレビ番組でも、収録は事前に時間をかけて、後から編集でつなぎかえればなんとかなる。
それはそれで大変だけれど。
生放送はそれができない。
時間が押しても巻いても(遅くても早くても)いけない。
失言があってもそれを切ることができない。
たった一言の失言で、出演者の謝罪や、引退、番組の中止など発生する。
怖いことです。
それを踏まえて、毎日配信するということは非常に大変だとわかる。
1時間のライブ配信に事前準備がどれだけ必要か。
人によって違うだろうけれど、一日丸まるつぶれる覚悟が必要。
そのようなことから、YouTuberで毎日配信するのがプロかと言えば、そうではないと思う。
事前準備をしっかりするために、数日かけて仕込んでいくことの方が重要だと考えれば、毎日配信しないという判断もあり得る。
体調の確保も重要。
かつてのテレビ番組で言えば、「笑っていいとも」を毎日何年も続けるということは、非常に大変。
そういう意味では、お笑いパフォーマンスも、その場でアドリブ対応する能力も必要だけれど、それはその前に何度も練習を重ねているからできることで、そんな簡単なことではない。
プロのクオリティを経験していない、知らない人から見れば、ただ遊んでいるだけだと思うのだろうけれど。