今は外に出なくても、スマホで天気と気温がわかりますが。
ほんの20年前の、2000年より前の携帯端末ネットのない時代には、よほど考えられなかったことです。
朝のテレビ天気予報や新聞を見忘れると、今日の天気がわからない。
もっともその天気予報も外れる。
すでに亡くなってしまった、養蜂をやっていたお年寄りに明日の天気を聞くと、
「そうさなぁ…」
と言いながら、見事的中させる。
蜂の活動は天気に左右されますから。
夜明け前のつゆに濡れたときに、蜂の巣退治をしたほうがいいと教わりました。
経験と感覚で天気を予測できていたのでしょう。
雲や風や体感気温や湿度。
さらにはもっと論理的な思考で。
第六感はあるとは思います。
認知できる五感以外の、「うまく説明できないけれど、なんかおかしいぞ?」という、経験や雰囲気で異常を感じる力です。
線状降水帯の予想精度を高めるために、東シナ海に気象観測装置を設置するという計画もあるようですが。
論理的には説明できないけれど、とにかく危ないから逃げようとか、生物が本来持っている本能的な危機回避能力を鍛えるというアプローチもあるのではないかと思うのです。
情報伝達能力が上がったから、早期避難もできるようになったし、死者行方不明者や被害状況の把握と救出や復旧復興も早くなった。
気象庁のスーパーコンピュータの気象予測精度を上げて、バック・トゥ・ザ・フューチャーのように局所的降水を秒単位で予測できるかもしれないけれど、気象は基本カオスな現象なので、短時間予測精度は高いけれど、長期間予測精度は低い。
時間的に近すぎると計算速度もあるし。
情報は便利だけど、生き物が本来持つ感覚も重要なので、体感を無視してはならないよなと。
基本オタクだけどそう思う。