禁忌？

ちょっと前、「宗教」という言葉は明治に輸入された"religion"に対する言葉として生まれたことを知った。

それ以前は何だったのか義理の父に聞いたら、
「それ以前は、八百万の神で、何でもかんでもありがたかったんだ。」

ガッテン！

じゃあ、日本人だろうがなんだろうが、クリスマスを楽しんでもいいし、仏教でなくても、彼岸参りしようがなんだろうが、構わないわけだ。

御嶽山が噴火してから、周りをよく見ると御嶽神社がいかに多いことに気づいたか。

山岳信仰かと思いきや、日本神話に出てくる国常立尊（くにのとこたち）が祀られているわけです。

日本の成り立ちとなる神が祀られている。

よく考えれば、日本神話によれば、日本はすべての神により成り立っている。

自然だって人だって。

だから何でもありがたいと祀って間違いではない。

葬式は仏教でも、初詣は神社でいい。

結婚式は教会式で、結納は日本式でもいい。

家を建てる前に、お祓いは神式でいい。

ハロウィンもクリスマスもバレンタインも、みんなめでたければそれでいい。

正月も旧正月も祝っていい。

仏教の宗派間の違いについて、目くじら立てて議論するより、「そういうのもありだよね。」と認めちゃえばいい。

ジャンボンてどうしてやるかわかんないけど、小銭撒くなら貰っとこう。

レノンが「想像してごらん 宗教がない世界を」って、かつての日本がそうだったわけじゃない？

「宗教が！」と言い出したから、意識するんであって、元々そんなものはなかったとすれば、カテゴライズするほうが変なのではないか？


私はお墓の前で 手を合わせています

だし、

お寺で除夜の鐘をついて、新年には、賽銭箱に小銭を投げて、
「今年もまた来ることができました。ありがたや。」

でも、全く問題ないと思っている。

生きてるだけで丸儲けなんだから、みんなありがたいことですよ。

おみくじ引いて一喜一憂できるのも、生きているからこそ。

本質を忘れて争っているのはどうかなと思う。

殆どの人はすべからく両親の性交のうえで生まれてるんだから。

ありがたや、ありがたや。

諦観

自分には、どうしようもない。
自分がなにをやっても無駄。
社会を統べるリーダーがちゃんとすべき。

どうにもそういう論調が嫌になってきたので、じゃあ自分でやってみれば？

と思い、大雪の際に雪かきに行ったり、会社のリーダーがおかしなことを言えば、直接違うと言ったり、東日本大震災の復旧作業に行ったり、母校の行事に関わったりした。

そこまでお前が関わる必要はないだろ？

経済概念では、全く無益だが、未来のためにやる価値があればやる。

諦めろ。他人のことは放っておけ。
お前自身をなんとかしろ。

それも尤もだが、やっぱり簡単に諦める奴に価値はないと思う。

簡単に諦めない奴が、歴史に残る。

俯瞰で見て、理性的になって大人になれと言われても、それが大人かといえば、ただのヘタレだ。

ベクトルは当面変えない。

BATHTAB ヒートン

MASTER キートン
高校の頃、めちゃハマってました。

模写しましたね。
キートンのスーツは、なかなか手に入らないトーンでした。

先日、風呂の栓のチェーンが切れたので、直そうとしたら、ねじ切れてしまいました。

アパートの管理会社に連絡すると、
「あーこれ、言っちゃうと申し訳ないですが、お金取る形になっちゃいますね。」
「そうなっちゃいますね。」
「私じゃ直せないんで、業者呼ぶ形になっちゃいますが？」
「ナルホド。部品代より人件費ですね。自分で直したらどうでしょう？」
「その方が安上がりだと思います。」

というわけで、ネットを調べると、その取り付け具は「ヒートン」と呼ぶらしい。

近所のホームセンターに電話をかけまくると、想定していたとおり、ないそうだ。
「とりあえず、うちの店に来ればボルトもナットもチェーンもあるから、来てみてくださいよ。」
行ってきました。

こんだけ買って700円ちょっと。

パッキンだけ流用して、組み立て直す。

取り付け穴から浴槽の水が漏れると、いろいろ大変だそうだ。
バッチリシールすんよ？
取り付ける。

引っかかるとなんだけど、自分一人使う限り問題ない。
チェーンの長さも十分。
頑丈にしたし（笑）

応急処置だけど、いけるっしょ？

Amazonにヒートンあるけど、ネジがM4か分からなかったんだよね。
メーカーに連絡しても良かったけど。

ホームセンター行けば何とかなると思っていたので、結果良ければすべてよし。


※後日談

なんかチェーンが錆びるなと思ったら、クロムメッキじゃんか！
ステンレスじゃないと錆びるよ！


買い替え。

ヒートンも裸で引っかかるとシャレにならんので、お取り寄せ。


結果、こんな感じに。


普通になっただけですが。

チェーンは無駄に強い。

リアル

「ゼロ・グラビティ」
なかなか素晴らしい。
よく出来た映画だと思う。
長尺で宇宙空間を漂う主人公を追う。

でもあることにふと気づくと、一気に興ざめしてしまう。

「トイレはどうしているんだ？」
人の生理現象の一つである排泄。
冗談ではなく、大変憂慮すべき大きな問題だ。
しかも密閉空間。
相当ヤバイ。

他にも長尺映画やドラマでも、銀行強盗の人質は、やっちゃうよねぇ。

大人なツッコミだと、
「いいんだよ。それはそういうことにしてるんだから。」
というのがある。

「アイドルはトイレに行かない。」
まぁ、そうだね。そういうことにしておこう。
だってアイドルなんだから。

idolは「象徴」「崇拝すべき偶像」という意味で、アイコンと同じで作り上げられた象徴や理想だから。

前記事に、
「虚構であっても生死はある。」
と記したが、間違いではない。

昔「あしたのジョー」で力石徹が試合で敗れ死んだときに、本当に葬儀が行われた。

アイドルの岡田有希子が自殺した際、連鎖的に自殺が流行してしまった。


そういうこともひっくるめて、
「じゃあ、そういうことにしておきましょう。」
と、明らかに間違っていることを許容することも、案外重要なことだったりする。

自分が生きている根本を全否定されたら、殺し合いになっても仕方ない。

それは幾多の宗教戦争や民族紛争が証明している。

めんどくさいな！

プロレスなんか、よく外国人選手が悪役レスラーでやってきて、倒されていたが、そういうことにしておくことも重要なんですよ？

北斗晶さんも、本当は悪役レスラーだったんだから。

そういうキャラクター設定。

任侠物の映画やドラマを演じる人が、実生活でも破天荒かといえば、そんなわけもなく、以外に質素で真面目な生活を送っていたりする。

政治家もまぁそうかな？


自分が生きている実感を得るには、死なないように、死にそうなことをしてもいいと思う。

100km歩いてみるとか。
富士山に登ってみるとか。

田舎だと問題だけど、都心なら一駅歩くとか。
近所のお手軽な山に登るとか。

なんでもいいから挑戦してみることだねぇ。

だって何もしないより生きている実感はある。

とにかく外に出て一歩踏み出せば、世界が変わる。
結果が出れば、より実感は出ような。

ボランティアとかは基本的には問題ない方法かな？

怒られるかもしれないけど、怒られるうちはまだマシだと思うんじゃないかな。

誰からも相手にされないより。

そういうことにしておこう（笑）

絶対

「絶対に！」

と頭につけて話す人のことを、私は信じない。

「ぜってー！」

でも同じなのだが。

私の座右の銘は、

絶対に絶対はない。

だが、これとて論理矛盾はある。

絶対はない。
絶対にない。

絶対はないことが、絶対にないのなら、絶対はあるよね？


ラップでdisrespectを「disる」と使うようになった、「侮蔑する」という意味の言葉。当たり前に使うようになった。

若い頃は、人を完全否定することは簡単だった。

でも、何らかの形で関わり合った人は完全否定できなくなってしまった。

少なくともその人は生きているし、生きていた。
虚構であったとしても、その人と関わったことは記憶に焼き付いている。

生を否定するのは、死ぬことを求めることだが、そんな人間は自分も含めて存在しない。

完璧な人はいないだろうし、もしそんな人がいたら全くもって怖い限りだ。

人でも、組織でも、同じ。


毎年発表される、ノーベル賞の内容をすべて理解することは不可能だと思うし、ギネス記録は塗り替えられる。

不可能と可能の境は、現在進行形で変わっていくし、そうなると絶対的基準も変わる。

全ては相対的だと考えると、基準点が消える。


そうやって歳をとったせいか、全否定も全肯定もできなくなってしまった。

頑張って悪役を演じたり、善人を演じたりしようとするものの、頭痛でやってられなくなる。

降参せざるを得ない。

自衛隊や警察機動隊や教習所の教官は、それはまた全力だと思う。
死んでほしくないから、鬼になれると思う。

やっぱり最大の敵は自分だと思い、でもまぁ今日のところは許してやろう。と一服する。

まだタバコをやめられそうにない（笑）