ささかのブログ

雑多な思考整理のためにブログを活用中。
自分が生きやすくなればいいと思うけれど、教祖になるつもりはない。

スイカゲーム

2023-10-11 14:33:31 | Culture
ある仮説の検証をするために、Nintendo Switchを買って、スイカゲームを入れてみた。

結論:運ゲームです。

ランダムに落ちてくる果物を成長させるわけですが、試しに場所を動かさずに、ランダムに選ばれる果物をひたすら落とし続けても成立します。
少しは余計な細かい果物を片付けておくと良いように思えるけれど、後ほど成長する可能性もあるので、片付けなくても良い。
運が良ければ点数が良いが、運が悪ければ点数は上がらない。

似たゲームがありますなぁ。
Vampire Survivors
方向キーでキャラクターを動かすだけ。
攻撃は自動。
やればやるほど経験値が増えて勝ちやすくなる。
アイテム取得の演出が派手だったり、敵を一掃する攻撃が快感である為、ハマる。

パチンコやパチスロのコンピュータ確率ギャンブルと変わらない。
パチンコで人が操作するのは、ハンドルだけ。
玉は自動で供給される。
当たった演出や玉の数は派手で多い方がいい。
自分が支配的にコントロールしている感じが得られる。

しかし、コントロールされているのは客。

スロットもボタンを押して当てれば良い。
当たる確率はほどほど低く、当たったときは派手な方が良い。
当たったときに快感を得られ、台を支配している感覚が得られる。

しかし、コントロールされているのは客。


実際世界でやっていることは、目と指先ぐらいしか動かしていないんですよ。
自己肯定感や幸福感を得られるけれど、「感」であって、実際には何も成していない。
時間と財力を奪われ続けているわけで、生産性の高いことはしていない。

ゲームとはそういうもので、そんなことに時間を費やすぐらいだったら、生産性の高い実質的な価値のある労働や、勉強して自分を高めるとか、運動をするなどした方が良い。
明らかに成長する。

いわば麻雀もしっかり分析すれば、そのようなギャンブルに類する。
学ぶことが多く、繰り返せばうまくなったような気がする。
当たれば高得点が得られて支配感が高まる。
現実的には、指先と口ぐらいしか使わない。

本来的にはゲームという娯楽はそういうもの。
カードゲームも、盤面ゲームも同じ。

頭の中だけで勝敗が決まる。
楽しみはあるが、生産性はない。

ところが、戦争でシミュレーションを用いるとなると、実際に人を殺して勝つことが目的となる。

自動計算機のENIACが作られた目的は、弾道計算シミュレーションを行って、敵の標的に弾を当てやすくするのが目的だった。

潜水艦ゲームを実際の戦争に用いようとしていたのが、アメリカだったわけですよ。


言ってしまえば、フィクション、ノンフィクションにかかわらず、小説や漫画などのの物語は、頭の中だけで成立する空想。


根本的には人が生きることに価値があるかどうかで言えば、価値なんてないとは思いますよ。

人の能力は生まれた場所や育った状況の環境的要因が大きいと思いますよね。

そこで何を得て、何を学んでいくかは、それこそ人それぞれですが。

親ガチャや上司ガチャなんて言いますけれどね。運ゲームです。

ひどい逆境に耐えてめちゃくちゃ成長することもあります。


それでも生物の基本本能である、「生存本能」を満たすためにはどうすればよいか?

生き残るために、死なない方法を見つけ出すのですよ。

それも行き過ぎると、やりすぎて自死願望を抱いてしまいます。


他の世界の他の価値観を知っていれば、行き詰まることなく、より良い方法に乗り換えることができます。

知らないとできない。

他の方法があると気づくことができるのが、人の想像力で、それまで無いものを生み出すこともできる。

その多様性は、想像空想物に多く触れて鍛える。


だから、現実と空想をしっかり行き来する必要があるんですよね。
考えたら実践する。実践したら考える。

疲れますよ。エネルギーも使います。
事故も怪我もする。

しかし、それをしないと成長もしないのですよ。
頭の中だけで考えても、非現実的な空想になるし、
現実だけ行っても、組織で動くコマや歯車としての役割から脱せない。

それぞれ実行して考えながら、物事を進めないと、そもそもしっかり学べない。

子供みたいな大人が大量発生しますよね。

recruit

2023-09-14 21:12:12 | Culture
リクルートは東京大学新聞の大学新聞広告社だったそうで。

日本の労働者は言いなりになっていると思いますよ。

なにに?
世論にです。

企業側の論理に都合の良い労働者に成り下がっています。

モダン・タイムスでこき使われる労働者から、何も学んでいない。

国家レベルで、勤勉たれと教育しまくっているわけで。

勤勉のトップが東京大学?

国家を動かすという意味では多く人を排出していますが。

受験勉強頑張って入るところじゃない。

物事の理論化が好きだとか、そもそも一般の人と会話のレベルが合わないから、そういうところに行かないとならない。

東京大学へ推薦されたことがあるんですが、なんだかそんな雰囲気を感じていたこともあって、断った事があったなぁ。

駒場寮があった頃に招待されて行ったことがありますが、魔窟だと思いましたねぇ。
学生自治というのはそんなものかもしれませんが。

東京大学学園祭に行って、漫画研究会で似顔絵書いてもらったりしました。

技術が特上ということはないです。
彼らは一般労働者として技能を上げることが主目的ではないのですから。


ただ最近は普通の人と会話を合わせるのがしんどいとか思うときもあって、そういった環境のほうが楽なのかなとも思ったりする。

実際は上位層にいれば、それはそれで色々と競争原理が働くので面倒だと思うけれど。
そういったことが面倒で避けてきたけれど、最近は避けれなくなってきた。

一般で突き抜ける生き方をどうすればやり過ごせられるか?を考えたりする。


まぁ、とにかくね。
国家や社会や企業の論理でアクセク働くなんてバカらしいとは思うんですが、やれることを見つけるとつい頑張ってしまう自分も居てですね。

バビロンの大富豪論理であれば、ある程度資本があるところに仕事はやってくるというのも実感としてあって。

金欠状態の人に大金渡して頑張れなんて、勤労奨学生でもなければやらないですよ。

日本国は奨学金さえ勤労のための枷にしますけれどね。

つまりは、カツカツの状態の人に投資するチャレンジャーはなかなかいない。

全部パチンコや競馬などの賭博に突っ込んで浪費されかねない。

知力財力が乏しければ、そういった一発逆転に賭けてしまうというのも、人なので。

堅実な選択をしにくくなる。


しかし、勤労以外に生きる手段がある。

つまり、大衆の上に立つ。
支配者になる。

自分の技能をチマチマと上げる必要はない。

世界中で繰り返されている歴史ですね。

かと言って、独裁者であればすぐに駆逐される。

長きに渡って支配するも、駆逐されない。
そういった支配者モデルは、ある程度できているわけです。

もちろん目立つので、凶弾に撃たれるなどといったリスクも発生する。

頭が悪ければできないですが、頭が良すぎても普通の人とはコミュニケーションできない。


そもそも自分が都合の良い暗黙のルールに従わされているかどうかは、客観的に自分や自国の文化を観察できる能力が必要になる。

広い視野を持つためには、日本語以外の言語を使いこなす必要がある。

そこそこ学がないとできません。
というか、それをやる気にさえならない。


私が学生時代の東京大学総長は、蓮實重彥氏だったか、日本語文章中にフランス語などあらゆる言語が出てくるので、読み進めることが困難だった。

IQが20違うと話にならないというのは、そういうことなんだろうなと。

優生思想

2023-09-09 09:51:33 | Culture
かつて欧米では、白人が優れていて、黒人やアジアの有色黄色人種は劣っているので、人権はないため、奴隷使役を行っても良く、人身売買を行っても良いとされていた。

全く持ってバカらしい思想だとは思わないか?
アメリカの南北戦争も奴隷制度の考え方の違いで起きていた。

イエローモンキーたる日本人も同様で、人権はなかった。

日本人としては、全くひどい考え方だとは思わないか。


ところが、日本国内では、日本人以外は人にあらずという考え方と扱いが続いている。

中国人は劣等人種。
教育が行き届いておらず、マナーもなく、作るものは全て安い粗悪品。
日本人の方が上なので、バカにして当然。人として扱う必要もない。

果たして本当にそうか?
元号「令和」が決まった際、中国は、
「中国の痕跡は消しされない」
と発表。

初めての日本の古典の万葉集からの引用。
しかし、元号と天皇制そのものが中国発祥であるし、そもそも漢字はChinese Characterと言われる、中国(漢)発祥の文字だ。
ひらがな・カタカナは漢字を崩してできた。

根底となる文字文化そのものが、中国の影響を受けまくっている。
血を引き継いで文化も引き継いだ孫が、何をイキっているのか?といったところ。

日本人にとっては韓国人も劣等人種だ。
反社会的勢力の根源であるから排除するべき。

中国人韓国人だけではない。
日本に亡命してきたあらゆる外国人は、差別されている。
皮膚の色の違い、骨格の違い、言語の違い。
それらが違うから人として扱わない。

技能実習生として借金させた上で低賃金で働かせ続け、辞めることも恋愛も結婚も情報通信も許さない。
もし、それらに反したら借金地獄の本国に強制送還。

朝鮮学校は学校とは認めないため、学費補助制度の対象外。

本国にいたら殺されるので亡命してきたのに、外国人収容所に閉じ込めた上、強制送還。逆らえば暴力で殺される。

「母国に帰れば暖かい家があるだろう?帰ればいいのに」という、日本人の現実国際社会への無理解。
帰ったら親に殺される子供のような状態が存在しないと思っている。だから気持ちもなにもわからない。

それが日本人の現実。


日本人は遅れている上に劣っている。
それが現実。

宗教と異世界転生

2023-09-02 07:38:58 | Culture
人は死を恐れる。

ブッダは死んだら肉体も精神もなくなる「涅槃・Nirvana」を説いたが、それでも人は死んでも精神は生きている、死後の世界を想像してしまう。

死んでも恨みがあるから幽霊・怨霊がいる。
墓にはかつて生きていた人が眠っている。
盆と正月にはあの世から現世に死者が帰ってくる。
天国と地獄は死んでも精神が生きている前提で成り立つ。

これらの想像が集まって、宗教となって集合知となった。
宗教は人の根源的不安に対する安心を得る欲求を満たすため、集団を支配する権力者に用いられる。
だから、宗教と政治は密接に絡み合う。

死を恐れるものの、死後の世界を想像しない動物には、宗教はない。

「無いものを想像できる」から、人は今まで存在しない新たなものを創り出すことができる。


異世界転生の物語が、小説マンガアニメで用いられる。

一般的なテンプレートは、一般企業に就職して毎日残業仕事をしていたが、ある日主にスマホを利用して前方不注意のトラックにはねられて、GMや女神などに、
「あなたは死にました。これから新たな能力とともに違う世界に転生してもらいます」
などと告げられて、RPGのような魔法やモンスターやエルフなどの存在する異世界で蘇る。
そして圧倒的なスキルで活躍する。

宗教における天国の想像世界に酷似している。


現実的に考えれば、現状に不満があるのなら、本来わざわざ死ぬ必要はない。

学校が嫌なら転校すれば良い。
会社が嫌なら転職すれば良い。
国家が嫌なら移住すれば良い。
組織が嫌なら抜ければ良い。
家族が嫌なら別れれば良い。

現状が不満なら、組織を変えるより、違う環境に自分を移し変えたほうが、圧倒的にエネルギーが少ない。

それができないのは、自信や能力が少なかったり、他人との和を重んじて遠慮があったり、他の世界を知らないため不安があるからなのだけれど。

自分が死ぬよりも、自分の生きる道を探したほうが、どう考えても生産的だと思う。

自分にそういった欲求があるが満たせない。
その不満が、異世界転生物語を生んで消費される現状なのだと考えている。

ちなみに日本以外の国は、国の外交施策によるものの、歩いて国境を越えれば違う国の文化圏に転生できるので、日本ほど異世界転生に憧れがないと考えられる。
つまり、わざわざ物語化するほどの特別性がない。


異世界転生は夢物語ではない。
どこでどんな文化でどんな人種で生まれたかなどは変えられる。

そう考えて、夢を夢で終わらせないように、地道に色々やっていますよ。

アイ フィール コーク

2023-08-30 11:36:56 | Culture
岡田斗司夫によると、コカ・コーラの原料は、元はコカインだった。
Wikipediaを調べるとそれらしき記述もある。

それは飲めばハッピーになりますね。

コカイン中毒の大本だった。

オリンピックゲームの協賛をして、アンチドーピングするとか、印象操作もしますよね。

JTが電子タバコ化を進めるのは、ニコチン中毒による消費を継続させることが事業運営の肝なので、体に悪いことがわかっていても継続させるわけです。
少しでもたばこ税を安くして、健康被害が少なく、匂いもきつくない電子タバコが売れたほうが事業運営は継続できる。
かつて参入して撤退した飲料水事業に手を出したりする必要もない。

ネットワークによりメディア手法が変わってきて、テレビ放送の意味が薄れつつある中、NHKが受信料を請求するのは、そうしなければ潰れてしまうからです。

テレビ離れは民放の広告減にも繋がります。

テレビに大衆を惹きつけられなくなって、消費行動をコントロールできないわけだから、広告を打つ意味もなくなるわけです。


テクノロジーによりライフスタイルが変われば、消費行動も変わる。常識も変わる。

一般知識も変わる。

当然流行っていた文化も流行り廃りで消えていく。

性的マイノリティーやナチスをお笑いのネタにできる時代ではなくなっている。

お笑いの体を痛めつけて笑いを取る方法はできなくなっている。

タピオカドリンクって、なんであんなに流行ったのかわからない。


自由経済主義が完全な正解とも思えない。
金が全てを解決するとは思えないのだけれど、今生活をするにあたっては最低限必要ではある。

日本はその金を働いて納税することが常識化しているけれど、長期的歴史や別の文化圏を見ると、唯一の価値観ではないと思う。

豊かさや幸せは金では測れない。

とはいえ、貧困でカツカツの状況で、ゆとりのある自由な発想ができるかという問題もある。

すべての行動に時間的、資本的、知識的、能力的な制限が存在する。

それを100%有効に活用できるわけではなく、失敗も計算に入れなくてはならない。

ただし何も計画対策せずに、浪費した上に損失を与える人もいるので、誰にでもそれらの資源を渡せるわけでもない。

本当の自由はそこにはないと考えている。
それはただの浪費ですよね。

多少の余裕がある中で、できることプラスαで付加価値が与えられると思う。

そんなことも過去の歴史で色々と議論されているんですよね。


ユーラシア大陸で非常に大きな国であるロシアは、ロシアの前には連邦国家さえなかった農耕民族だとか。

中国は文化大革命で内部権力が暴走して、モラルも文化も経済も崩壊してしまったとか。

キリスト教などの宗教は政治と密接に関係していて、シスターや教えは、反逆的でない従順な一般国民を作り出すために存在するとか。


日本国内で表の歴史だけをなぞってもわからないことは多いわけで。

知らないから幸せということもあるんですが。

表だけの騙されている知識を正だと主張しても、裏の裏も知っている文化からすれば、もっと勉強しなさいよとなるわけで。

そんな裏の社会的差別が、派遣問題と深く関わっているなぁとも考えています。


日本社会は平等ちゃうよ?