詳細なネタバレは、Googleを調べたらあったので、本当に気になる人はそちらを参照してもらうとして。
観てない人は読まないように。
映画の目的は、ジブリ映画をまとめる必要があったのだろうなと。
ジブリパークのためにも、ジブリ映画の総集編を作る必要があった。
スタジオジブリ体制を終わらせて引き継ぐためにも必要だった。
「君たちはどう生きるか」以前に、ジブリ映画は、宮崎駿にしても、高畑勲にしても、その他の監督にしても、どう生きるかがメインテーマだったわけです。
風の谷のナウシカは、惑星レベルの生態系の中での共生と、戦争の中での裏切りや戦略の中で生きる。
千と千尋の神隠しは、労働組合活動を踏まえたうえでの労働の中での自立。
もののけ姫は、そのものズバリ「生きろ」。
それらの要素を全て合わせて、ミックスダウン・マスタリングすると、「君たちはどう生きるか」になるのかと思う。
ぱっと一度見てすぐ理解するのは難しいと思う。
しかし上記は憶測で確証はない。
以下も、憶測で確証はない。
死んだ人が多い虚構の世界は、ジブリ映画の中での世界を言っているのだろうか?
必ずこの島に戻ってくる島は、島国である日本か?
13個の積み木を3日ずつかけて積み上げるという、計39は、「ルパン三世 カリオストロの城」を公開した39歳頃を示すのか?
わらわらの存在は、キャラクタービジネスも見込んでいるけれど、その定義は日本人の子供?
殺生を行えない人々は、プロダクト・アウトされたものを購入する一般消費者?映画作品を享受するだけの人も含む。もしくはプロダクトできないけれど、プロダクトに群がってその恩恵を享受する人たち?
宮崎駿は、人の暗黒面も知っている。
単純な人間讃歌ではなく、裏切りや人殺しといった人の裏の欲望も認めている。
単純に理解するな。
一意に信仰するな。
自分で行動して調べて考えて理解して自分の生き方を決めなさい。
突き放しているとも取れるけれど、そこに踏み出す一歩を後押ししているとも言える。
スタジオジブリ作品の幕引きのための総集編だとすれば、劇場公開作品というよりも、ジブリパークだけの公開作品にしたかったかもしれない。
それにしては上映時間も長かったし、費用もかかったから、広告無しで公開したとも取れる。
劇場公開を見て得た憶測です。
より具体的かつ深堀りした記事は出てくるはず。
それでも、得た情報は一度整理する必要がある内容だったということ。