毎日の落ち葉掃きに奮闘している 本店より
十月末、秋晴れの日に藍染め体験に行きました。
お邪魔したのは、夏にさしこうで作家展をして頂いた渡辺洋美先生のお家です。
家の周りには藍染めに使うタデ藍が沢山植えられていました。


工房の中には大きな藍瓶が二つ。


生きた染料と呼ばれるの藍の独特な匂いと、温かい空気が充満しています。
発酵を促すため瓶の周りを毛布で包み温度を保ってありました。
これは藍染めの染料の元になる『すくも』です。

私は前日、染める布に絞りのデザインをしてみようと丸い大小で型をとり
イメージしながら絞ってみました。


白い部分の多い丸
藍と白の割合
丸の中央部分を藍色に・・・
まず、布をしばらくお湯の中に浸け、布についているかもしれない柔軟剤などを落とします。

布に付いている化学物質が生きている藍に悪影響を及ぼすからだそうです。
いよいよ藍瓶の中に静かに浸けていきます。
どの部分も均等に染まるよう、指でゆっくりと丁寧に抑えながら二分間浸け、しっかり絞って上げます。

藍は酸化する事で発色するという特徴があるので、絞った布を空気に触れさせます。
この作業を繰り返すこと五回。
模様に濃淡を付けようと、二つの絞りをほどいて、更に瓶に漬けること二回。
手間と時間をかけながら残りの絞りをハサミで外し、最後に水道水で藍色が出ないようになるまで
何回もすすぎます。
ジャパンブルーのテーブルセンターが完成しました。

世界で一枚のオリジナルの作品です。
何だかうれしくなり、次回は帯芯を使ってランチョンマットとテーブルランナーに挑戦したいと思っている くーわんです。