新春初売りフェア最終日の 本店より
新春初売りフェアには毎日沢山のお客様が来店頂き、ありがとうございます。
いよいよ本日最終日となりました。
さて、我が家では、お正月明けよりじいじが一緒に生活することになりました。
年齢90歳。
足腰も弱くなり、この一番寒い季節に一人で生活していくうえで何かあったらと考えたからです。
床に座ることができない(座ろうと思えば座れるのですが立ち上がりが難しくて・・・)父に、椅子とテーブルを持ってきて、
我が家の狭い部屋でいい子にしてずーーーっとテレビを見ています。
そして私は「はいお茶」
「ここにミカンを置いておくよ。」
「こぼさないように気を付けて食べてよ。」
「薬を飲もうで。」 ・・・などなど
声掛け、気づかいで忙しくなりました。
先日の天気の良い日は、家の周りを散歩しようと誘い出したは良かったが
「知っている人のお墓が近くにあるので、お参りしたい。」
と言い出し、ほんのひと回りのつもりが私が付いて行くことになりました。
天気がいいとはいえ、じいじの歩幅と歩みの遅さで往復2時間。
日陰の風は冷たく、本当にじいじの付き合いは疲れます。
でも自分が行きたいと思ったところには、まだ頑張れる力があるのだなと感心しました。
普段、通ることのない道をじいじと歩きながら、空に目をやると雲が流れ、
田んぼのあぜには春の草がかわいい花をつけていました。
春はまだ先だと思っていたのに、思いがけない小さな小さな発見です。
こんなまったりした時間がないと目にとめることはなかったでしょう。
日々、イライラしたり愚痴を言いながらも
<母と同様に、父もまた、いつまでも元気なわけではないんだ・・・>
そんな思いを持ちながら、これからも父に寄り添い、日々大切に接するようにしていきたいものです。
まだ元気なうちに。
くーわんでした。