春の日差しの 本店より
朝はまだまだ寒いですが、昼間は穏やかな春の日差しになってきました。
少しずつ気分もウキウキと、何処かにお出かけしたいですね。
そんな気分もおあずけで、休みの度にバタバタしている くーわんです。
それというのも、築55年の実家を一昨年母が亡くなり、父も高齢になったため
弟夫婦が建て替えることとなったからです。
私の祖父母が建てた家ですが、亡くなって40年もの間、父母が一つ一つ好きなものを集めたり、リフォームして暮らしやすく手を入れながら楽しんで来た家です。
押入れを、物入を、洋服ダンスを、食器棚を空けながら、もう何か月も前から少しずつ片付けを進めてきました。
その度に父が大事にしていた写真、使っていた物、母が集めていた布や手作りの品々、気に入って着ていた洋服の数々、
どれもこれも元気で暮らしていた思い出がいっぱい詰まった物ばかりです。
休みの度に実家に片付けをしに行き、とりあえず残しておこうと思った物は我が家に持ち帰り
思うようにはかどらない日々が過ぎていきました。
実家の建て替えを通して、祖父母、父母との新たな世代交代をひしひしと感じ
沢山の思い出は心に残し、数々のものは、父母がその時々で楽しんだものとして分別し処分し、新しい世代に移っていく・・・
これが流れというものだと感じつつ、新しい暮らしに目を向けて前に向く気持ちと思い出が遠ざかる寂しさを味わいました。
後10日程でいよいよ解体が始まります。
住んでいた人しか思い出すことのできない一つ一つの家族風景を写真に残しておこうと思います。
父が少しでも喜んでくれるかと考えながら・・・・
くーわんでした。