新緑のきれいな 本店より
くーわんのブログで時々登場するじいじ。
4月の内科検診では先生より「このお歳で、全く薬を飲んでおられず、数値もよろしい。この調子だと100歳まで十分お元気でお過ごしになられますよ。」とハナマルを頂戴し、人様からも「しゃんとしておられる。」とお褒めの言葉をいただきますが、いえいえ如何せん、九十歳です 。
先日ちょっとした事件が起こりました。
仕事帰りにスーパーに立ち寄っているとつれあいからの電話が・・・
「おじいさんが黙って散歩に出てしまってるみたいだけど、もう薄暗くなってきたのに帰ってこんで!携帯を何度鳴らしても出んし 。大丈夫かな~」
外は日が暮れようとし、車はそろそろヘッドライトをつけている7時。
大急ぎで家に帰りましたがじいじの姿はありません。
我が家で暮らし始めて4ヶ月が過ぎ、まだ迷うほどボケてはいないと思いつつ ・・・
どこかで転んで動けなくなったんじゃないか?
暗くなって帰る方向が分からなくなったんじゃないか?
悪いことが頭をよぎり、家の周辺を探し出して10分ほどした時です。
向こうの方から杖をついてゆっくり歩いて帰ってきているじいじの姿が見えました 。
歩幅もほんのちょっとずつの、ボツボツとした歩き方です。
本人曰く
「わからんようになるわけなかろうが。まだ言うほど暗くはないわ。
携帯は鳴ったりせんかったで。」
ようやく家に到着したのが7時20分。
そんなけろっとした言い草に心配していたぶん、腹が立つやら呆れるやら。
じいじとの付き合い方には気を抜けないと、改めて思ったくーわんでした。
こんな調子で毎日居眠りをしております。
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