こんにちは。
本店のyuです。
イラン紀行の話もかなり後半戦になってきました。
今回の話は6日目のこと、テヘランのガラス博物館とバザール内の絨毯ストリート編です。
クムからテヘランへ戻った翌日、アーブギーネガラス博物館へ行きました。
19世紀のイランとヨーロッパの建築様式が融合した外観はかなり美しいです。

建設はガジャール朝末期時代の1910年。国名がイランに代わる1935年まであと少しのところです。
ここには、紀元前400年~現在までのガラス細工品・陶磁器が展示されており、その中にはササン朝ペルシャ時代に、シルクロードを通じて日本にやってきた、「白瑠璃碗」というものも見ることができます。
白瑠璃碗というものは現在、奈良県奈良市の正倉院に収められており、ササン朝ペルシャ時代(226ー651年)に日本へ伝播したと言われています。
こんなところに、シルクロードを経た、日本とイランのつながりを見ることができました。

こういった壺や

18~19世紀にヨーロッパ諸国で造られたガラス細工などもあります。
鮮やかな碧は地中海ブルーといったところでしょうか。

このような土偶のような、動物の姿を模したものもあり、先史時代の遺産であるということです。

吹き抜けの螺旋階段がなんともゴージャスですね。ヨーロッパの源流を感じさせてくれます。
先史時代から現代までの歴史を垣間見たあとは、テヘランのバザールです。

とはいっても、今までの雑貨とか生活用品とか香辛料とかではなくて、絨毯メインの通りです。
テヘランのバザールの通りにはこういった、絨毯が集積されているところがあります。
中には正体不明のものも混じってますが、素朴で織りも緻密で染色も美しい絨毯は溢れています。

裏路地を進んでいくと..
オールド絨毯屋さんがありました。
ここでは、トライバル(部族)絨毯、コーカサス方面の絨毯など、多岐にわたってビンテージ品を扱っていました。
このレトロな感じが好きな方なら、夢の空間であること間違いなしですね。

一面絨毯です! イラン人は相手の目利き具合を見て商売します。
したたかで、近江商人のような一面を持つ人々と形容されます。

経年変化したグリーンと、周辺のボーダーのオレンジが良い味を出しています。
メインは生命の樹で、健康長寿を表現していますね。
オールドを見た後は、KALANTARI工房さんへお邪魔しました。
バザール内の地下へ続く階段を降りていくと...
中央のゴンバド(太陽の光彩模様)文様に、周辺が壁龕(へきがん)を表現した、正方形絨毯が目に入りました。
ナチュラルな部分と鮮やかな赤のコントラストが目を惹く作品です。
現地ではこの正方形の絨毯を「モラッパ」と言い、あまり作られない貴重な形状の絨毯です。
その他にも、トライバル系の絨毯を見て回りました。
数々の絨毯を見て、親日の人々に声を掛けられ、日本にはないエネルギーを感じました。
さて夕方からは、テヘランの某宮殿へ向かいます!
王朝時代の貴人の暮らしぶりを垣間見てきます。
vol.11へ続く~
さて、さしこう岡山大福店では・・・
今年もイランから届いたばかりのギャッベをご紹介!
色とりどりの美しくて使い心地のよいギャッベが勢揃いします!
中四国最大級800枚・大展示!!
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さしこう岡山大福店
『ゾランヴァリギャッベ・800枚展』
明日、10月2日(日)まで開催中です!
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こちらもぜひお越しください~!!
また10月7日㊎から、本店では・・・
今年もイランから届いたばかりのギャッベをご紹介!
色とりどりの美しくて使い心地のよいギャッベが勢揃いします!
中四国最大級800枚・大展示!!
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さしこう本店
『ゾランヴァリギャッベ・800枚展』
2022年10月7日(金)~10月16日(日)
※10月12日(水)は定休日です。
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を開催!こちらもぜひお越しください~!!
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