生活

とりとめもなく

猛暑の秋日和

2016年08月17日 22時29分59秒 | 映画
今日は台風が来るとか何とか言われていたが出勤時間にはもう去っていたので特に影響はなかった。あーよかった。しかしその後は気温がぐんぐん上がり、久々にもうダメーって感じの暑さになった。
帰ってきてDVDを観る。
小津安二郎監督の1960年の作品「秋日和」です。これはかなり面白かった。でも、私いままで何作か小津映画観てますが、観たような感じのやつだ。娘の結婚相手どうしようかってやつだ。
詳しい内容は説明するのがめんどくさいのでいつもお世話になっているMovieWalkerから引用↓

里見とんの原作を、「浮草」のコンビ野田高梧と小津安二郎が共同で脚色し、小津安二郎が監督した母娘の愛情を描く物語。撮影は「いろはにほへと」の厚田雄春。
亡友三輪の七回忌、末亡への秋子は相変らず美しかった。娘のアヤ子も美しく育ちすでに婚期を迎えていた。旧友たち、間官、田口、平山はアヤ子にいいお婿さんを探そうと、ついお節介心を起した。が、アヤ子がまだ結婚する気がないというので、話は立ち消えた。秋子は友達の経営する服飾学院の仕事を手伝い、アヤ子は商事会社に勤めて、親子二人郊外のアパートにつつましく暮している。たまの休みに街に出て一緒に過すのが、何よりのたのしみだった。母も娘も、娘の結婚はまだまだ先のことのように思えた。或る日母の使いで間宮を会社に訪ねたアヤ子は、間宮の部下の後藤に紹介された。後藤はアヤ子の会社に勤める杉山と同窓だった。土曜日の午後、間宮は喫茶店で、杉山や後藤と一緒にいるアヤ子を見た。後藤とアヤ子の間に恋愛が生れたもの、と間宮は思った。ゴルフ場で田口や平山に話すとアヤ子は母親への思いやりで結婚出来ない、という結論になった。秋子の再婚ということになった。候補者はやもめの平山だった。息子まで極力賛成されてみると、平山もまんざらではない。秋子を訪ねた田口は、亡夫への追慕の情たちがたい秋子にとっても再婚の話はもち出せない。アヤ子を呼んで説得したところ、アヤ子は母は父の親友と再婚するものと早合点して、母と正面衝突した。アヤ子は親友の百合子に相談した。百合子は田口、平山、間宮を訪ねると、その独断を責め立てたので、三人もいささか降参し、アヤ子は、一時は誤解したものの、母の知らない話だと分ってみれば、和解も早い。これから先、長く一人で暮す母を思って、二人は休暇をとって、思い出の旅に出た。伊香保では三輪の兄の周吉が経営する旅館があった。周吉は秋子の再婚にも、アヤ子の結婚にも賛成だった。その旅の夜、秋子は娘に自分がこれから先も亡き夫とともに生きることを語った。アヤ子と後藤の結婚式は吉日を選んで挙げられた。間宮も、田口も、平山も、ほっとした。ひとりアパートに帰った秋子は、その朝まで、そこにいたアヤ子を思うと、さすがにさびしかった。

というお話だった。
いままで観た小津映画で娘の結婚話のやつは「秋刀魚の味」と「彼岸花」と、今日の「秋日和」なのだが、よく出てくるおっさん3人組、中村伸郎、北竜二、佐分利信、それに笠智衆が加わったり、そのうちの誰かが外れたりという組み合わせで別々の映画に出て来るのでもうどれがどれだか誰が誰だかわからんようになる。
デジャヴーじゃ。
このおっさんたちの会話がもうしょうもないというか、もしかしてこれ妄想の恋愛話でこんなに盛り上がって、まるで中学生では…と思った。そして原節子さん司葉子さん演ずる母娘がもう美し過ぎるのでおっさんでなくとも、つい、かまいたくなってしまうのであろう。司葉子さんは今でも綺麗なオバハンだが、この頃はもう、本当にお綺麗!親友役の岡田茉莉子さんも本当に可愛くて、最後の結婚式のシーンのヘンテコなヘッドドレスも素敵だった。

これは原節子さん。
こんな未亡人いたら、そりゃねえ…

それにしても今日は暑かったー
久しぶりに30度を大きく超えたような気がした。サーティワンアイス買って帰った。

ムフフー
コメント
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