名古屋で観た映画
「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」
これは4日前に観た「止められるか、俺たちを」の続編で映画の中では前作から10年以上経っている設定だから時代も若松プロも映画界のあれこれも様変わりしている感じ。
どういうお話かというと説明がめんどくさいのでいつもお世話になっておりますMOVIEWALKERから引用↓
1969年を舞台に若松孝二監督が設立した若松プロダクションを描いた青春群像劇「止められるか、俺たちを」の続編。1980年代、ビデオが普及し始め映画館から人が遠のきだす中、それに逆行するように若松孝二は名古屋にシネマスコーレというミニシアターを作る。熱くなることが恰好悪いと思われていた1980年代を背景に、映画と映画館に吸い寄せられた若者たちの青春を描く。若松孝二監督に師事し、若松プロダクションにて助監督を務め、「戦争と一人の女」やドキュメンタリー「誰がために憲法はある」などを監督、「男たちの大和」「止められるか、俺たちを」など数々の作品の脚本を手がけてきた井上淳一が、本作の企画・脚本・監督を務める。若松孝二を前作から引き続き井浦新が、シネマスコーレの支配人の据えられる木全純治を「天上の花」の東出昌大が演じる。
1980年代。熱くなることを恰好悪いとするシラケ世代が台頭し、ビデオの普及に伴い映画館から人々の足が遠のき始めていた。そんな流れから逆行するように、若松孝二は名古屋にミニシアター、シネマスコーレを作る。そして、結婚を機に東京の文芸坐を辞め、地元・名古屋でビデオカメラのセールスマンをやっていた木全純治を支配人に抜擢。若松に振り回されながらも、木全は持ち前の明るさで経済的な危機を乗り越えていった。そしてそこには、若者たちが吸い寄せられていった。まだ女性監督のほとんどいない中、金本法子は自分には撮りたいものなんか何もないと言いながらも映画から離れられない。映画監督になりたい一心で若松プロの門を叩いた井上淳一は、己の才能の無さを痛感しながらも、映画を諦めきれない。これからこれから、と木全が度々口にする言葉は、周囲を救った。涙も笑いも絶望も希望も、そこにはあった。
というお話でした。
名古屋にシネマスコーレというミニシアターを作る話?へー、そうなんだ。くらいにしか思ってなかったけど、名古屋に旅行するのは前から決めてたしこの映画は地元の映画館(こないだ1作目のリバイバル上映を観たStrangerというミニシアター)で観ようと思ってたんだけどよくよくスケジュールを照らし合わせてみると、当のシネマスコーレは名古屋駅の近くだし覚王山でハンバーガー食べた後にちょうどいい14時からの上映があるじゃないか…これは何かの運命だ。と思って行ってみた。
なんかさ…映画の中で東出くんが演じている木全さんらしきおじさんが、普通に出札でチケット売っていたよ!
発券機というのがないのか、はいこれ持っててねーと言って
この手作りカードを渡される。ロビーはないから道路で待っていると入場時間になりましたのでぞろぞろと入って行く。
で、映画のほうは主な登場人物はARATA演ずる若松監督と、彼にシネマスコーレを託された支配人の木全純治(東出くんです)そこに雇われる法子(芋生悠さんです)学生でありながら若松プロに入る井上淳一(杉田雷麟という男の子)という4人。若松監督はともかく、ほかの3人をメインとしているからなんとなくボヤケた印象になった感じ、1作目よりは。あとやっぱり時代が下ってゆるくなった。60年代のギラギラ感がないからそれはしかたないんだけどさ。
でもやっぱり若松監督面白いし、木全支配人も面白いし、なんせ自分がその映画館の中で観てるわけで、その事実が面白かったよ。
井上淳一さんというのは前作も今作も脚本を担当していて前作は監督は白石和彌だったが今回は監督もやっている。若松プロ出身でしかも福田村事件も脚本担当されてるそうで、そりゃ信頼と実績のある方だったんですね…
映画のなかでは↑こんな感じ
いま、実際はこれ↑
支配人がチケットを売ってもぎって誘導してパンフも売って、映画にまでなった人がワンオペしていて面白かった。