生活

とりとめもなく

はーばーらいと

2024年04月03日 23時59分00秒 | 読書
最近読んでた本
吉本ばなな「はーばーらいと」

昔はよく吉本ばななさんの本を読んでいたが、これはほんとうに久しぶりに読んだ。知らないうちに「よしもとばなな」表記から「吉本ばなな」に戻っている。
けっこう新しめの本なので内容とか見ずに借りたんたけど、読み始めてすぐ「なんだ若者の恋愛の話なんて今さら読みたくねえな」と思ったのだが(「ジュージュー」みたいな感じ?)そうではなくて、新興宗教から抜け出す話だった。
「新興宗教から抜け出す」それだけたったと言ってもよかろう。そして面白かった。
新興宗教が出てくる小説ってたくさん読んだことあるけどいいイメージで書かれてるの見たこと無いけど、たまたま私が読む小説がそうなのかな?素晴らしく書かれてる小説ってないのかな?その団体が出版してるのではなく、客観的に書かれたもので。

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天才とは…

2024年03月13日 21時59分07秒 | 読書
最近読んでた本
石原慎太郎「天才」
今年のはじめに目白の田中角栄邸が火事になったじゃないですか。その時に田中角栄邸って目白にあるんですね、あの人新潟の人じゃなかったか?みたいなことを思ったんたけど、私は田中角栄についてなにも知らないんですよ。
自分の記憶の中にある最古の現役首相は中曽根康弘で、当時ニュースなどで観る田中角栄は田中元首相と呼ばれていて、幼い私は「この人は田中(←姓)元(←名)という名前なのかー」と思っていたものだった。
彼がどんな人物なのかとりあえず手っ取り早く知ろうと思って読んでみた。
田中角栄の一人称で小学校から死ぬまでの身の上を独白のような形でつづっていた。でも本人ではない、石原慎太郎の筆によるものなのでたぶん本当に田中角栄を知ってる者にとってはなんか違うなと思うんじゃないか?
だって、本文の後にわりと長めの後書きがついてたけどその語り口が本文と同じだったもの。石原慎太郎にとっても晩年のほうの作品だし本人まるだしみたいなもしや口述筆記かも?と思ったりもした。「ありはしない」が多用されてるのと「…だが。」という文章の終わり方が気になるところであった。あとなんだっけな、もうひとつ「〜あるまいに。」みたいな終わり方も多かった。
結局のところ、この本では新潟の小卒の男がぐいぐいと度胸とハッタリと先を見る力と金とユーモアでバリバリと日本を発展させていくがロッキード事件で失脚し、首相に返り咲く気はまんまんにあったがそれは叶わず病に倒れて死ぬまでが描かれていた。
私が知りたかった肝心のロッキード事件はなんとなくしか書かれてなくて(慎太郎の世代の人は常識として知っているだろうしいいやと作者は思ったのかもしれないが)私は全然知らんので(そりゃ生まれる前ですし)それについてはまた調べてみようと思った。

今日は浅草のレモンパイ(店名です)のレモンパイ(商品名です)をたべたよ。

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こたつでアイス

2022年11月29日 23時32分30秒 | 読書
最近は本を読むのが遅くなり、ライトノベルなら簡単に読めるかしらと思って読み始めたのがこれ
コイル「無駄に幸せになるのをやめて、こたつでアイス食べます」
29歳の女性ふたりの共同生活をとおして幸せとは、仕事とは、なんなんか?というお話です。
幸せというのは人の数だけ、いや生き物の数だけあるのでこういう話は前向きであれば全て小説として成立すると思った。
ラノベなので文体とか文学的ではなく、なんかここもうちょっと他に書き方あるんじゃねぇかな〜みたいな部分はたくさんあったがそれがラノベというものなのだろう。
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沈黙のパレードの前に沈黙のパレード

2022年10月07日 23時59分00秒 | 読書
最近まで読んでた本
東野圭吾「沈黙のパレード

この1年くらいさ…本をほとんど読まなくなっちゃって、本当にイカンと思っていた。
沈黙のパレードが映画化されるにあたり観る前に原作を読んでおこーと思って読み始め、東野圭吾の小説って読みやすいから楽勝楽勝と思っていたのになかなか進まない(なんていうか、スマホに時間を吸い取られてしまうのだ)
とうとう映画を観ると決めた前日になってしまったがまだ半分しか読んでなくて、この日は覚悟を決めて後ろ半分を一気に読んだのだった。夜中の1時まで。
やっぱり読みやすいんだよね〜

23年前の少女誘拐殺人死体遺棄事件と、この度の歌手のたまごの女の子の失踪事件という2つの事件にからむ気持ち悪い男と、後にその男が殺されていったい誰が、どのように、という3つの謎をベースにした人間ドラマとミステリという感じです。
久しぶりに登場したガリレオ先生こと湯川学は准教授から教授になっていた。
話は面白いけどシンプルな驚きによる面白さじゃなく、なんかモヤモヤする。
わりと最近読んだ東野圭吾の小説はモヤモヤする終わり方が多い(個人的に)。

でも久しぶりに本読んだし、この調子でまた読んでいこ。

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漫画読んだり読まなかったり

2022年05月03日 23時07分42秒 | 読書
けっこう前に買った漫画や借りた漫画を読んだりしていた

ミステリと言う勿れはここ数年読みたかったんだけどズルズル読み逃していて、そのうちにドラマ化されることになって慌て読んだんだけどドラマになってない部分は先送りして読んでなくて、ようやく読み終わった…
こんなに時間かかるなんてもう私は漫画が好きじゃないんだなあ、たぶん
でも面白かった、とても。

私が見た未来は、30年くらいの漫画が震災とかの予言になってるということで最近話題になって復刊したらしい。
近所の床屋のおばちゃんが貸してくれたから読んでみた。
なんか、確かに、こういうこともあるんだなって感じの漫画だったなー
嘘ぽくはなくて、こういう人もいるんだなーて。
まあこの先に大災害があるんだとしてもどうすることもできないけどさ。
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そして、バトンはわたされた

2021年10月03日 23時59分00秒 | 読書
最近読んでた本
瀬尾まいこさんの「そして、バトンは渡された」

これは…!久しぶりにグイグイ読めた!しかもミステリ要素なしで、結末がどうなるのか気になってしまうなんて私にしてはめずらしいのだ。
主人公の優子は物心がつく前に実の母を亡くし、祖父母と実父と暮らしていたが小学生になると父は再婚し、若い母ができるのだが、やがて、実父はブラジルに赴任するということで日本にいたい優子と継母は父と別れ、その時点で優子は血の繋がる身内との縁は無くなり、さらに継母が再婚しまた新しく父ができて、さらに…みたいにどんどん家庭環境が変わって行く女の子の話なんだけど、それで家庭の問題でつらい思いをしました、とかそういうことは何もなくずっと大切にされるという話だった。
世の中では家庭環境が変わる、親が変わることでひどい事件がたくさん起きているせいかなんかそういうのもちょっとはあるのかなと思っていたけどなんていうか、代わる代わる親になる人たちが本当に優子のことを一番に考えてくれているというのが、ある種、斬新じゃない?こういう環境の小説=つらい話みたいに考えちゃってたからさ。
子供を愛して第一に考えるってだけでこうもうまくいくもんなのかねえ!でも愛さないでないがしろにするよりずっといいよね
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団の先生たちみたいだ。
今度映画が公開され、石原さとみちゃんとか田中圭さんが出るらしいが、特に田中圭がやるお父さんの役なんて小説の中でもほんとに田中圭がやってるみたいだった。
難しい言葉や文章じゃないのにこんなに面白いなんて…映画も楽しみだなー

あと唯一単行本を買ってるマンガも読んだ

なぜかみっちゃんにもらった靴下と一緒に撮っている…

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東京駅のひみつ

2021年09月05日 23時30分45秒 | 読書
最近読んでた本↓
風野真知雄「歴史探偵月村弘平の事件簿 東京駅の歴史殺人事件」

この作家のこのシリーズ、なぜか全部読んでるんですが、そんなに面白くないんだよ!は?みたいな展開多いし、今回のも文庫書き下ろしなんだけど書き下ろしてまで書くほどのもの?!って思うんですよ
でもなんかこの、のんきな感じが好きというか、好きかどうかわかんないんだけどのんきな感じが良いとは思う。
歴代首相のなかで東京駅で襲われたのが原敬と浜口雄幸なんですけど、その事件現場で殺人が起きる!
みたいな話で、それはなんか面白そう!って思ったんだけど、たいしてちゃんとした理由づけも無かったんじゃないの。
特に今回のはボンヤリした話だったわー
毎回なんか微妙な気持ちになるけど、読んじゃうのよね…

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平成くん、さようなら

2021年08月17日 21時15分00秒 | 読書
最近読んでた本
古市憲寿「平成くん、さようなら」

古市憲寿さんて私よく存じ上げないのだが、ズバズバ言うコメンテーターとしてとくダネ!ていう、小倉さんのフジテレビの番組に出てたのは知っている。ああいう人が書いた小説(芥川賞候補作)ってどんなもんだろうって気になってたので読んでみた。
安楽死が認められた現代の日本を舞台にしていて、でも実際は今それは認められていないからパラレルワールドの小説ということになるのか?
主人公はブブニャニャという国民的マンガの作者の娘でたぶんブブニャニャはドラえもんをモデルにしていると思われるが、この小説世界にはドラえもんも存在している。ブブニャニャの著作権管理で何不自由なく生きている。
そして平成を象徴するかのような人物平成くん(ひとなりくん)とつきあっているが、かれは元号が変わるタイミングで安楽死したいと言い出す、そして安楽死するのかしないのかという日々を描いている。
はっきり言ってこれはけっこう面白かった!へー、お金に困ってない人たちはこういう生活をしてるのかーというのがなんとなく知れたし、なんかいろいろな現代的なシステムも知れたし、生死について考えたり熱海に行きたくなったりいろいろ影響された。
10年後20年後に読んで面白いかどうかはわからないが

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未来

2021年07月21日 23時59分00秒 | 読書
最近まで読んでた本
湊かなえ「未来」

これ…面白かったんです…
でも…とても嫌な話で、全編全員いじめと虐待にかかわっているという(加害者と被害者)
内容が濃すぎて、面白いんだけど(本当に嫌な話だが)読むのにとにかく時間がかかる。
あらゆる伏線が張られ
1つ残らず回収され
嫌な嫌な話だがなんか、未来とか希望みたいなのが感じられるんですね。
人に薦められるような話ではないのだが。

お腹減った…




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愛なき世界

2021年06月26日 23時39分12秒 | 読書
最近本を読むスピードが本当に落ちて、このくらいの本なら3〜4日で読めるはず…と思って図書館でかりても結局延長させてもらって1か月くらいかかる。
1か月くらいかかって読んだ本↓
三浦しをん「愛なき世界」

というのは、愛とか感情とかなくても発芽し交配し子孫を残す植物たちのことで、それを研究している名門T大の大学院生の女性に恋をする洋食屋さん見習いの藤丸くんという男の子の話なのです。
藤丸くんは師匠の腕に惚れ込み頼み込み住み込みで円福亭で働いているのだがお店がT大の真ん前にあり研究室の人たちが来たり出前に行ったりで大学院生の本村さんに出会うのだが彼女はシロイヌナズナの研究に夢中で恋愛や結婚にマジで興味がないのだ。
興味ないとは言いつつも内心あわよくばと思っている人が世の中にはたくさんいるが、彼女は本当に興味がなく藤丸くんはフラれるのだが、結局はうまくいくのでは…と思いつつ読み進めたが…
結局も…
まあこれ以上は言わないでおきますけども、対象がシロイヌナズナであれ、料理であれ、好きでそれを極めたいと思っている気のいい連中というのは本当に気持ちがよいな!


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