本日は第230回名南将棋大会(弐)を開催しました。結果速報です。
弐のほうが人数が少なくなってきていて、部屋の大きさをどうするか考慮中です。
F級優勝
森七郎さん
G級優勝
松尾眞司さん、誕生日で優勝おめでとうございます。
H級優勝
原田一さん
加藤了さん
I級優勝
濱口峻大さん
J級優勝
永島孝則さん(写真追加)
優勝された方々、おめでとうございます。
参加された皆様ありがとうございました。
本日は第230回名南将棋大会(弐)を開催しました。結果速報です。
弐のほうが人数が少なくなってきていて、部屋の大きさをどうするか考慮中です。
F級優勝
森七郎さん
G級優勝
松尾眞司さん、誕生日で優勝おめでとうございます。
H級優勝
原田一さん
加藤了さん
I級優勝
濱口峻大さん
J級優勝
永島孝則さん(写真追加)
優勝された方々、おめでとうございます。
参加された皆様ありがとうございました。
負けましたが先手番升田先生の手を考えます。
第1問
指されてみればなるほど、の駒組です。
A 35歩 B 22角成 C 45歩
第2問
仕掛けはこの手から。
A 55歩 B 35歩 C 15歩
第3問
銀が死んでいますが、読み筋です。
A 52角 B 75同銀 C 34銀
第4問
残念ながら、ここで後手の大山先生に好手があります。
A 49角 B 66歩 C 57角
今日の棋譜20220730
1943年1月、大山康晴先生と席上対局です。昨日の棋譜から3年のブランクがあります。升田先生は内地でしたが応召されていていたのです。この3年は焦りばかりで将棋が弱くなっていたとか。大山先生は二段から五段へ。振り駒だったのでしょうか、升田先生(まだ六段)は先手番で(角を落としても大山先生が厳しいとされていたのに)、弟弟子に肩を並べられてしまいました。
升田先生の先手で相掛りです。
まだ中央を突き合う旧型です。
後手の53銀が遅くなりましたが、先後同型です。46歩と64歩はおとなしい指し方。
47金63金は現代感覚では疑問手に近いのですが、37桂65歩で先後同型を離れました。
升田先生は手損でも22角成同銀68銀。後手は33銀と上がりにくいから、壁銀で苦労するだろうと。
先手玉のほうが堅く、作戦勝ちでしょう。
31玉に55歩の仕掛け。55同銀には56銀、52歩、72角、52角などが見えますが、72角52角53歩同銀45桂63金同角成同角62金41角53桂成が正解で、先手優勢になります。
55同歩35歩75歩。攻め合いになりました。
75同歩56歩同銀まではいいとして、大山先生の55歩は打たない方が良いかも。
45銀(これで45桂と跳ねさせない効果か)39角、
馬を作っても角を合わされます。先手の48角では34銀から攻めるのも有力でした。
48同馬同金76歩。ここは68銀の一手に見えるのですが。
升田先生は76同銀75歩52角。鋭い攻め筋が浮かびました。72角に85銀同飛54銀でカウンターが決まって優勢だと。
62金85角成で銀が助かって馬もできた、はずなのですが。75銀や75馬と取るわけにはいきません。74馬73金65銀もおかしいから
86馬(76歩に64馬)ですが、86同飛。
86同歩76歩71飛。駒損だけど取り返せそう。
41銀81飛成で悪くないように見えるのですが。この59角の応対に困ります。28飛39角58金28角成59金もぱっとしないので、
38金66歩(好手)29飛。角を殺して優勢だと良いのですが。
67歩成59飛78と92角。両取りがあるのでした。92同竜同香は、後手玉が堅くて飛を渡すので自信なし。
91竜38角成の図は、金金銀と飛桂香の交換です。駒割りを互角と見ても、玉の堅さがずいぶん違います。先手が勝ちにくいでしょう。
69飛74馬
54桂52金71竜
63馬74角。53馬は52角成があるので
74同馬同竜73金。馬を消して先手の駒得と言いたいのですが、やはり玉の堅さが違います。
76竜58角。あ痛たた。飛を渡すとまずいのです。
67飛75歩66竜76金。それでも竜が残っていれば頑張れたのですが。
58飛66金58飛
47飛68飛57金38飛。後手の攻め駒は少なく、まだ頑張ります。
49飛成18飛47竜85角。37桂は見捨てて、攻防に角を打ちます。
37竜69香76歩。ゆっくり攻められて、64銀や73金も使われそう。
61角51金94角成75桂。升田先生の受けは、遠くから飛角で守ったり、桂香を使ったりします。大山先生の金銀使いとは受け方が違いますね。でも受けが難しくなってきていて
76角46竜(攻めの催促)42歩
42同銀同桂成同金上54銀84桂。後手の攻め駒は4枚になっています。2歩手に入れられたので、68歩同香67歩もありますし、85角86竜も88歩77歩同桂76歩もまずいです。
47歩26竜66銀
76桂同馬68歩同香67歩。67歩も57金も75桂も取れないです。
77玉68歩成まで。
升田先生は(最初に)戦争に行って弱くなったとなげくのですが、他の人が浮かばない攻め筋は見えているようです。でもちょっと無理で届かない。無難に収めていたら升田幸三らしくないですから、仕方ないのですが。
#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.60 棋譜ファイル ----
開始日時:1943/01/17(日) 00:00:00
終了日時:1943/01/17(日) 00:00:00
棋戦:席上対局
戦型:相掛かり
手合割:平手
先手:升田幸三
後手:大山康晴
手数----指手--
1 2六歩(27)
2 8四歩(83)
3 2五歩(26)
4 8五歩(84)
5 7八金(69)
6 3二金(41)
7 2四歩(25)
8 同 歩(23)
9 同 飛(28)
10 2三歩打
11 2八飛(24)
12 8六歩(85)
13 同 歩(87)
14 同 飛(82)
15 8七歩打
16 8二飛(86)
17 1六歩(17)
18 1四歩(13)
19 4八銀(39)
20 6二銀(71)
21 6九玉(59)
22 4一玉(51)
23 7六歩(77)
24 3四歩(33)
25 3六歩(37)
26 5四歩(53)
27 5六歩(57)
28 5二金(61)
29 9六歩(97)
30 9四歩(93)
31 5八金(49)
32 6四歩(63)
33 5七銀(48)
34 7四歩(73)
35 4六歩(47)
36 5三銀(62)
37 4七金(58)
38 6三金(52)
39 3七桂(29)
40 6五歩(64)
41 2二角成(88)
42 同 銀(31)
43 6八銀(79)
44 8四飛(82)
45 7九玉(69)
46 6四銀(53)
47 7七銀(68)
48 3一玉(41)
49 5五歩(56)
50 同 歩(54)
51 3五歩(36)
52 7五歩(74)
53 同 歩(76)
54 5六歩(55)
55 同 銀(57)
56 5五歩打
57 4五銀(56)
58 3九角打
59 2六飛(28)
60 7五角成(39)
61 4八角打
62 同 馬(75)
63 同 金(47)
64 7六歩打
65 同 銀(77)
66 7五歩打
67 5二角打
68 6二金(63)
69 8五角成(52)
70 8二飛(84)
71 8六馬(85)
72 同 飛(82)
73 同 歩(87)
74 7六歩(75)
75 7一飛打
76 4一銀打
77 8一飛成(71)
78 5九角打
79 3八金(48)
80 6六歩(65)
81 2九飛(26)
82 6七歩成(66)
83 5九飛(29)
84 7八と(67)
85 同 玉(79)
86 9二角打
87 9一龍(81)
88 3八角成(92)
89 6九飛(59)
90 7四馬(38)
91 5四桂打
92 5二金(62)
93 7一龍(91)
94 6三馬(74)
95 7四角打
96 同 馬(63)
97 同 龍(71)
98 7三金打
99 7六龍(74)
100 5八角打
101 6七飛(69)
102 7五歩打
103 6六龍(76)
104 7六金打
105 5七飛(67)
106 6六金(76)
107 5八飛(57)
108 4七飛打
109 6八飛(58)
110 5七金(66)
111 3八飛(68)
112 4九飛成(47)
113 1八飛(38)
114 4七龍(49)
115 8五角打
116 3七龍(47)
117 6九香打
118 7六歩(75)
119 6一角打
120 5一金(52)
121 9四角成(61)
122 7五桂打
123 7六角(85)
124 4六龍(37)
125 4二歩打
126 同 銀(41)
127 同 桂成(54)
128 同 金(51)
129 5四銀(45)
130 8四桂打
131 4七歩打
132 2六龍(46)
133 6六銀打
134 7六桂(84)
135 同 馬(94)
136 6八歩打
137 同 香(69)
138 6七歩打
139 7七玉(78)
140 6八歩成(67)
141 投了
まで140手で後手の勝ち