この形を覚えておけば、後手良しになる可能性が高いです。
65同歩は角を交換して67角でしたね。65歩を取らないとすれば、78銀66歩同角なのですが、
66同角同飛33角には77角くらいしかありません。
66角同角33桂
この図の評価値は-323で後手有利です。飛角交換だけでこれほど差がつくとは。もう少しAIの推奨手順を見てみましょう。36歩32金48銀24歩
先手の形勢が改善するとすれば、3筋の桂頭攻めだったのですが、すぐに35歩は36飛が両取りですし、後には23金と守る手があります。37銀72金77角54銀67歩
66歩を打たれて角筋が止まってはいけませんから、先手が67歩を打つのも仕方ないところです。52玉48金42銀56歩61飛
後手玉は左に囲うと77角の利きが嫌なので中住まいに。地下鉄飛車で21飛から攻める手を見ています。こういう構想でしたか。
戻って最初の図です。
先手はこの図を回避しなければなりません。38玉を58金左に替えてみましょう。
65同歩には88角成同銀45角
この図の評価値は-200で後手良しです。先手は67の地点と27の地点をカバーしなければならないのですが、それが間に合っていないのでした。
少し戻って
65同歩と取らないならば、38玉66歩同角同角同飛33角
77角66角同角33桂
先手陣はより飛の打ち込みに弱くなっています。