名南将棋大会ブログ 名古屋

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SS2-11 先手石田流に右四間飛車(4)

2024-02-13 | 基本定跡の研究

先手が少し急いで66歩を突いた場合は

後手は42玉とする前に62飛のほうが良いです。76飛に65歩と突けば

うまく仕掛けられます。65同歩には88角成同銀67角

79飛に42玉とすれば

これまで調べたのとほぼ同じ局面になるでしょう。なお42玉の所で54銀も悪くはないのですが、64角と打たれると同飛とせざるを得ないから少し損です。

戻って

先手が65同歩としないならば、78金が最善で、66歩同飛

66同角と取ると、同角22銀15角の王手に飛合いしかないから怪しくなります。42玉68飛32玉

力戦振り飛車になりました。評価値は-144の後手ペースです。どちらから角を交換するかで岐れますが、一例としては38玉に66歩

66同角は同角同飛55角67歩

66角同歩54銀

1歩損でも飛を持っている方が指しやすい感じです。

 

先手が居玉のまま石田流を急ぐと

後手は62飛としないで65歩を突くことになります。65同歩88角成同銀67角・・・はほぼ同じです。78金66歩同角には62飛

66同角同飛は銀取りになるから62飛を先に指しておきます。77桂54銀22角成同銀65歩

72金48玉33銀38玉

駒組に戻るのですが、AIの好みは44銀68銀24歩67銀22飛

向い飛車に転じて、25歩~35銀~26歩と攻めるようです。評価値は-120ほどの後手ペース。

今日の話が難しいと思えば、後手は65歩を突かずに62飛として77桂を待ちます。

後手に54銀とされる前でも、65歩の仕掛けを警戒して、先手は77桂と跳ねるでしょうから (48玉42玉38玉65歩は条件が悪くなる) 、ここで72飛とまわれば86飛

82飛 (74歩ねらい) 76飛72飛86飛・・・で千日手が仕方ないです。こんな序盤早々に千日手になるのですから、先手の石田流は破綻しています。

 

コメント
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